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高いお金を出して買うスノーボード。少しでも長く愛用したいですよね。スキー用品はそのまま来シーズンまで放置するとサビてしまったりして使い物にならなくなることも。そんなことにならないように、必要な正しいメンテナンスをご紹介します。

スノーボード(スノボ):日常的なメンテナンス〜ホットワックス〜

スノーボード(スノボ) メンテナンスス

 

スノーボードの下面にワックス掛けを施しましょう。

油分を多く含むワックスは、熱を加えることでよく伸びます。

ただでさえ寒く油が固まる季節に熱をもってワックスを伸ばし、ボード全体にムラなく塗りつけること。

これを、「ホットワックス」といいます。

ホットワックスの目的は2つあります。

  1. 滑走性能を高める
  2. ボード自体を傷みにくくする 

です。

 

滑走性能を高める 

ワックスをボード塗ることで雪の上を滑りやすくなります。

新品のボードだと表面も新しく摩擦なく滑ることができますが、何度も滑ることによってボードの表面に傷が付いたり毛羽立ちが目立ってきたりします。

これらによって雪とボードのあいだに摩擦が生じ、ボード本来の性能を生かしきれず、「前に比べて滑りにくくなった」ということに繋がります。 

 

ボード自体を傷みにくくする 

何度もワックスを掛けることで、ボードの内部にいくつものワックス層ができていきます。

この層が浅いと、ボード表面の傷からボードの内部に水が染み込み、ボードが腐るということにも繋がります。

このようにボードの状態を良く保つホットワックスですが、意外と実践できていないスノーボーダーもいます。

というのも、いささか手順が多く面倒臭いからです。 

 

ワックスの手順 

  1. クリーナーでボードの汚れを落とし
  2. ブロンズブラシで表面にある溝の汚れを取り
  3. ワックスを常温で塗り
  4. 熱源を手に持ってワックスを引き伸ばし 
  5. 乾いたら余分なワックスを取り除き
  6. ボアブラシで磨き
  7. ナイロンブラシで磨き
  8. 馬毛ブラシで磨き
  9. 磨いて出たワックスをファイバーテックで拭き取る

さすがに、ここまで完璧にやる方はほとんどプロの方ですが、全工程行うのには以下の道具一式がおすすめです。

TOKO   スキー スノーボード メンテナンス用 ワックス T8ワクシングセット
TOKO   スキー スノーボード メンテナンス用 ワックス T8ワクシングセット

 

 

スノーボード(スノボ):シーズン終わりのメンテナンス〜ボードをスッピンにしよう〜

スノーボード(スノボ) メンテナンス

 

ワックスがかかっているボードは、化粧している肌のようなもの。

シーズンも終わり、もうしばらく滑らない場合はスッピンにしましょう。

これまで定期的なメンテナンスではクリーナーでボードの表面だけ汚れを取っていました。

というのも、ボードの内側に水分が浸水して腐食を起こしてしまうからです。

ただ、しばらく滑らない間ずっとワックス浸しにしておくとワックスが古くなりボードの寿命が縮まってしまう可能性があります。

こういう場合には、クリーナーではなく、リムーバーを使用します。

 

 

リムーバーの使い方

  1. クリーナーや水拭きでボード表面を綺麗にする
  2. リムーバーをウエスに含ませ均一になるようにボードに染み込ませる
  3. 風通しの良い場所でしばらく乾燥させる
  4. 完全に乾いたら再度1度だけワックスがけをする

この作業は必ず屋外か風通しの良い場所で行いましょう。

ボードの汚れを根こそぎ浮き上がらせる溶剤の匂いが強烈なためです。

また、リムーバーは「化粧落とし」なので、落としたあとはしっかりワックスで保湿してあげると良いです。

 

スノーボード(スノボ):傷メンテナンス〜自分で直せる?〜

スノーボード(スノボ) メンテナンス

 

ワックスを完璧に掛けたからといって、すべての傷を防げるわけではありません。

雪の下から小石や土が出ていて、ボードが傷付いてしまうことは致しかたなく、その場合は、修復をすればいいのです。

さまざまなところで傷補修キットが売られていますし、実際使っている方も多いです。

自己修復する際には以下のものが最低限は必要になります。

 

リペアキャンドル

TOKO(トコ) スキー スノーボード 補修用 リペアキャンドル 4本入り
TOKO(トコ) スキー スノーボード 補修用 リペアキャンドル 4本入り

 

メタルスクレーバー

TOKO スキー スノーボード メンテナンス用 メタル スクレーパー 
TOKO スキー スノーボード メンテナンス用 メタル スクレーパー 

 

コルク

TOKO スノーボード スキー用 チューニング ワックスコルク
TOKO スノーボード スキー用 チューニング ワックスコルク

ラジアルファイル

TOKO  スノーボード スキー用 チューニング ラジアルファイル 300 mm
TOKO  スノーボード スキー用 チューニング ラジアルファイル 300 mm

 

しかし、慣れていないと大切なボードを破損してしまうこともあります。

傷がある状態で雪の上を滑ると、ボード内部まで水が染み込み、ボードが腐る原因にもなります。

そんな時には、リペア専門ショップに持っていって専門家に頼むのが1番です。

すぐショップに行けないときは仕方ないですが、基本的に傷メンテナンスは専門ショップに任せましょう。

来シーズン新しいボードを買うことを考えれば、メンテナンス代もそう高くはないです。

リペアショップごと、傷の状態によりますが相場は1,000〜10,000円程度ですむはずです。

持ち込む前に、問合せしておくといいでしょう。

また、スノーボードを楽しんでいる最中に補修した部分が再び破損することがあるかもしれません。その場合は、応急処置として補修テープを使用するのをおすすめします。

こちらの記事では、登山やアウトドアで役立つ強力補修テープ「ウルトラハードパーフェクトテープ」を紹介しています。

こうしたテープを持っておくと、スノーボード以外の道具が壊れた際にも対応できます。ぜひご確認ください。

リンレイ 強力テープ
超強力補修テープ登場⁉アウトドアマンが一つは持っておくべき補修テープ!

 

一度すべて揃えるとかなりの金額になるスノーボード。少しの気遣いと絶え間なく愛情をかけてあげることで、何シーズンもまたいで一緒に滑ることができます。はじめてのメンテナンスこそ大変ですが、1度覚えてしまえばササッとできてしまうものばかりです。シーズンが始まって1シーズンぶりに倉庫から取り出したとき、「ボロボロですぐ滑れない!」ということにならないように普段からこまめなメンテナンスを心がけましょう。 

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。