山のプロフェッショナル♪山岳ガイドに必要なガイド資格ってどういうもの?

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山のプロフェッショナル♪山岳ガイドに必要なガイド資格ってどういうもの?

登山ガイドになるためには、どのような資格が必要なのでしょうか。日本で山岳ガイドの資格試験を実施している最も大きな組織が「公益社団法人日本山岳ガイド協会」です。今回は、山岳ガイド協会について深堀して調べてみたいと思います。山の難易度にしたがって登山ガイド資格試験の難易度も高くなります。資格によってガイドできる職能範囲が定められています。

公益社団法人日本山岳ガイド協会について

山岳ガイドや登山ガイド

公益社団法人日本山岳ガイド協会」は、1971年に社団法人日本アルパイン・ガイド協会として設立された環境庁所管の社団法人です。

設立当初は、厚生省所管の社団法人でしたが、初代の会長を務めた故橋本龍太郎元首相の、「ガイドの舞台は山にあるので、環境省が管轄すべきだ」という意見が反映されました。

近年、山登りが盛んになり、山岳ガイドや自然ガイドの需要が高まっています。

このような状況下にあって、社団法人日本アルパイン・ガイド協会に組織を集約して、資格制度の統一化や山岳ガイドの質の向上をめざしてきました。

2003年には、社団法人日本アルパイン・ガイド協会から公益社団法人日本山岳ガイド協会へと名称を変更して内閣府を主務官庁とする社団法人に移行、登山の安全を目指すガイドの育成や自然保護に関する教育指導者の育成を行っています。

公益社団法人日本山岳ガイド協会の目的は、わが国における登山の普及と、自然保護活動の推進です。

1971年の設立当初から変化していません。

日本山岳ガイド協会が認定する資格は、山岳ガイドと自然ガイドの2つに区分されています。

自然ガイドは、自然に親しむ活動やエコツアーなどのガイドを目的にした資格です。

上級資格には、夏山などをガイドする登山ガイド、春夏秋冬を通して前シーズンの山岳がガイドできるプロフェッショナルな山岳ガイドなどがあります。

また、ヨーロッパアルプスやヒマラヤ、アンデス、ロッキーなど、海外の名だたる山でガイドができる国際山岳ガイドの資格認定もあります。

山岳は他のスポーツなどと比較して突出して死亡事故の多いスポーツです。

しかし、正しい知識による安全対策を施すことで、だれでも素晴らしい登山が経験ができます。

日本山岳ガイド協会は、研修や教育を通して、ガイドの資質の向上をはかり、より安全で自然環境の保全に貢献できる山岳ガイドの育成に力を入れています。

 

 

 

日本山岳ガイド協会の資格

山岳ガイドや登山ガイド

自然ガイドステージⅠ

積雪のない季節の里山や湿地、高原などで自然や歴史、民俗などの解説を行う自然ガイドの資格です。

活動で切るエリアは、雪の無い時期の高原、低い山などで、例としては、上高地、尾瀬ヶ原、霧ヶ峰などから、高地では立山弥陀ヶ原などがあります。

 

自然ガイドステージⅡ

積雪のある季節を含めた全シーズンで、里山や湿地帯、高原などのガイドが行えます。

森林限界を越えない範囲内でのガイドが可能です。

 

登山ガイドステージⅠ

積雪のない季節の山地や山岳地帯で、登山道が整備されたコースのガイドが行えます。

登山マップに実線で表示された登山道に限りガイドが可能、破線や難路と表示されている登山道のガイドはできません。

 

登山ガイドステージⅡ

積雪のある季節を含めた全シーズンで整備された登山道においてガイドが可能です。

登山マップに実践で表示された登山道に限られます。

破線や難路と表示された登山道のガイドは行えません。

 

登山ガイドステージⅢ

全シーズンを通じて、登山マップに登山道(実線、破線)が表示されているコースのガイドが行えます。

急峻な雪稜のないエリアに限定。

 

山岳ガイドステージⅠ

国内の山岳地帯で、年間を通して登山ルートのガイドが行えます。

ただし、ロッククライミングや雪稜バリエーション、積雪期の岩稜バリエーションはガイドできません。

例としては、無積雪期の剱岳別山尾根~北方稜線、積雪期の八ヶ岳縦走(赤岳~硫黄岳)、東北の山々など。

 

山岳ガイドステージⅡ

季節を問わず、国内の山でしたら全部無条件でガイドできます。

 

国際山岳ガイド

国際山岳ガイド連盟加盟諸国の山岳地帯でガイドができます。ガイドできる範囲は、各国の法律に準拠します。

 

 

 

山岳ガイドの資格取得の流れ

山岳ガイドや登山ガイド

 

  1. 各ガイドステージの審査料、試験料などを納入します。
  2. 試験日の一週間前に筆記試験受験票が送付されます。
  3. 一次試験が実施されます。登山ガイド、自然ガイドの筆記試験は年度内に2回、国際山岳ガイド、山岳ガイド、スキーガイド、フリークライミングインストラクターは年に一度の実施です。
  4. 筆記試験合格者発表(合否通知)
  5. 二次試験の申し込みと二次試験(実技)の実施
  6. 二次試験合格発表(合否通知)各実技検定試験終了日より約1ケ月後。
  7. 合格者には、それぞれのガイド資格認定通知書を発行します。

 

詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

出典 : 公益社団法人日本山岳ガイド協会

公益社団法人日本山岳ガイド協会(資格取得にあたって)
山岳ガイドや登山ガイド

まとめ

今回は、山岳ガイドに必要な資格について解説してきました。上級ガイド資格を持っているから良いガイドとは限りませんが、資格がないとガイドできる範囲が限定されてしまうので、山岳ガイドにとっては欠かせない資格です。これから山岳ガイドを目指そうという人は、チャレンジしてみましょう。山についての豊富な知識が習得できるので、ガイドにならなくても役に立つ資格です。

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