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時代とともに変化する子どもの習い事事情。最近では3Dプリンターを使ったものづくりやプログラミングも登場し、選択肢は増え続ける一方ですね。たくさんある習い事の中から、何を子どもに習わせようか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?今回は、習い事としても人気が高まりつつある、ライフセービングについてご紹介します。

地域密着型!ライフセービングスクール

ライフセービング業界では、子どもたちの教育にも力を注いでいます。

日本全国に存在するライフセービングクラブでは、小学生を中心としたジュニアチームを作っているところが増えてきています。

クラブによってその規模や活動頻度は異なりますが、周辺地域に住む子どもたちが集まり、コーチを務めるライフセーバーと一緒に海で遊びながら様々なことを学びます。

通年活動しているジュニアチームも多く、年齢の異なるチームメイトとも兄弟のように仲良くなり、保護者を含めジュニアチームに携わる人すべてが一丸となっています。

また、海で活動することで、子どもたちは地元のサーファーや漁師さんとの繋がりも生まれ、家族以外のコミュニティを築くことができるので、海を愛する人々からもたくさんの刺激を受けることができます。

ライフセーバーによる安全管理が徹底されているからこそ、子どもたちも全力で自然と戯れることができ、保護者も安心して子どもにチャレンジさせてあげられる環境が創り上げられているのです。

 

スポーツ要素も満点!!ジュニア競技会

ジュニアの活動の中にはライフセービングスポーツも含まれます。子どもたち向けに考案された種目で、全国大会も開催されています。

海では泳ぐ速さや、ニッパーボードという子ども用のボードを使ってパドリング力を競い合い、ビーチではビーチフラッグスで走る速さや瞬発力を競い合います。

コーチや保護者の応援にも熱が入り、運動会さながらの盛り上がりを見せます。

高校生以上になると大人に混じってレースに出場する子も多く、社会人や大学生に交じりながらレースに出ている姿には、勇気と感動を与えてもらえるほどです。

ライフセービングスポーツは、大会に出て勝つために一生懸命練習している子どもたちばかりなので、負けて泣き出す子もたくさん。

小さなころから悔し泣きができるほど熱中するものと出会えるのは、とてもうらやましいですよね。

 

心を育むライフセービング

JLAでは、誰もが身につけるべき「自身を守る、溺れないためのプログラム」「もしも隣で人が倒れた場合の対処を学ぶプログラム」から、「実際に事故を未然に防ぎ、溺者を助ける救助技術」まで、水辺の悲しい事故をゼロにするための資格講習会を開催しています。

(出典:JLA

ライフセービング教育において、最初に学ぶことは自分の身を守ることです。水辺に潜む危険を理解し、その危険から自分の身を守る術を学びます。

つまり、ライフセービングをはじめることによって、自分のためにできることが増えていきます。

自分でできることが増えれば、それは自信に繋がり、もっとできることを増やしたいと思うようになります。

また、ライフセーバーを間近で見る機会が多くなるため、彼らの姿を見て、自分も誰かのためにできることを身に着けたいと思う心が芽生えます。

ライフセービングにおける教育では、知識、体力以上に子どもたちの「心」をいかに育むことができるかを常に尊重しています。

「自分のために」スタートしたことを、「誰かのために」続けたいと思える「心」を育てることが、子どもたちにとって一番大切だと信じ、ライフセーバーは指導にあたっています。

学んだこと、練習したことが誰かのために活かすことができる点も、ライフセービングが習い事として選ばれはじめている要因のひとつです。

今回はライフセービングを習い事という視点でお伝えしました。ライフセービングは限られた人たちの活動と思われがちですが、実は入口を見つけるのが少し難しいだけで、幅広い年代で同じ時間を共有できるとても素敵な活動です。夏になるとジュニアチームに所属していない子も参加できるようなイベントを開催しているライフセービングクラブもあるので、まずはそういった機会にお子さんを連れて行ってみてはいかがでしょうか。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。