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フリースタイルとは 前編:歴史とオールドスタイル

フリースタイルとは 前編:歴史とオールドスタイル
   
ウインドサーフィンの種目の中で進化系のひとつが波の無い平水面でパフォーマンスを楽しむフリースタイル。技は、回転系、セイリング系など多彩で、まさに水上のフィギュアスケート。今回は歴史とオールドスタイルのフリースタイルをご紹介します。
   

セイルスポーツに革命をもたらしたウィンドサーフィン

ウインドサーフィンのフリースタイル
出典元:ウインドサーフィン誕生・上陸50周年記念イベントパンフレット

 

セイルを用いて風の力を利用し、水面上を進んでいくセイルスポーツは、長い間ヨットというセイルで船(ボートorシップ)を走らせる形態でした。

ヨットの船を板(ボード)に変えたセイリングは、ヨットだけだったセイルスポーツに革命をもたらしました。

そのイノベーションの中身は数々ありますが、なかでも最たる点は、前に進むセイリングそのものではなく、パフォーマンスを楽しむようになったことです。

さらにしばらくするとそのパフォーマンスのフィールドは、水面を離れ空中に拡大するとともに、波もフィールドとして取り込んでいきました。

競技としてもそれに合わせてスピードと順位を競う競技だけでなく、パフォーマンスを採点する競技が誕生したのです。

そのひとつが『フリースタイル』であり、もうひとつが『ウェイブパフォーマンス』です。

 

一度は消え、別次元に進化し驚異の復活を遂げる

フリースタイルはその名の通り、自由なパフォーマンスでセイリングを楽しむ種目です。

さまざまな技があり、その総数は定かではありませんが、今では300を越えるとも言われています。

競技では個々の技やパフォーマンス全体の出来映えを採点して競われるサーフィンコンテストやフィギュアスケートと同じ採点競技となっています。

 

 

 

 

ウィンドサーフィンの自由さがフリースタイルを生みだすのは必然

ウインドサーフィンのフリースタイル
出典元:ウインドサーフィン誕生・上陸50周年記念イベントパンフレット

 

フリースタイルが種目として登場したのは1977年。

1968年にアメリカ・カリフォルニアでウィンドサーフィンが誕生してから9年後、1974年に初の世界選手権が開催されてから3年後のことです。

この頃の創成期のウィンドサーフィンは全長が350cmを越える長いボードを使用し、ボードの上に立ってセイルをつかみ、弱めの風のなかフラットな海面を優雅に走る、カジュアルなヨットという感じのスポーツでした。

しかし、ボード上に立っていること、セイルが360度立体的に動くこと、安定さと不安定さのバランスが絶妙なこと、滑るように走ることなど、ヨットにはない自由度の高さが魅力のウィンドサーフィンは、変わった体勢でセイリングするなど、人々の遊びごころに火がつくには時間はかからなかったのです。

こうしてフリースタイルは自然発生的に誕生しました。

 

 

微風の中でのパフォーマンスがオールドスタイル

ウインドサーフィンのフリースタイル
出典元:ウインドサーフィン誕生・上陸50周年記念イベントパンフレット

 

初期のフリースタイルは、通常のセイリングと同様に、弱めの風の中で通常とは異なるさまざまなポジションや体勢でセイリングすることがメインでした。

そして、それぞれに技には名前がつけられました。

 

基本的な技の呼び方

フリースタイルには多くの技がありますが、最も基本的な技の一部をご紹介します。

  • セイルの向きが反対で進む……クリューファースト
  • ボードの向きが反対で進む……スターンファースト
  • 風をセイルの反対側で押すように捕らえて進む……リーウォードサイド
  • 背面でセイルをつかみ操作して進む……バックトゥセイル
  • ボードをヨコに垂直に立て、縁に乗って進む……レイルライド
  • ボードの最後端を大きく沈める……テイルシンク
  • ボードの最先端を大きく沈める……ノーズシンク
  • セイリング中に両手を離して体を1回転させ、またつかむ……ピロエット
  • 両足を大きく前後開脚しながらセイリングする……スプリット
  • セイルを潜るようにして方向転換/風上周り……ダックタック
  • セイルを潜るようにして方向転換/風下周り……ダックジャイブ

これらは、今ではオールドスタイルと呼ばれる主なフリースタイルの技です。

さらにこれらの複合技やタンデムで行うスタイルもあるため、オールドスタイルの時点でもフリースタイルは大きな広がりを見せていました。

そして、それが競技になっていくのも当然の帰結でした。

また、ウィンドサーフィン=ウインドサーファーという1艇種の時代であったため、フリースタイル=ウインドサーファー艇という図式となっていたのです。

 

 

 







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