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釣り好きの間では「管釣り」と親しまれている管理釣り場。気軽にアクセスできる管理釣り場に行ってみたいけど、どんなところなの?釣り堀と何が違うの?料金は?とギモンが尽きないビギナーさん向けに、管理釣り場の基本やシステムをわかりやすく解説します。

管理釣り場って何?

人工的に池や川を作ったり、川の一定区画を区切って魚を放流している釣り場を管理釣り場といいます。

一般的には「管釣り」と略して呼ばれることが多いです。

料金を払って釣りを楽しむ点では、昔ながらの「釣り堀」と変わりがありませんが、管理釣り場はよりスポーツフィッシング、ゲームフィッシングの趣向が強い釣り場を指します。

餌釣り、ルアー、フライなどいろいろな釣りができますが、最近はルアーとフライ専用の管理釣り場も多いです。

☆ルアーとは・・・プラスチックや金属でできた疑似餌のこと。管理釣り場ではスプーンと呼ばれる食器のスプーンから柄を取ったような形のルアーが多く使われます。

管理釣り場 システム

☆フライとは・・・動物の毛や鳥の羽を使って虫を模した疑似餌(毛ばり)。管理釣り場では水面に浮かせて釣るドライフライが主流ですが、水中に沈めるウェットフライやニンフフライを使うこともあります。

管理釣り場 システム

管理釣り場にはキャンプ場が併設されているところも多くあり、ファミリーで気負わず遊べる手軽さが人気です。

自然の雰囲気を満喫しながらも、トイレや売店、休憩できるカフェがあったりして、初心者や子ども、女性でも安心して楽しめます。

道具のレンタルもあるので、手ぶらで行っても大丈夫ですよ。

また、自然の川や湖と違い、スタッフが常駐しているので、分からないことは一から教えてくれます。

釣り場のルールから道具の使い方、どんなフライやルアーで釣れるのか、釣った魚の処理など何でも聞いてみましょう。

 

放流している魚の種類

管理釣り場 システム

一般的な管理釣り場と呼ばれているところでは、マス類(トラウト類)の放流が主流です。

管理釣り場でマス類を狙う釣りは、「エリアトラウト」と呼ばれています。

放流魚はニジマス(レインボートラウト)が一番多く、ブラウントラウト、ブルックトラウトなどの外来種の他、イワナ、ヤマメなど日本の古来種を放流しているところも多いです。

限られた地域でしか釣れず、幻の魚と言われるイトウなんかも、放流している釣り場があるそう。

その他、最近はF1と呼ばれるマス類を異種交配したハイブリッドの養殖魚も(主にブルックトラウトxイワナなど)。

ヘラブナやコイ、ブラックバスを放流しているところもありますよ。

 

ポンド型とストリーム型

管理釣り場の種類は、大きく分けて2つあります。

ポンド型(池型)

管理釣り場 システム

池の形をした止水(水が流れていないこと)の釣り場をポンド型といいます。

国内のほとんどの管理釣り場はこのポンド型です。

流れの影響を受けないので、初めて釣りをする場合はポンド型をおすすめします。

中にはポンド内に水車などで人工の流れを作っているところも。

基本的にはこの流れ込みの周辺に魚が多く付いているので、たくさん魚を釣るには場所取りがとっても大事です。

ストリーム型(渓流型)

管理釣り場 システム

自然の川を石などで仕切った、流れのある釣り場。

場所によっては区切りを設けず、渓流そのままの流れを利用しているところも。

魚が付くポイントなども覚えやすく、渓流デビューの練習としても最適です。

通常、ポンド型だと夏場は水温が上がりすぎて、魚の活性が低くなってしまうのですが、ストリーム型は流れがあるため、比較的水温が低く、活性が安定しています。

 

☆活性とは・・・魚のテンションと言えば分かりやすい?!活性が高い時はエサをバクバク食べますが、水温が高すぎたり低すぎると活性が低くなり、目の前にエサがあっても食べてくれません。

 

システムについて

システムや料金は管理釣り場によって異なりますが、基本はだいたい同じです。

スタンダードな1日券の相場は4,000~5,000円くらい。

午後からスタートの半日券は3,000円程と、少し安くなります。

管理釣り場 システム

小学生以下の子どもは、大人料金の半額ぐらいが多いようです。

施設によっては、女性割引やカップル割引などがあるところも。

道具をレンタルする場合は別途料金がかかります。

ルアー一式セットで1,000~1,500円が相場。

ロッドとリールだけ貸し出し、ルアーやフライは売店で購入するというところも多いですね。

初めての場合はとりあえず、スタッフの人に言われるがまま購入しておけば間違いありません(笑)

釣った魚については、ほとんどの管理釣り場でキープでき、決められた数だけ持ち帰ることができます。

持ち帰らない魚は優しく針を外し、リリースしてください。

持ち帰る魚は、釣りが終わるまでは水中のフラシ(魚籠)に入れておき、最後に指定の場所で血抜きして持って帰ります。

あとはお家やキャンプ場で、塩焼きやムニエルにして美味しく召し上がってください♪

管理釣り場がどんなところなのか、少しイメージできたでしょうか?管釣りデビューは難しいことは何もありません。普段着で構いませんし、分からないことはスタッフの人が何でも教えてくれます。まずは近くの管理釣り場に気軽に行ってみてください。実際に魚を1匹釣れば、きっと釣りの魅力にハマってしまうはずですよ♪

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。