ライフジャケットは必須!着替えは多めに持って
まずは、川遊びに欠かせない持ち物を4つ紹介します。
ライフジャケット
川遊びの持ち物といえば、一にも二にもライフジャケット。過去10年間で起きた川での水難事故は、約2900件にものぼりますが、そのうちライフジャケットを着ていて亡くなった事例は19件のみ。これは、実に全体の0.65%以下にあたります。
万が一、深いところに流されてしまっても、ライフジャケットを着ていれば、助かる確率がぐんと高くなります。
たとえ浅瀬で水遊びをする程度でも、好奇心旺盛な子どもは、どんどん危ない場所に行ってしまうかもしれません。決して大げさではないので、必ずライフジャケットを着用させてください。
着替え
子どもの水着や速乾性の衣服、ウォーターシューズなどはもちろん準備済みかと思います。しかし、意外と忘れがちなのが大人の着替えです。
「泳ぐのは子どもだけだから…」と思っていたのに、一緒に遊んでいるうちにびしょ濡れ!なんてこともよくありますよね。子ども用・大人用ともに、余分に着替えを持っていくと安心ですよ。
なお、真夏でも、冷たい川の水で遊んだあとは体が冷えるので、長袖の羽織ものがあったほうがよいでしょう。
ウォーターシューズ
子ども用だけでなく、大人用のウォーターシューズも、必ず用意しましょう。川に入らないからといって、大人がジーンズにビーチサンダル姿では、子どもが溺れてしまった時に助けに行けません。
以下のようなシューズを、川遊びだけでなくマリンアクティビティでも活用できますよ。
タオル
大きめのバスタオルも数枚用意しましょう。濡れた体を拭く以外にも、冷えた体を包んで温めるといった使い道もありますよ。
ほかにも、汗拭き用のフェイスタオルや手ぬぐいがあると重宝します。川の水で濡らして首に巻くと、ひんやりして気持ちよく、熱中症対策にも役立つでしょう。
虫対策・日焼け対策をしっかりと
忘れてはならないのが、虫除け・日焼け対策です。川遊びに欠かせない予防グッズをみていきましょう。
虫除け・虫さされの薬・ポイズンリムーバー
川には蚊・ブヨ・ヒルなどの吸血昆虫や、アブやハチなど、刺されると危険な虫が生息しています。虫除けスプレー・ジェルといったアイテムでの対策は欠かせませんが、水遊びをしているとすぐに落ちてしまうので、こまめに塗り直してください。
万が一、刺された場合に備えて、かゆみ止め(抗ヒスタミン剤)のほかにポイズンリムーバーも必ず持っていきましょう。
また、効果は強くありませんが、虫除け効果のあるリストバンドなども活用すると、多少の効果が見込めます。
川遊びの季節は、スズメバチが最も多くなる時期。刺されると、最悪の場合アナフィラキシーショックにより、命を落とす危険性もあります。決して甘く見ずに、対策グッズをあらかじめ用意しておきましょう。
日焼け止め・日除けグッズ
川では日焼け対策グッズも必須です。日焼け止めは、なるべく水や汗で落ちにくいものを選びましょう。
もちろん、帽子も忘れないでください。目から紫外線も入るので、サングラスがあるとベスト。とくに、偏光レンズは水面の光が反射しにくいため、川のなかがよく見えて、安全に歩ける効果が期待できますよ。
なお、皮膚が弱く、日焼け止めが使えない子どもには、以下のようなラッシュガードの着用がおすすめです。
サンシェード
河原では、日陰がないことも多いでしょう。休憩用に、サンシェードなどの日よけスペースがあると快適!サンシェードは、着替える時の目隠しにもなるので便利ですよ。
いざという時に役立つもの
最後に、川遊びで常備しておきたいアイテムをご紹介します。万が一に備えて、しっかりと準備しておきましょう。
救急セット・真水
川遊び中に怪我をしてしまった時に備えて、最低限の応急処置ができるものを持っていきましょう。
たとえば、以下のアイテムは必須です。
- 消毒液
- 絆創膏
- ガーゼ
- テープ
- はさみ
- ピンセット
- 痛み止めの薬
そのほかにも、熱中症になってしまったときのために、貼るタイプの冷却ジェルなどがあると助かります。
また、水分補給の飲み物は、スポーツドリンクが最適ですが、ほかに真水も用意してください。飲料用にもできますし、切り傷や擦り傷を負ってしまった時に、患部を洗うこともできます。この場合、川の水は細菌が繁殖してしまう恐れがあるので使わないのが鉄則です。
次のようなファーストエイドキッドに、必要なアイテムをまとめておくと持ち運びしやすいですよ。
ロープ・浮き輪やペットボトル
万が一、子どもが流されてしまったときに備えて、救助用のロープを用意しましょう。ロープは、水に浮きやすい素材のものが適しています。
ロープの先には、浮き輪を括り付けてもよいのですが、おすすめは2リットルのペットボトル。水に浮くのはもちろん、救助の際は、なかに少しだけ水を入れると重りにもなり、遠くまで投げやすくなります。
両脇の下に1本ずつ挟むようにすると、水中でバランスよく浮くことができ、救助しやすくなるでしょう。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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