ゴールデンエイジ期に必要なコーディネーショントレーニングとは
我が子を見て、「なんだか動きがぎこちないな」とか「動きが硬いな」なんて思ったことはありませんか?
また、自分がその年代のときに、もっと運動神経が長けていたと感じることがあるかと思います。
この動作時のぎこちなさや硬さは、現代の子供が屋外で遊ぶことが少なくなったことが主な原因と考えられます。
さらに、特定のスポーツだけを行うとその動作に関してはとても優れてできるようになります。
しかし、ほかの運動をやらせてみるとまったくくできないことが多々あります。
これらは、なにが原因で起こるか?
じつは、運動する機会が極端に減っていることと、孤立した運動しかしないことが要因なのです。
それでは、どのような運動・トレーニングをすればいいか?
それが、今回紹介するコーディネーショントレーニングです。
コーディネーショントレーニングとは、身体をどのように使えばいいか、頭と身体の動きを連動させるトレーニングのことをいいます。
ゴールデンエイジ期のコーディネーショントレーニングの内容
コーディネーショントレーニングは、運動神経を高めるための効率的なトレーニングと言われており、近年注目を浴びています。
では、ここからは実際のコーディネーショントレーニングの内容についてご紹介します。
後出しジャンケン
ルールは、最初に勝者と敗者を決めます。
ジャンケンをして相手の出したものに対し、即座に勝つ・負けるを判断します。
それに伴ったグー・チョキ・パーに変換するのです。
これは、視覚的に脳と身体を連動させます。
リズミックけんけんパー
けんけんパーは、昔やったことがあるかと思います。
リズムに合わせてけんけんパーを行うことで、聴覚として感じたものを脳で変換し身体と連動させます。
ダブルボールパス
ボールを2つ用意し、1つは腕で投げる、もう1つは足で蹴ってパスをしていきます。
タスクを増やすことで、2つ以上の事柄を脳で変換し身体を動かすトレーニングです。
マルチタスクを行うトレーニングになります。
リズミックウォーキング
足踏みをしながら、音楽に合わせて手を叩いたり開いたりしていきます。
音を頭で変換し身体の動きへ変える変換運動機能のトレーニングに適しており、リズム感も養うことができます。
ステップアップしながら、はやい動きをすることで運動の反応性を高めることもできます。
ゴールデンエイジ期のコーディネーショントレーニングにおける注意点
コーディネーショントレーニングの内容について、簡単で誰しもがやったことのあるトレーニングではないでしょうか?
また、どのトレーニングも脳と身体をリンクさせて行うようなトレーニングが主体です。
最初は、難易度を下げたトレーニングから開始し徐々に難易度を上げていくと良いでしょう。
最後に、コーディネーショントレーニングにおける注意点について、ご説明いたします。
親がルールを説明して一緒に行う
この時期の子供の運動発達には、親の関わりが必須です。
子供と協力してトレーニングを楽しみながら行いましょう。
怒るのは禁止
成長段階には個人差があります。
できないからといって叱るのは意欲を低下させます。できたことを褒めて楽しく行いましょう。
過度な運動課題にならないようにする
先ほども出ましたが、意欲が低下しては運動をしてくれません。
成功体験を多くできるよう、適正な課題でトレーニングをしましょう。
今必要な運動要素を理解する
最後に、親が今どのような運動要素が必要な時期なのかを理解する必要があります。
運動要素を理解し、伸ばしたい運動要素を決まり切った運動でなくてもいいので子供が好きなようにトレーニングすることが大切です。
子供のやりたいようにやらせてあげる
どんなトレーニング、運動でもそうですが主体は子供なので子供がやりたい運動をやらせてあげることが大切です。
その中で、親の介入によりリズミカルにトレーニングをさせたりステップを踏ませたりと課題を調整しながらトレーニングを行うと良いでしょう。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。