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キャンプ料理向けナイフを選ぶポイント4点
キャンプ料理で使うナイフを選ぶ際は、どのようなポイントを重視したらよいのか説明します。ナイフといえど種類が数多くあるのでしっかりと把握しておきましょう。
①素材で選ぶ
キャンプナイフの刃の部分はブレードと呼ばれます。使用されている素材はステンレスとカーボンの2種類です。それぞれの特徴があるので理解しておきましょう。
ステンレス
メンテナンスが簡単で初心者におすすめなのがステンレス製です。錆びにくく耐久性が高いので扱いは簡単です。一方で切れ味はカーボンより劣ります。
カーボン
切れ味が抜群で、ストレスなく肉や野菜を切れます。ただし錆びやすく、こまめなメンテナンスが必要なので上級者向けです。
②コンパクトさで選ぶ
持ち運びやすさは、ナイフを選ぶ際のポイントのひとつです。コンパクトなナイフはストレスなく運搬できるのでアウトドアやキャンプにぴったりでしょう。
③にぎりやすさで選ぶ
ハンドルのにぎりやすさも選ぶときのポイントです。木製より樹脂タイプのグリップが持ちやすいため初心者向けです。
手の形に沿った凹みや段差のあるフィンガーグルーブのハンドルを選択すれば滑りにくいでしょう。
④種類で選ぶ
キャンプナイフは、用途に合った種類を選ぶのが重要です。ナイフの種類は大きく分けて以下の3つです。
・シースナイフ
・フォールディングナイフ
・マルチツールナイフ
詳しくみてみましょう。
◾️シースナイフ
鞘に収めるタイプのナイフで、薪割りや料理など幅広く使えるため初心者におすすめです。
刃全体とハンドルが一体化しているフルタング構造のものはとくに頑丈で薪割りに向いています。薪割り用のサイズの目安は刃長10cm以上・刃厚3.0mm以上です。
◾️フォールディングナイフ
折りたたみ式のナイフで、調理を快適にしたい人にはぴったりです。刃厚が2mm前後の薄いものは切れ味がよく、食材を切るのに向いています。
折りたためばコンパクトになり、気軽に持ち運べるのはうれしいポイントです。耐久性がそれほど高くないため薪割りには不向きなので注意しましょう。
◾️マルチツールナイフ
ペーパーナイフ・ドライバー・栓抜きなどの機能が数多く付いています。多機能なのにコンパクトで、携帯性に優れているのでツーリングやソロキャンプに向いています。
本格的な薪割りや調理には不向きですが多用途に使えます。
上記のナイフを用途に応じて選びましょう。
料理で使用する食材によってナイフを使い分けよう
ナイフの材質によって食材の向き不向きがあります。調理する食材によってナイフを使い分けたほうがストレスなく快適に使用できますよ。
肉や魚
硬い肉のスジや魚の骨には、切れ味抜群のカーボン素材で作られたブレードがぴったりです。
しかしカーボンは錆びやすいので、魚をカットしたときは水分をしっかりと拭き取るなどのこまめなメンテナンスが必要です。
野菜や果物
フォールディングナイフは刃の厚さが薄いので、野菜や果物の皮剥きや薄切りに向いています。
カーボン製よりステンレス製のブレードのほうが錆びにくいのでメンテナンスしやすいでしょう。
キャンプ料理用ナイフの主要ブランド
キャンプで調理するときに使えるナイフブランドを5つピックアップしました。
信頼できる国内外のブランドを選んでいるので、購入する際の参考にしてください。
モーラナイフ
1891年にスウェーデン中部のモーラ地方で創業したナイフブランドで、130年以上の歴史を誇ります。その高い品質からスウェーデン王室御用達の認定を受けているほどです。
アウトドアナイフを中心に、キッチン用や工作用など多彩なラインナップを揃えており、用途に応じて選びやすいでしょう。
シースナイフをとくに多く取り扱っています。滑りにくいラバー製のグリップをほとんどのモデルに使用しているため初心者に適しています。
手頃な価格と高いコストパフォーマンスも魅力で、多くのキャンパーが愛用しています。キャンプをはじめとするアウトドア活動の定番アイテムとして幅広く支持されています。
公式サイト:Morakniv
オピネル
フランスのサヴォワ地方で、1890年にジョゼフ・オピネルが創業した老舗ブランドです。折りたたみ式ナイフの原型を開発し、そのシンプルで機能的なデザインは「世界で最も美しい100のプロダクト」に選ばれています。
多くのモデルに天然木のグリップを使用しており、その自然な風合いが魅力です。
頑丈さ・素朴さ・機能性から、ニューヨーク近代美術館やラ・ルース百科事典にも掲載されるほどです。130年以上にわたって世界中の多くの人々に愛され続けています。
オピネルは、幅広いジャンルのフォールディングナイフを取り扱っています。自然愛好家・登山家・料理人・ガーデンデザイナー・芸術家などが愛用中です。
さらに1955年には、ジョゼフの息子マルセルがセーフティロック機能「ビロブロック®」を開発しました。使用中や持ち運び中でも刃を固定できるため刃の飛び出しを軽減できるようになりました。値頃なので初心者におすすめです。
公式サイト:OPINEL
鍛冶屋トヨクニ
トヨクニは、土佐打刃物の伝統的な技法で作り上げた刃物を製造販売しているメーカーです。高知県・土佐は日本三大刃物の産地のひとつであり、古くから刃物製造が盛んに行われてきました。
土佐打刃物は、日本刀の作刀技術から生まれた「自由鍛造」の製造方法を受け継ぎ、純度の高い和鋼と極軟鉄を組みあわせて火造りと鍛錬を行うことで高い品質を引き出しています。
多くの商品は、心を込めて1本1本手作業で生産されています。機械生産ではないため、商品によってサイズに若干の誤差があります。
また天然の材料を使用しており、ハンドルの柄が1本1本異なる点が特徴です。
ヨーロッパ全域からカスタムナイフメーカーが集まるアウトドアナイフショーで2年連続で名誉ある大賞を受賞しました。6つの過酷な切れ味テストをクリアし、その品質が高く評価されています。
切伝統技術を継承しつつも、日々変化する時代の流れにあわせて新しい技術と融合したと謳っています。
アウトドア・狩猟・料理など様々なシーンで使用できる機能性とデザイン性を追求した包丁・鉈(なた)・ナイフを提供しています。
公式サイト:鍛冶屋トヨクニ
バークリバーナイフ
伝統技術と最新技術を融合させた独自技術で優れた耐久性を持つナイフを製造しているブランドです。実際の野外使用を重視し、様々なユーザーの用途にあわせて多くのハンドルオプションを用意しています。
代表作の「ブラボー1」は、アメリカ海兵隊の偵察部隊との協力で誕生しました。このナイフは、キャンプ・ブッシュクラフト・ハンティング・釣り・サバイバルなどのアウトドアシーンで活躍します。
バークリバーのナイフは、美しいコンベックスグラインドと鋭い切れ味をベースに、世界最高の性能を目指して作られています。またすべてのナイフに生涯保証が付いていますよ。
公式サイト:barkriverknives
ユニフレーム
1985年に新潟県燕三条で創業した国産のアウトドアブランドです。1991年から本格的にアウトドアメーカーとしてスタートし、焚火台・ツーバーナー・ダッチオーブンなどのキャンプアイテムを販売しています。
シンプルで耐久性の高いアイテムが幅広いキャンパーから支持されています。使いやすさにこだわったデザインが特徴です。
ブランド名は「ユニークな炎(フレーム)を創造する」という理念に由来しています。燕三条の金物づくりの技術を活かした高品質な商品が魅力です。
キャンプ料理用ナイフは切れ味が抜群です。ギザ刃を使用した本格的なモデルなどがあります。初心者〜上級者と幅広く使えるでしょう。
公式サイト:ユニフレーム
折りたたみ式でコンパクトな調理用キャンプナイフ5選
フォールディングタイプでおすすめしたい調理用キャンプナイフを選びました。持ち運びやすくて調理に向いているナイフです。
①「ユニフレーム」ギザ刃キャンプナイフ
わずか約38gと非常に軽量なフォールディングナイフです。ブレードには、魚の骨や肉のスジを切れるギザ刃を使用しています。
錆びにくくメンテナンスが簡単なステンレス鋼ブレード製です。キャンプだけでなく、荷物を軽くコンパクトにしたい登山でも活躍するでしょう。
②「オピネル」ステンレススチールNo.10
キャンプになじむおしゃれなデザインが特徴的なナイフです。セーフティロック機構を搭載しています。
ブナ材のハンドルを使用したシンプルなデザインから人気があります。薄い刃厚で皮剥きや薄切りがしやすいうえ、10cmの刀身で大きな食材も切りやすいのが特徴です。
ロック機構やブレード取り出し用の溝があって使いやすいため、キャンプナイフを初めて購入する人にぴったりでしょう。
③「BUCK KNIVES」フォールディングハンターナイフ110BRS
50年以上の歴史がある、アメリカのベストセラーフォールディングナイフのひとつです。
1964年に発売されて以降、スポーツナイフの代名詞として全世界で人気を博しました。
耐食性と耐摩耗性に優れた420HCステンレス鋼のブレードは、細かい作業や狭い場所での使用に適しています。
ロックバック機構がブレードの不意の飛び出しを防ぎます。フォールディングナイフが欲しい人に一番におすすめしたい商品です。
④「ビクトリノックス」ハンティング Pro Alox
ハンティング Pro Aloxは、酸化被膜を施したAloxハンドルにより損傷や腐食に対する耐久性が向上したと謳っています。
切れ味は非常に優れており、鯵・鶏ムネ肉・トマト・玉ねぎなどの食材をスムーズにカットできます。
滑り止めのエンボス加工が施されたハンドルは手にしっかりとフィットします。自動のロックバック機構により簡単にロックできます。切れ味抜群のキャンプナイフが欲しい人にぴったりですね。
⑤「シマノ」スライドナイフCT-911R
ステンレス製ブレードを使用している錆びにくいナイフです。カッターのようなスライド機構でブレードの長さを調節できます。
ハンドルに取り付けられたノブが使用中・収納中にブレードをロックします。ガッチリロック機能は不意の怪我を軽減するので、セーフティ機能を重視する人は要チェックです。
刃と柄が一体になっているシースナイフ7選
ハードに使っても耐えられるのがシースナイフです。バトニングや調理などで活躍するアイテムをピックアップしています。
①「ビクトリノックス」アウトドアマスターL
ファイヤースターターが付属した、バトニングに適しているアウトドアナイフです。
フルタング構造で堅牢性が高いのが特徴です。またスカンジグラインドの刃なので研ぎやすいでしょう。さらにドロップポイント形の刃先は細かい作業に適しています。
ハンドルは耐熱・耐水・耐摩耗性に優れたマイカルタ製です。ハンドルの末端はハンマーとしても使用可能です。
カイデックス製のシースとファイヤースターターが付属しています。さらに携帯性が優れています。料理だけでなく本格的なブッシュクラフトもしたい人にぴったりなナイフです。
②「ビクトリノックス」スイスクラシック グルメステーキナイフ
精密に研磨加工された波刃のウェービーエッジにより、食材を確実に捉えスムーズにカットできるナイフです。
ブレードと一体型の樹脂製ハンドルは滑りにくく手になじみます。衛生的で破損の心配がありません。
耐熱性が高く、食器洗い機や煮沸消毒に対応しています。軽量でカラフルなハンドルがポイントです。おしゃれなナイフを求めている人に適しています。
③「ビクトリノックス」アウトドアクッキングナイフ プロフェッショナル
BBQやアウトドア料理に特化したキャンプクッキングナイフです。射出成形の樹脂製のハンドルは滑りにくいでしょう。
ブレードは約15cmなので持ち運びやすいといえます。高い耐熱性があるので煮沸消毒ができます。
耐久性に優れたターポリン製の専用ケースが付属しています。2つ折りの収納構造は汚れを拭き取りやすいため簡単に手入れができます。アウトドアで本格的な料理をしたい人は見逃せませんよ。
④「モーラナイフ」コンパニオン ヘビーデューティー ステンレス
刃厚が3.2mmと厚く、耐久性に優れたナイフです。使用している高品質なスウェーデン鋼の特徴は、鋭い切れ味・刃こぼれのしにくさ・メンテナンスの容易さです。
TPEラバーハンドルによる強いグリップ力によって安定した作業ができます。調理だけでなく、薪割りやフェザースティック作りなどのブッシュクラフトにも使えるオールラウンダーです。手に取りやすい価格なので初心者に向いていますよ。
⑤「SCHRADE」アウトドアナイフSCHF36
耐久性に優れたハイカーボン鋼を使用しているナイフです。ブレードの両側をハンドルで固定するフルタング構造です。グリップは指がフィットしやすい形状のため滑りにくいでしょう。
紛失防止用のストラップ紐が付属しています。頑丈なキャンプナイフをお求めの人にぴったりなアイテムです。
⑥「鍛冶屋トヨクニ」土佐渓流鉈150 黒槌目 ダマスカス15層青2鋼
ブッシュクラフトやキッチンナイフに使えるため、アウトドアライフの強い味方になるナイフです。
職人によるハンドメイドのため、使い込むことで徐々になじんできます。経年変化を楽しみたい人や、本格的なアウトドアナイフを探している人に向いているでしょう。
⑦「キャプテンスタッグ」CSフィールドナイフUM-13
刃厚3mmでバトニングに対応し、鋭利な先端形状で調理も可能な万能タイプです。錆びにくく手入れが簡単なステンレス製ブレードです。刃渡りは11.5cmと比較的長めですよ。
セーフティガードが付いており、滑っても怪我がしにくくなっています。シースにはベルト装着用のベルクロ、グリップエンドにはロープを通せるホールがあるため持ち運びやすいでしょう。
持ち運びやすさを重視する人は必見の商品です。
様々な用途に使えるマルチツールナイフ5選
多機能なマルチツールナイフは持っていれば何かと役に立ちます。料理だけでなく様々なシーンでも活躍しますよ。
①「ビクトリノックス」ハントマン T
15種類の機能を搭載した、マルチツールナイフのなかでも人気が高いモデルです。
多機能でありながら重量はわずか97gと軽量のため、実用性と携帯性が両立されているといえるでしょう。アウトドア活動で荷物を増やしたくないときや登山向けの商品です。
②「ロゴス」LOGOS PRO マルチツール16
キャンプ・釣り・アウトドア全般で活躍するマルチツールナイフです。16の機能を備えています。オールステンレス製で錆に強く、手入れが簡単ですよ。
ノコギリの背面は、ファイヤースターター用のファイヤーストライカーとしても使用できます。メンテナンスが非常に簡単なアイテムですよ。
③「LEATHERMAN」FREE T4
携帯しやすい軽量なマルチパーパス・ポケットツールです。片手で操作できるロック機能が備わっています。人間工学に基づいたデザインなので、手になじむ優れたホールド感があります。
ツールの開閉時には「カチッ」という感触があり、確実にロックされているのが感じられます。またハンドルの外側にツールが配置されているため、直感的かつダイレクトにアクセス可能です。
マグネット機構によって開閉時の摩擦抵抗を軽減しているため使用時のフラストレーションが減るでしょう。幅広いユーザーの日常生活を便利にする多目的ツールです。
④「中林製作所」冒険クラブ20徳ツールナイフ
アウトドアや日常の作業で使える20のツールを内蔵したマルチツールナイフです。
耐久性が優れたステンレス製です。グリップ上部に差し込まれているピンセットとつまようじは何かと活用できますよ。また携帯に便利な布ケース付きです。
非常時や災害時にも活用できるため備えておいて損はありません。
⑤「キャプテンスタッグ」CSマルチツール13
役立つ機能だけを厳選したマルチツールです。持ち運びやすさに関わるキーリングが付いています。ウロコ取りや針はずしが付いているので、釣りをする人にぴったりなアイテムです。
キャンプ料理用ナイフのケース 3選
怪我することなくナイフを持ち運ぶのに必要なのはナイフケースです。ナイフと一緒に購入しておきましょう。
①「ビクトリノックス」ブレードプロテクション
丈夫なポリプロピレン素材を使用した、手持ちのナイフを差し込むだけで簡単に使用できるナイフカバーです。
保管時の怪我やブレードのダメージを防げます。サイズが4種類あるので、手持ちのナイフにあったカバーを選べますよ。
また食洗器対応で手入れが楽です。簡単に取り扱えるナイフケースを探しているならこれがぴったりでしょう。
②「ビクトリノックス」ナイフケース
クラシック用レザーポーチは、マルチツールをキズや汚れから守るアイテムです。
バッグやキーホルダーに取り付けることで携帯性が向上します。さらに取り外し可能なネックストラップが付いており、作業時には首から下げられますよ。
クラシックなデザインのおしゃれなナイフケースが欲しいならこちらを検討してみてはいかがでしょうか。
③「KOGU」スパチュラナイフカバー
軽量で持ち運びやすいおしゃれなナイフカバーです。ボタン止めで刃の飛び出しをしっかりと防ぎます。アウトドアやキャンプでもおしゃれにこだわりたい人向けのナイフケースです。
キャンプ用ナイフで料理する際の注意点
キャンプ料理でナイフを使用するときに注意すべき点があります。法律にも関わるので購入前に把握しておいてください。
ナイフのケースは必ず購入しよう
ナイフを安全に持ち運ぶためにケースを購入しておきましょう。移動中にナイフが飛び出して怪我をするリスクを避けられます。
また運搬中に刃が傷つくことを防げます。ケースはナイフと一緒に購入してくださいね。
銃刀法には十分注意しよう
キャンプナイフの使用に際し「銃刀法違反」に注意が必要です。日本の法律では、刃体の長さが6cmを超える刃物を正当な理由なく所持すると「銃刀法違反」に該当します。
一方で刃体の長さが6cm以下であっても、正当な理由なく携帯するのは「軽犯罪法違反」に該当します。
キャンプや登山でナイフを持ち運ぶ際はケースやコンテナに必ず収納し、すぐに取り出せない状況で保管してください。
さらにキャンプや登山から帰宅した後はナイフを忘れずに自宅に戻し、車内に放置しないようにしましょう。キャンプナイフを所持する際は法を遵守し、怪我なく取り扱うのが重要です。
料理用と薪割り用は必ず使い分けよう
ナイフには、料理に適しているものと薪割り用のものがあります。使い分けたほうがストレスなく快適に使用できますよ。
料理向けのナイフには、刃の厚さが薄く調理しやすいフォールディングナイフが適しています。
厚さが2mm前後のナイフは切れ味がよく食材のカットが簡単です。コンパクトに収納できるので気軽に持ち運べます。
薪割りやバトニングに適しているのはシースナイフです。刃とグリップが一体型なので強度が高く頑丈です。
ハードな作業にも十分耐えられます。調理でも使用できますが、フォールディングナイフよりも携帯性は劣ります。
ナイフの種類によって向き不向きがあるので用途によって使い分けたほうがよいでしょう。薪を割ったナイフで食材を切るのは衛生的にも好ましくありませんね。
キャンプ用ナイフの切れ味を保つには?
キャンプナイフを長持ちさせ、切れ味を保つためには使用後の手入れが重要です。以下の方法や対策で切れ味を保ってください。
基本的なお手入れ
使い終わったらお湯と中性洗剤で汚れを洗い落とします。水気をしっかり拭き取り、湿気のない場所で保管します。とくに、カーボン素材は錆びやすいので注意しましょう。
防腐対策
しばらく使用しない場合は、防腐用のオイルを刃に塗ってください。
黒錆加工を施すと赤錆の進行を防げます。黒錆加工とは、錆が発生しやすい鉄などに対して鉄タンニン化合物の被膜を形成し、赤錆の進行を防ぐ処置のことです。
脱脂をしてから「紅茶」と「お酢」を混ぜた液体に浸し、その後乾燥させることで黒錆加工ができますよ。
刃の研磨
刃を研ぐことで切れ味を保つのも重要です。汚れを綺麗に洗い流してから、砥石やシャープナーで研いでください。切れ味を保つことで、使用中の怪我防止にも繋がります。
定期的なメンテナンスを行うことで、キャンプナイフの性能を保って長持ちさせられます。