≫ 「薪割りのためのキャンプ用ナイフおすすめ42選」を先に見たい方はこちら
バトニングとはナイフで木を割る技術のこと
バトニングとは、ナイフを使って木を割る技術のことを指します。
薪割りの基本的な方法のひとつで、ナイフの背に別の木の棒を叩きつけて、木を割っていきます。薪を細かく割るのに適しており、キャンプでの薪作りに非常に便利です。
バトニングの利点は、薪割り斧を持ち運ばなくても、ナイフ1本で効率よく薪を作れる点にあります。軽量で持ち運びしやすいナイフは、キャンプ用品をコンパクトにまとめたい人にとって理想的な道具です。
また、バトニングにより、細かい薪だけでなく、適度な大きさの薪も簡単に作れます。使用する焚火台にあわせて薪を用意すれば、焚き火の火力を調節しやすく、料理や暖を取る際にも役立つでしょう。
薪割りのためのキャンプ用ナイフの選び方
薪割りに適切なナイフを選ぶときは、以下のポイントに注目しましょう。
- 素材で選ぶ
- サイズ選ぶ
- 機能で選ぶ
- 種類で選ぶ
①素材で選ぶ
キャンプ用ナイフの素材は、大きくわけるとステンレス鋼とカーボン鋼の2種類です。ステンレス鋼は錆びにくく、メンテナンスが容易ですが、切れ味はカーボン鋼のほうが優れています。
一方、カーボン鋼は切れ味は抜群ですが、錆びやすいデメリットがあります。使用後はしっかりと水分を拭き取り、油を塗るなどのメンテナンスが必要です。
②サイズで選ぶ
薪割りをする際は、ナイフの刃の長さ・重さなどのサイズ選びが重要です。薪割りに適した刃の長さは10〜15cmくらい、厚みは3.5mmほどを目安に選びましょう。薪が短すぎると力が伝わりにくく、逆に長すぎると扱いにくくなります。
また、刃が厚いナイフほど強度があり、薪を押し広げて割る力も強いため、バトニングに適しています。
③機能で選ぶ
薪割り用のナイフには、多機能タイプもあります。キャンプ料理や、そのほかの作業にも使えるように設計されたナイフは非常に便利です。たとえば、以下のような用途で役立ちます。
薪割り用ナイフの便利な機能
- ファイヤースターター:マッチやライターがなくても火を起こせる
- ホイッスル:緊急時に吹き、まわりに知らせる
- 缶切り・フォーク・スプーン:食事の準備や調理に便利
- はさみ・ドライバー:修理や工作など、さまざまな作業に使える
- 鋸歯加工:薪や小枝などの切断ができる
- シース(ケース):ナイフをしっかりと保護し、携帯時に安全性が向上する
上記は一例ですが、ナイフに付随する機能やアクセサリーを比べて、自分に合ったナイフを見つけましょう。
④種類で選ぶ
ナイフには固定刃ナイフと、折りたたみナイフがあります。
固定刃ナイフは一般的に耐久性が高く、力を入れやすいので薪割りに適しています。構造がシンプルで壊れにくく、バトニングのような力が加わる作業に向いています。
一方、折りたたみナイフは持ち運びやすく、機能性が高いのが特徴です。携帯性に優れ、日常のさまざまなシーンで便利に使えますが、構造上、強度が固定刃ナイフに劣る場合があります。
キャンプやアウトドアでの使用をメインに考える場合は、固定刃ナイフを選ぶとよいでしょう。用途に応じて、どちらが適しているかを考慮して選ぶのがおすすめです。
キャンプナイフについてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事もチェックしてみてください。
薪割りで使う時のキャンプナイフおすすめブランド
薪割りに適したキャンプナイフのおすすめブランドを紹介します。
①ワークマン
ワークマンは、コスパに優れた製品で知られており、初心者にも扱いやすいナイフが手に入ります。
日本のキャンパーになじみやすく、品質と耐久性に優れています。そのため、キャンプだけでなく日常のアウトドアにも使える万能アイテムとして人気です。
2023年6月発売の「フルタングナイフ ケース付き」は、即完売が続く人気商品。ワークマンのオンラインストアでは扱っていないため、定期的に店舗をチェックしてみましょう。
②モーラナイフ
モーラナイフは、スウェーデンのモーラ地方で生まれた伝統的なナイフブランドです。130年以上の歴史をもち、熟練の職人技と最新の技術を組みあわせ、高品質なナイフを作り続けています。
モーラナイフの魅力は、鋭い刃と握りやすいグリップです。スカンジナビアン・グラインドと呼ばれる刃付けにより、木を削る繊細な作業から力強い薪割りまで、幅広い用途に対応しているのが特徴です。グリップは長時間の使用でも疲れにくく、安定した握りやすさを得られます。
キャンプやブッシュクラフトなどのアウトドア活動に適していて、初心者からベテランまで、誰もが使いやすいナイフとして高い人気を誇ります。スウェーデン王室御用達の品質を、手頃な価格で手に入れられるのも魅力です。
③鍛冶屋トヨクニ
鍛冶屋トヨクニは、高知県南国市にある伝統的な打ち刃物の製造販売会社です。土佐400年の伝統技術「土佐自由鍛造」を用いて、職人が手作業でナイフを製作しています。包丁・狩猟ナイフ・和式刃物など、数多くの商品を扱っています。
適切な熱処理により、使用用途に適した硬さ・耐久性・弾力性を兼ね備えた高品質な刃物を生み出し、アウトドアでの過酷な使用環境にも対応可能です。
日本の伝統技術と職人の技が詰まった美しいデザインと、優れた機能性を両立した一生もののナイフとして、多くの人に愛用されています。
④オピネル
オピネルは、フランスの老舗ナイフブランドで、120年以上の歴史を誇ります。機能性とデザイン性に優れたナイフは、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館の「世界の美品100特選」にも選ばれています。
おもにフォールディングナイフを取り扱っていて、多くのモデルにはセーフティーロック機能が搭載されています。グリップは、天然木を使用したモデルが多く、あたたかみのある自然な風合いを楽しめるのも魅力です。
価格もリーズナブルなので、初めてのナイフとして手に取りやすいブランドといえるでしょう。シンプルでありながら、使い勝手もよいことから、初心者から上級者まで幅広いユーザーに人気です。
薪割りに最適なシースナイフ15選
ここでは、薪割りやキャンプ料理など多用途に使えるおすすめのシースナイフを紹介します。
シースナイフは刃が固定されており、強度と安定性が高く、バトニングにぴったり。シンプルな構造で壊れにくいため、力を加える作業にも向いています。
トヨクニ/曲がり焚き火鉈・ 黒両刃 「柄角度/標準型」
美しさと機能性を兼ね備えたナイフです。ブレードは「日立青紙二号鋼」を使用しており、黒い輝きが目を引きます。
刃は両刃になっており、薪が割りやすいのがポイント。また、ツバが付いているため、万が一手を滑らせてしまった際にも、ケガの防止に役立ちます。
耐久性が高く、刃持ちが良いため、長時間の使用にも耐えられます。グリップは手にフィットしやすい形状で、使い勝手がよいので薪割り初心者にもおすすめのナイフといえるでしょう。
モーラナイフ/ ガーバーグ スタンダード
刃が柄のなかまで貫通している頑丈な構造で、高い強度をもっています。ステンレス製の錆びにくい刃は、ストレートに近いドロップポイント型で、バトニングにうってつけの形状をしています。
アウトドアでの過酷な使用にも耐えうる設計なので、本格的なブッシュクラフトを楽しみたい人に適したアイテムです。
シュレード/アウトドアナイフ SCHF36
バトニングに適した頑丈な作りのナイフです。刃が柄の内部まで一体となった構造が特徴で、硬度の高い「1095ハイカーボン鋼」使用。耐久性抜群かつ厚さ約6mmの刃は頼れるアイテムといえます。
刃寄りの重心で薪に刃が食い込みやすいのもポイント。たき火を楽しむキャンプや、サバイバル感覚でアウトドアを楽しみたい人にぴったりです。
ユニフレーム/UFブッシュクラフトナイフ
バドニングにも使える、厚さ3.5mmの丈夫な刃が特徴のナイフです。錆びにくいステンレス製の刃と、握りやすいグリップを備えています。薪割り初心者にも扱いやすいでしょう。
デイキャンプから、ブッシュクラフトメインの本格的なキャンプまで、幅広いシーンで活躍する便利なアイテムです。
カウハバン プーッコ パヤ/ ヴィサ #104
ブッシュクラフト用ギアを数多く発売する北欧ブランドのナイフです。刃には本格的な炭素鋼を使用しています。
小ぶりながらバトニングやフェザースティック作りに適した形状で、薪割りはもちろん、ブッシュクラフトを本格的に楽しみたい人にもぴったりです。
ムエラ/トゥアレグ 茶マイカルタ シースナイフ
食材を問わずスムーズにカットしやすい、平らな形状の刃が特徴のナイフです。十分な刃渡りとフィット感の高いハンドルを備えており、スペインの老舗ブランドによる品質の高さも魅力です。
キャンプでは、料理から薪割りまで、幅広く使える便利なアイテム。ケース付きなので持ち運びもしやすいでしょう。
ベアボーンズ/NO.6 フィールドナイフ2.0
太めの薪を割るのに適した、やや長めの刃を備えたナイフです。木を割るときに力を入れやすいドロップポイントの形状で、高炭素鋼の頑丈な刃を採用しています。
たき火を楽しむキャンプや、ブッシュクラフトを本格的に楽しみたい人に候補となる商品です。
アハチ/レウク 90
フィンランドの伝統的なメーカーのナイフです。ブレードには高品質のカーボンスチールを使用しており、厚みがあるため、重い切断作業にも適しています。ハンドル部分は手に馴染むデザインが施されていて、長時間の使用でも快適です。
また、専用のレザーシースが付属し、携帯性にも優れているのがGOOD!本格的なアウトドアを楽しむ上級者はもちろん、日常的な作業でも役立つでしょう。幅広いユーザーにおすすめのナイフです。
KA-BAR(ケイバー)/BK2 ベッカーコンパニオン
6.35mmという非常に分厚い刃をもち、バトニングに特化した設計のナイフです。特殊な鋼材を使用しているので高い強度を誇ります。
木材への食い込みがスムーズなドロップポイントの形状が特徴。本格的な薪割りを楽しみたい人に適した、頼もしいアイテムとなるでしょう。
馬場長金物/多喜火鉈 ステンレスナイフ型
バトニングの目印として刃に刻まれた縦ラインが目を惹くナイフです。薪を割る目安がわかりやすく、バトニングしやすいように設計されています。力加減の調節や細かな作業にも役立つでしょう。
4mmという厚みのある刃と十分な刃渡りにより、薪に食い込みやすいのが特徴です。バトニング専用のナイフを求めている人にぴったりのアイテムです。
VICTORINOX(ビクトリノックス)/アウトドアマスターL
刃からハンドルまで一体成型されたナイフ。頑丈な構造で高い強度を誇ります。ドロップポイント型のステンレス製の刃を採用しており、シースにはファイヤースターターも付属しています。
バトニングから火起こしまで一本で楽しめるので、ソロキャンプをする人にぜひ検討してほしい商品です。
Helle knife(ヘレナイフ)/テマガミCA
ノルウェーの職人による手作りナイフです。カーボンスチール製の刃は強度と耐久性に優れています。刃が柄の中程まで入り込み、半一体構造になっているのがポイント。硬い薪割りにも対応でき、キャンプで重宝するでしょう。
美しいデザインも魅力で、ブッシュクラフトの道具としてはもちろん、インテリアとしても楽しめる優れたアイテムです。
ONTARIO(オンタリオ)/#8667 RAT-5
アメリカの軍隊用ナイフを中心に、製造・販売しているメーカーのナイフです。厚さ約4.7mmの刃が、薪に力強く食い込みます。刃が柄の内部まで一体となった構造により、高強度を実現。鋭い切れ味の炭素鋼製の刃も頼りがいのある使い心地です。
野営地で本格的な薪割りを楽しみたい人にとっては、頼もしいアイテムとなるでしょう。
MOSSY OAK/ナイフセット シースナイフ&折畳みナイフ
シースナイフ・実用的な折りたたみナイフの2本が1セットになっています。折りたたみナイフはコンパクトながら、使いやすいサイズ感。シースナイフは、握りやすい天然ウッドハンドルを採用しており、重量バランスがよく操作性も抜群です。
専用シース付きで携帯性にも優れているので、アウトドアのみならず、DIY・防災用の1本としても、持っておきたいアイテムです。
オルファワークス/アウトドアナイフ サンガ OW-SG1
人間工学にもとづいて設計された、国産アウトドアナイフです。3.2mmの厚みをもつステンレス刃は、切る・削るだけでなく、バトニングにも対応しています。刃先がハマグリ形状になっているため、切れ味・耐久性ともに抜群です。
また、ナイフの背にファイアスターターを擦り付けて、火花を起こすことも可能。アウトドアでの使いやすさを追求した設計なので、初心者から上級者まで幅広く使えるアイテムです。
折りたたみ式でコンパクトなフォールディングナイフ15選
ここでは、コンパクトで使い勝手のよいフォールディングナイフを紹介します。
フォールディングナイフは、コンパクトに折りたため、携帯性に優れているのが特徴です。アウトドアでの持ち運びに便利で、多機能なモデルも多く、キャンプや日常のさまざまなシーンで活躍します。
オピネル/ステンレススチール No.08
錆びに強いステンレス製の刃を使用した、人気のフォールディングナイフです。独自のツイストロック機構により、使用時と収納時の両方で安全性を確保します。
サイズ展開が豊富で、こちらのNo.08は小ぶりで持ち運びに便利なサイズ感です。頻繁なメンテナンスが不要なので、初心者にもおすすめ。デイキャンプからオーバーナイトまで、幅広いアウトドアシーンで重宝しますよ。
オピネル/カーボンスチール No.10
カーボンスチール製で、切れ味の優れたナイフです。ハンドルには、湿気や汚れから守るニスを塗布した滑らかなブナ材を採用しています。木目がうつくしく広がる模様で、木材の温かみや質感が際立ちます。
約75gと軽量なので、持ち運びも簡単。刃渡りが約10cmあり、野営地での調理にぴったりです。本格的なブッシュクラフトを楽しみたい人に適したアイテムです。
オピネル/ステンレススチール No.06 革紐付き Colorama
豊富なカラーバリエーションが魅力のコンパクトなフォールディングナイフです。錆びに強いステンレス製の刃は、長さ約7.3cmで、ハンドル部分には滑らかなシデ材が採用されています。
折りたたんだあとのセーフティロック機能により、使用時の安全性が確保できるのもうれしいポイント。革紐付きなので持ち運びも便利です。カラフルなデザインが好きな人に、ぜひチェックしてほしいナイフです。
オピネル/ラウンドティップステンレススチール No.07
丸く加工された刃先が特徴のフォールディングナイフです。軽量で錆びにくい、ステンレススチール製の刃が特徴です。
ハンドル部分は折りたたみ可能で、刃長は約7.5cmとコンパクト。先端が突き刺さることがないため、キャンプナイフ初心者や、子どもがいるファミリーにおすすめのアイテムです。
スパイダルコ/ドラゴンフライ2 波刃
波刃を備えた小型のフォールディングナイフです。錆びに強い「H-2鋼」を刃に採用し、長期間の使用でも錆びにくいのが特徴です。また、折りたたむと全長が約8.5cm、重量約34gとコンパクトになります。
左右で付け替え可能なポケットクリップも付いているのもうれしいポイント。ロープや紐の切断に適しており、登山やトレッキングなど、荷物を軽量化したいアウトドアシーンにでも活躍するでしょう。
スパイダルコ/エンデューラ4 ザイテル ブラック 半波刃 C10PSBK
直刃と波刃のコンビネーションにより、汎用性の高い半波刃モデルです。ナイフの穴はトレードマークラウンドホール。砥ぎやすく錆びにくい高性能ステンレス「VG-10」を刃に使用していて、ハンドル部分は、滑りにくい加工を施したガラス繊維強化ナイロン製です。
折りたたむとコンパクトになり、持ち運びも便利!バトニングやロープの切断など、キャンプのさまざまな作業で使いたい人は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
ガーバー/パラフレーム1 半波刃
無駄を省いたオープンフレームのデザインが印象的な、小型のフォールディングナイフ。刃とハンドルは、チタンコーティングが施されたステンレス製です。半波刃なので、さまざまな作業に対応できるでしょう。
折りたたむと全長約10.4cm、重量約72gと非常にコンパクトです。武骨でシンプルなデザインが好きな人におすすめのアイテムです。
VICTORINOX(ビクトリノックス)/ハンティング Pro
マルチツールで有名なVICTORINOXブランドが手がけるフォールディングナイフです。片手で開閉しやすいサムホールと、ロック機構を搭載しています。
人間工学にもとづいた形状のハンドルと、ラージブレードにより使い勝手も申し分なし。専用レザーケースが付いているのも好ポイントです。ハンティングや野営地での使用に適したナイフです。
BUCK(バック)/110 フォールディングハンター 0110BRS-B
老舗ブランドの頑丈なフォールディングナイフです。ステンレス製の刃は刃長9.5cmで、ロックバック機構の採用により安全性も確保しています。真鍮製のボルスターがアクセントになったデザインも魅力です。
使わないときは折りたたんで、専用の本革ケースに収納すればベルトに装着可能です。独特な高級感をもつナイフは、キャンプギアにこだわりたい人におすすめですです。
LOGOS(ロゴス)×肥後守 ナイフ/特別手作り鍛造
人気アウトドアブランドLOGOSと、刃物の名産地である熊本の老舗メーカー肥後守がコラボしたフォールディングナイフです。伝統的な製法で作られた青紙鋼の刃は、美しい刃文が特徴的です。
ひとつひとつ手作業で丁寧に仕上げているため、長く愛用することができます。刃を折りたたんで鞘に収められる構造により、収納時もかさばらないでしょう。ブッシュクラフトや調理などの使用に適したアイテムです。
G・サカイ/Preppy(プレッピー)
軽量コンパクトなフォールディングナイフです。刃長は約5.5cmとやや短めながら、切れ味は抜群。重量はわずか18gと軽量で、比較的手に入れやすい価格もうれしいところです。
折りたたむとコンパクトになるロックバック機構を備えており、携帯性もGOOD。軽量な装備を好む人に試してほしいナイフです。
ユニフレーム/ギザ刃 キャンプナイフ
使いやすさを重視した、薄くて小型のフォールディングナイフです。ギザ刃加工を施したステンレス製の刃は、小さめですが切れ味は抜群です。
使用時の全長は約22cm、折りたたむと重量約38gと、とにかく軽量なのが魅力。切れ味のよさを活かして、ぜひキャンプの調理で使用してみてください。
Smith&Wesson(スミス&ウェッソン)/Extreme Ops Liner Lock SWA25
タフな使用にも耐える頼もしいフォールディングナイフです。高炭素ステンレス鋼を使用した頑丈な刃により、優れた切れ味を感じられるでしょう。しっかりグリップできるゴムコーティングのアルミニウム製ハンドルもポイントです。
折りたたむと全長18.5cm、刃長8cmに収まります。ストラップ穴とポケットクリップを備え、携帯性にも優れた設計です。タフでありながら、扱いやすいフォールディングナイフを求める人にぴったりです。
グッズランド/折りたたみナイフ GD-CERAMINF
セラミック製の刃を採用した、携帯に便利なフォールディングナイフです。ロングチェーンが付属しており、首からぶら下げて持ち運んだり、クリップを付けて胸ポケットに入れたりできるのが特徴です。
より携帯性を重視したい人は持っていて損のないアイテム。キャンプ、日常用と幅広い用途で使えるため、1本あると重宝しそうです。
Belmont(ベルモント)/フォールディングハンターナイフ MP-287
釣りで重宝しそうな波刃タイプのコンパクトなフォールディングナイフです。全長は約21.5cm、刃長は約9cm。ベルトフック付きで携帯性も優れており、魚の腹を割いたり、ロープを切ったりと手元で作業するのにぴったりのアイテムです。
錆びに強いステンレス製の刃を採用しているため、キャンプだけでなく、フィッシングなどアウトドアフィールドで活躍するでしょう。
切れ味の強いフルタングナイフ12選
薪割りやキャンプ作業に適しているフルタングナイフを紹介します。
フルタングナイフは、刃がハンドル全体を通っているため、非常に頑丈で切れ味も持続します。力が均等に伝わりやすく、重作業に向いています。
Helle knife(ヘレナイフ)/Nord
分厚いステンレス鋼で作られた、大型フルタング構造のアウトドアナイフです。3.7mmの厚いブレードと優れたバランスにより、過酷な環境にも耐えられるの強さをもっています。
カーリーバーチのハンドルもうつくしく、使うほど手になじむのが特徴。レザーシースも付いているため持ち運びも容易です。さまざまなアウトドアシーンで頼れる相棒になるでしょう。
BarkRiver(バークリバー)/ブラボー1 A2
絶妙なバランスの靭性と硬度をもった、人気シリーズのフルタングナイフです。鋭い切れ味と刃こぼれの少なさが魅力で、いろいろなアウトドアシーンで役立ちます。
やや錆びやすい面もありますが、適切なメンテナンスをすれば長く使えます。本格的なナイフを探している人に向いています。
リアルスチール/ブッシュクラフト プラス コンベックス
コストパフォーマンスに優れたフルタングナイフです。手作業で仕上げられた刃は、抜群の切れ味と刃持ちを兼ね備えています。
また、硬度・耐食性・エッジ保持力に優れた、スウェーデン製の高品質14C28N鋼を採用しているのがポイント。バドニング向けのコンベックスグラインドナイフを手頃な価格で求めたい人は、見逃せないアイテムです。
ジョーカー/CN122-P エンバー
スペインの老舗ブランドが手がけるフルタングナイフです。ステンレス製の刃が、優れた切れ味と耐久性を発揮し、シンプルでスタイリッシュなデザインも魅力。ウォールナット製のハンドルは、快適なグリップ感を味わえます。
また、ファイヤースターター付属で着火にも対応可能。「どのような大きさの手にも持ちやすい」を目指したデザインとなっており、使う人を選ばない万能ナイフです。
Moki Knife(モキナイフ)/バーグ( コンベックスグラインド)
キャンプやBBQ・ブッシュクラフト、ハンティングと、あらゆるアウトドアシーンで活躍する、高品質なフルタングナイフです。非常に硬度の高いVG7ステンレスを刃に使用し、抜群の耐摩耗性と切れ味をもちます。
バトニングに適したコンベックスグラインドと、フィット感抜群のハンドルにより扱いやすさもGOOD。職人技が光る、国産ならではの確かな品質を楽しみたい人におすすめです。
モーラナイフ/ガーバーグ ブラックブレード
スウェーデンの名門ブランドが手がけるフルタングナイフ。黒一色のスタイリッシュなデザインが目を惹きます。錆びにくいコーティングを施したカーボンスチール製の刃は、優れた切れ味と高い耐久性を誇ります。
ブラックレザーの専用ケースも付属しているので、携帯性にも優れています。シンプルかつ丈夫なナイフを求める人に向いています。
モーラナイフ/コンパニオンMG ステンレス
スウェーデンの老舗メーカー・モーラナイフの定番モデルです。ステンレス製の刃は、厚さ2.5mmとやや薄めながら、優れた切れ味と耐食性をあわせもっています。
滑りにくいラバーグリップや、ベルトに装着できる専用プラスチックシースなど、使い勝手のよさが魅力。キャンプナイフ入門にふさわしいアウトドアナイフです。
モーラナイフ/コンパニオンスパーク
「コンパニオン」のファイヤースターターが付いたモーラナイフの人気モデルです。
グリップの底には着火道具が収納されており、リフレクター機能のある紐を付ければ暗闇でも見失う心配がありません。ワンタッチで着火できるので、いざというときに頼りになるでしょう。
高品質のステンレス製の刃で切れ味がよく、オールラウンドに使えるアイテムです。
キャプテンスタッグ/CS フィールドナイフ115(シース付)
調理やバトニング、フェザースティックなど、さまざまな用途に使える万能フルタングナイフです。錆びに強く、お手入れしやすいステンレス製の刃を採用していて、ベルトループ付きの専用シースも付属しています。
リーズナブルな価格ながら、高い機能性を備えており、アウトドア初心者にもおすすめの1本です。
Northern Land (ノーザン ランド) /エアステップ
世界的ナイフビルダーと、国内の名門刃物メーカーがタッグを組んで生み出した、ハイエンドのフルタングブッシュクラフトナイフです。人間工学にもとづいたユニークな段付きグリップは、力強い作業から繊細な作業まで幅広くこなせます。
刃は高品質の鋼材を使用し、キズや錆に強いコーティング処理を施すことで優れた耐久性も期待できます。使い込むほどに味わいの出る牛革シースとともに、自分だけのナイフを育てていきたい人にぴったりのナイフです。
CONDOR(コンドル)/CTK395447HC ビソンテ
研ぎやすく切れ味の持続性に優れた刃をもつ、丈夫なブッシュクラフトナイフです。手になじむウッド製のグリップと、刃厚 3 mmと薄手ながら、バトニングも可能なところがGOOD!適切なお手入れをすることで錆びを防ぎ、長く愛用できます。
コストパフォーマンスに優れた、タフなアイテムを求める人におすすめです。
髙儀(Takagi)/ フルタングナイフ 牛革ケース付き
日本の工具メーカー・髙儀が手がけるフルタングナイフです。特殊ステンレス鋼を使用した頑丈な刃は、優れた切れ味と耐食性を誇ります。人間工学にもとづいた形状のハンドルにより、扱いやすさ抜群です。
上質な牛革の専用シース付きで、携帯性とデザイン性にも優れているのが魅力。日本製のクオリティーとスマートなデザインを兼ね備えたナイフを求める人に、手にしてほしいナイフです。
ナイフで薪割りをするコツ
ナイフで薪割りをする際のコツを紹介します。
バトニングに適した薪を選ぶ
バトニングに適しているのは、まっすぐで節のない針葉樹の薪です。木目に沿って割れやすいスギやヒノキなどがおすすめで、焚き付けにもぴったりです。
広葉樹を使う場合は、なるべく木目がまっすぐなものを選びましょう。薪の太さは、ナイフの刃の長さの半分程度が適しています。
安定した作業環境を確保する
バトニングをする際は、平らな切り株や大きな石の上に薪を立てて作業すると安定します。もしあれば、専用の薪割り台を使うのもおすすめです。
なお、地面に直接薪を置いて作業する際は注意が必要です。ナイフの刃が石などにあたり、傷ついてしまう恐れがあるので慎重に作業しましょう。
バトニングの手順を覚える
バトニングのやり方を覚えておくと、キャンプ場でもスムーズです。手順を簡単に紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
パドニングの手順
- 薪を立て、木目を確認する
- 薪の上にナイフを当てる
- 他の木材などでナイフの背をたたく
- たたき進めて薪を割る
ナイフの刃を薪に垂直にあてたら、太めの枝や専用のバトニング棒でナイフの背を真上から垂直に叩きます。
このとき、刃先ではなく、ハンドル付近に刃をあてるのがコツです。途中で刃が引っかかったら、無理に力を入れず、一旦ナイフを抜いて打ち直しましょう。力任せに叩くとナイフが破損する恐れがあるので、徐々に力を加えていってください。
手袋を着用する
バトニングの作業中は、ナイフの刃先や薪のささくれから手を守るために、革手袋などを着用しましょう。滑り止め付きの手袋を選べば、よりしっかりとナイフを握れて、効率よく作業を進められます。
ナイフの使用における注意点
ナイフを使用するときの注意点を3つ紹介します。正しい扱い方を知っていれば、よりキャンプを楽しめるでしょう。
①銃刀法違反にならないように注意する
正当な理由なく、刃体が6cmを超えるナイフを所持するのは銃刀法違反です。6cm以下でも軽犯罪法違反に問われる場合があります。
キャンプでの利用は正当な理由になりますので、持っていく分には問題ありません。ただし、持ち運ぶときは専用ケースに入れギアコンテナに収納しておきましょう。また、キャンプから帰ってきたら車にナイフを積んだままにせず、家で保管しておくのがおすすめす。
②正しい使い方を学ぶ
ナイフは使い方を誤ると、手を切ってけがをするリスクがあります。キャンプ場でナイフを使用する際は、周囲に人がいないことを確認し、使用後はすぐに片付けてください。
刃物を扱う上で危険なリスクを減らすために、あらかじめ正しい使い方を学んでおきましょう。ナイフの正しい使い方は、インターネットや書籍などで情報を入手できます。経験者のアドバイスを受けるのも有効です。また、使用前には必ずナイフの状態を確認し、刃が欠けていないか、錆びていないかをチェックしておきましょう。
ナイフの扱いに不慣れな場合は、防護メガネや手袋を着用するなど適切な保護具を使用し、安全面にも十分配慮します。初心者が薪割りをするときは、まず小さな薪で練習し、徐々に慣れていくとよいでしょう。
③使用後の手入れも忘れずに行う
キャンプ用ナイフは、使用後の手入れをしっかりと行ってください。汚れを丁寧に落とし、水分をよく拭き取ったら、刃に油を塗って保管します。
ナイフの刃は、摩耗や欠けにより切れ味が落ちていきます。定期的なメンテナンスを行い、性能を保つよう心がけましょう。
薪割りの際には斧も用意しておくと便利
大きな薪や硬い木材を効率よく割るとき、斧があると便利です。斧の重みと刃の形状により、大きな薪を少ない力で割れるため、ナイフと斧を併用するのがおすすめです。斧が役立つ理由を2つ紹介しますので、参考にしてください。
斧とナイフの併用で効率よく薪割りできる
キャンプで大量の薪を準備する必要がある場合や、太い丸太を割る必要がある場合は、斧も用意しておきましょう。ナイフだけでは時間と手間がかかってしまいますので、斧とナイフの両方を用意しておくのがおすすめです。
斧は、重みのある刃部(ヘッド)を備えているため、硬く大きな薪でも簡単に割りやすいのが特徴です。斧で大まかに薪を割り、そのあとにナイフで細かく薪を裂いていくと、より短時間で必要な量と大きさの薪を準備できるでしょう。
扱いやすい手斧がおすすめ
適度な重さと、小ぶりなサイズの手斧(ハチェット)が薪割りに適しています。手斧とは、片手で扱える小型の斧のことで、コンパクトで持ち運びが容易です。重すぎないため、力の弱い人でも扱いやすいメリットがあります。
短くて軽量なので、操作中のバランスも取りやすいでしょう。枝打ちなどの細かい作業にも使えて、ひとつあると重宝するアイテムです。
ハチェットについて詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。