冬キャンプには、ハチェットと呼ばれる、小型の斧があると便利です。焚き火やストーブ用の薪を加工するとき、作業効率が格段にアップしますよ。今回は、冬キャンプで活躍するハチェットの選び方を紹介。おすすめ7選もあるので、ぜひチェックしてください。

ハチェットってなに?

冬キャンプ ハチェット

ハチェットとは、片手で振れる手斧のことです。斧のなかには、トマホークやアックスと呼ばれるものもあります。ハチェットとの違いは、トマホークはアメリカの先住民が使っていた斧。アックスは、両手で持つ大きい斧のことをいいます。

アックスのような大型の斧は、木を倒したり、大きな薪を割ったりするのに使うのが一般的です。

一方で、ハチェットとトマホークも斧の一種ですが、小型の斧に属します。こうした手斧は、普通の斧より柄が短く、コンパクトで軽量。大型の斧に比べると威力は劣りますが、扱いやすいというメリットがあります。

ハチェットがあると、薪を細かくするときや、ほそい枝を払うときに便利です。ストーブなど、薪を使うシーンが多い冬キャンプでは、出番が増えるでしょう。

冬キャンプに向いているハチェットの選び方

冬キャンプ ハチェット

冬キャンプでは、どのようなハチェットを選べばよいのでしょうか。考慮すべきポイントは、大きく分けて次の5つです。

  • 用途
  • 持ち手の素材
  • 刃の厚み
  • 重量
  • サイズ

ひとつずつ、みていきましょう。

用途に応じて選ぼう

使いたい薪のサイズ・量にあわせて選びます。焚き火をする程度なら、コンパクトで軽量なハチェットが適していますよ。

暖房として薪ストーブを使う人は、大きな薪がたくさん必要です。この場合は、長めで重さのあるタイプがよいでしょう。

持ち手の素材をチェックしよう

ハチェットの柄は、主に木製やプラスチック製などがあります。木製の持ち手は手になじみやすいのが特徴。初めて小型の斧を扱う人に向いていますよ。

プラスチック製ハンドルのメリットは、軽量で振動が手に伝わりにくいところです。ハンドルで薪を叩いてしまっても、手がしびれるのを避けられるでしょう。

刃の厚みを確認しよう

ハチェットの切れ味は、刃の厚みで変わります。薄い刃なら切れ味が鋭く、削ぐような使い方ができますよ。薪ストーブの着火に役立つ、焚き付けが作れますね。

一方、刃が厚いタイプは、対象物にしっかりと力が伝わります。太い薪を割るときに重宝するでしょう。

重量をチェックしよう

重さは、持ち運びと作業のしやすさに影響します。

軽いハチェットは、携帯には便利ですが、薪割りにはある程度の力が必要です。それに対して重さがあるタイプは、比較的ラクに薪が割れますが、持ち運びが大変なのが難点。初めて購入するなら、あまり重過ぎないアイテムがよいでしょう。

冬キャンプ用のハチェットは、500〜800g程度の重さを目安にチョイスしてください。

サイズを確かめよう

荷物が多くなる冬のキャンプでは、ギアのサイズも大切です。サイズに比例して刃が大きくなるため、かさばるようだと、取り扱いや運搬が面倒になることも。ハチェットは刃物なので、持ち運びは慎重にしたいですよね。扱いやすい大きさは、全長およそ20〜40cmくらいのタイプです。

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Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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