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10月初旬、全国のライフセーバーが集結する全日本ライフセービング選手権大会が、神奈川県の片瀬西浜海岸で開催されました。グリーンフィールドが応援している「西浜サーフライフセービングクラブ」も毎年出場しています。中でも花形と言われる「オーシャンマン」という競技で見事優勝を飾った園田俊さんに、今年の大会について聞いてみました。

全日本ライフセービング選手権大会とは

全日本ライフセービング選手権

 

ライフセービングの大会とは、水難事故における救助力の向上を目的に、泳力や救助技術を競う競技大会です。

海のパトロールなどのライフセービング活動のオフシーズンに、トレーニングを兼ねたスポーツ大会として、オーストラリアから発祥しました。

日本で初めて大会が行われたのは1975年、鎌倉の材木座海岸で開催した「第一回ライフガード大会」。

その後「全日本ライフセービング選手権大会」と名称を変え、今年で44回目を迎えました。

毎年全国からたくさんのライフセーバーと応援の人々が集まり、会場は感動と熱気に包まれます。

ライフセービングが他のスポーツと異なる点は、目的が勝利することではなく、いかに早く、確実に溺者を救助できるか、ということがゴールであるという点です。

大会の全ては、そんなライフセービング精神に則り行われています。

海で開催されるオーシャン競技は、サーフスキーやボードレースなど海の中で行う「サーフ種目」と、ビーチフラッグスやビーチリレーなど砂浜で行う「ビーチ種目」に分かれています。

どの競技も迫力満点で、ライフセービングをよく知らないという人でも、自然と引き込まれてしまう面白さがあります。

 

こちらは今年の大会初日の映像です。

是非ご覧下さい。

 

DAY1 44th LifeSavingChampionship

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オーシャンマン優勝!西浜SLSC園田俊さんへインタビュー

全日本ライフセービング選手権

 

今年の全日本ライフセービング選手権大会について、グリーンフィールドが応援している「西浜サーフライフセービングクラブ」所属の園田俊さんに感想や手応えをお聞きしました。

 

個人出場種目/結果

・オーシャンマン 優勝

・ボードレース 8位

 

—お疲れ様でした!オーシャンマン優勝、ボードレース8位入賞おめでとうございます。

今年の大会の感想や雰囲気はどうでしたか?

 

今年は11月の世界戦が控えているということもあり、いつも以上にトレーニングに励みあえて調整はせず出場しました。

もちろんその中で『個人二冠、チーム総合優勝』という目標は掲げていましたし、達成できると思っていました。

なぜなら、ここに至るまでに個人でも、チームでも沢山の壁を乗り越え、考えてきたからです。

ある意味、オーシャンマンでの優勝も私の力以上にチームの力が大きかったのではないでしょうか。

ボードレースも優勝できるプランはできており、やってきましたがやはり自然が相手だとどうなるかわかりませんね。だからこそ面白いと思いますが・・・。

来年はしっかり二冠し、チームも総合優勝奪還に向けてやっていきたいと思います。

チームの雰囲気は良かったです。

選手から応援、サポーター、大人から子供まで1つになり盛り上がっていました。

あとはいかに1人ひとりが自分の事以上にチームの為を思って行動できるか、そこだと思っています。

今ができていないとか、そういう事ではなく、今以上にどれだけできるかが大切だと思います。

それほどうちのクラブのチーム力は底なしで強大だと思っています。

 

—去年と比較して、成長したところ、変わったところは?

 

去年と大きく違うところは、全体的なフィジカル強化をパーソナルトレーナーのもと行ったことと、体組成の部分ですね。

主に下半身の強化を重点的に行う事で、クラフト(ボード、スキー)でのパフォーマンスアップ、練習時の効率のアップができました。

体の部分でも、今までで一番考えて取組み、筋肉量は落とさず体重を夏前から5キロ減らすことに成功しました。

体が軽く、確実にパフォーマンスに繋がっていたと思います。

 

全日本ライフセービング選手権

 

—チームとしてはどんな大会でしたか?

 

今年は去年以上に団体種目でのメダル獲得が達成できましたが、優勝種目はありませんでした。

来年は1種目でも多く、特にレスキュー種目では男女共に優勝できるように日頃から取り組んでいこうと思っています。

今年何よりいいなと思ったことは、選手以外のメンバーが1つとなって応援できたこと。

どれだけ選手の励みになったか・・・。

これは継続が大事ですね!

 

—今後の目標を聞かせてください。

 

ひとまずは、11月の世界大会に向けてあと1ヶ月頑張っていこうと思っています。

世界大会ではチーム種目でのメダル獲得、特にボードレスキューでは金メダル、プール競技でも世界記録を目指して戦ってきます。

その先のことに関しては、19年のサンヨーカップ、サーフチャレンジ、20年のイタリア世界大会を目指しています。

どこまで世界レベルに挑戦できるか・・・

これからも日頃お世話になっている方々と一緒にライフセービングを楽しんでいけるようにやっていきたいと思っています。

決して1人ではできませんからね。

これからも応援宜しくお願いします!

ありがとうございました。

 

 

協力:西浜サーフライフセービングクラブ

協力:Guard (櫻井興業)

協力:日本ライフセービング協会

 

DAY2 44th LifeSavingChampionship

GUARD ガード スターオブライフ パラコードブレスレット
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園田さん、ありがとうございました。世界大会も頑張ってください!水辺の事故を減らし、命を守るライフセーバーたち。ライフセービング大会は、相手に勝つことではなく、ゴールの先に人命救助への熱い想いがあります。競技としても面白いので、大盛り上がりの会場に是非一度足を運んでみてください。真剣なまなざしに、きっと胸を打たれるはずですよ!

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。