※このページにはアフィリエイトリンクが含まれています。
ダッチオーブンは、金属製の調理器具です。炒める・煮込む・蒸すといった、いろいろな調理に対応できます。今回は、冬キャンプ飯におすすめのレシピと鍋のお手入れ方法を紹介。ダッチオーブン料理で、あったかキャンプを堪能しませんか。

冬キャンプ飯におすすめ!ダッチオーブン料理5選

冬キャンプ飯 ダッチオーブン料理

ダッチオーブン料理のレシピを5つ紹介します。どれも煮込むだけなので、チャレンジしてみてくださいね。

①体ポカポカ!キャベツ丸ごと「ミルクスープ」

冬キャンプ飯 ダッチオーブン料理

食材の味がスープにしみ出て、うま味たっぷりのスープです。牛乳のみで作ると、まろやかで食べやすく、寒い冬にぴったりなメニューです。

【材料(3〜4人分)】

  • キャベツ(1/2個)
  • じゃがいも(3個)
  • にんじん(1本)
  • ウインナー(2袋)
  • 牛乳(1L)
  • コンソメ(1個)
  • 塩・コショウ(少々)

【作り方】

  1. キャベツはざく切りに、じゃがいもとにんじんは皮をむき、一口大にカットする
  2. 食材をすべてダッチオーブンに入れ、牛乳とコンソメを加えて火にかける
  3. フタをして、弱めの中火であたためる
  4. 食材に火が通ったら、塩・コショウで味をととのえる

【料理のポイント】

ウインナーや肉類を入れることで、味に深みがでます。牛乳は沸騰が早いので、鍋からあふれてしまうことがあります。火加減に注意し、ときどきフタを取って確認しましょう。野菜へ火が通りやすい時短レシピなので、寒い冬キャンプの夜、早く食べたいときもすぐ完成します。カップスープを飲むよりもリッチな味わいでおすすめです。

②しみわたるおいしさ「ポテトグラタン」

冬キャンプ飯 ダッチオーブン料理

寒いキャンプで熱々グラタンを、はふはふ食べるとおいしさもアップ!体の芯からあたたまり、おなかも満たすグラタンです。キャンプで作るのは意外性もあって、皆が喜ぶご馳走メニューです。

【材料(3〜4人分)】

  • じゃがいも(3〜4個)
  • 牛乳(250mL)
  • 生クリーム (250mL)
  • とけるチーズ(5枚)
  • ピザチーズ(100mL)
  • 粉チーズ(大さじ1)
  • 塩・コショウ(適宜)
  • バター(大さじ1〜2)

【作り方】

  1. じゃがいもは皮付きのまま、1cmほどの輪切りにカットする
  2. ダッチオーブンを火にかけ、バターをとかし、じゃがいもをさっと炒める(このとき火が通らなくてもOK)
  3. 牛乳と生クリームを入れて、混ぜ合わせる
  4. とけるチーズ・ピザチーズ・粉チーズの順に乗せ、フタをして弱火にする
  5. フタの上に炭を置き、10〜15分ほど火にかけたら完成

【料理のポイント】

塩・コショウは、食べるときにお好みでかけてください。マカロニや玉ねぎ、ブロッコリーなどを入れると、さらにボリュームのある一品に。そのほか、好きな具材を入れて楽しみましょう。

③バター風味でマイルドな味に「キムチ鍋」

冬キャンプ飯 ダッチオーブン料理

みんな大好き「キムチ鍋」も体の芯から温めてくれるので冬のキャンプ飯にぴったりのメニュー!子どもや辛いのが苦手な方へおすすめしたい鍋です。

【材料(3〜4人分)】

  • 水(300mL)
  • キムチ(1パック)
  • バター(大さじ2)
  • コチュジャン(大さじ3)
  • みそ(大さじ2)
  • ごま油(少々)
  • 塩・コショウ(少々)
  • 白菜(1/4個)
  • 豆腐(1パック)
  • 豚肉(300g)
  • お好みの野菜(えのきだけ・ニラ・もやし・長ねぎなど)

【作り方】

  1. ダッチオーブンにごま油とコチュジャンを入れ、火にかける
  2. コチュジャンを炒めたら弱火にし、キムチを汁ごとダッチオーブンに入れる
  3. 豚肉を入れ、塩・コショウを振り炒める
  4. キムチと豚肉を混ぜ合わせたら、ほかの具材を加える
  5. 水を入れ、中火でぐつぐつと煮たたせる
  6. 煮立ったらみそをとき、バターを入れて、5分ほど火にかければ完成

【料理のポイント】

キムチは辛くないものを使えば、子どもでも食べやすくなります。シメにご飯やラーメン、うどんを入れてもOKです。残った汁が少ない場合は、水やキムチを足しましょう。夜食や晩酌のおともにすれば、冬キャンプで冷えた体をさらに温めてくれることでしょう。

④日本酒の出汁割が楽しめる「おでん鍋」

冬キャンプ飯 ダッチオーブン料理

冬のキャンプ飯におでんを食べるのもよいですね!熾火(おきび)になった焚火の上にダッチオーブンを置いておくと少しずつ味が沁みて、時間が経つにつれおいしくなります。スープを足しながら、好きな具材を追加して、冬キャンプの長い夜を楽しみましょう。

【材料(3〜4人分)】

  • 大根(3/4本)
  • はんぺん(2枚)
  • ちくわ(4本)
  • 焼き豆腐(1丁)
  • ゆで卵(4個)
  • がんもどき(3枚)
  • こんにゃく(1丁)
  • そのほか、お好みの具材
  • おでん鍋の素 1箱(粉末タイプの場合)

【作り方】

  1. おでん鍋の素と水をダッチオーブンに入れ、具材を並べる
  2. 弱火〜中火にかけ、味がしみるまで煮込めば完成

【料理のポイント】

お酒好きな人なら、ぜひおでんの出汁で「出汁割り」をつくってみてくださいね。具材を煮込んだ出汁を日本酒に加えるだけで、手軽に楽しめます。コクのある味わいで、体に沁みわたり温まりますよ。また、残っただし汁に、うどんを入れてシメとして食べるのもおすすめです。アレンジのきく「おでん」は、冬のキャンプ飯に重宝するメニューです。

 

ダッチオーブンのお手入れ方法

冬キャンプ飯 ダッチオーブン料理

ダッチオーブンのお手入れには、ちょっとしたコツが必要です。ここでは、鋳物製のダッチオーブンのお手入れ方法を紹介します。

ステンレス製のダッチオーブンは、家庭用の鍋と同じお手入れ方法でOKです。洗剤やスポンジを使って洗います。そのあと、油を塗る必要はありません。

①使用後は熱いお湯を使う

熱い状態のまま、ダッチオーブンに冷たい水を入れるのはNGです。温度差で、ダッチオーブンが割れてしまうことがあります。すぐに洗いたい場合は、熱いお湯を入れて、汚れを浮かせてから洗いましょう。

②木製のヘラで洗い、水分をよく飛ばして保管

鍋を傷つけないよう、汚れは木製のヘラで落とします。ダッチオーブンについた汚れを、ヘラでこするようにして落としましょう。そのとき、油膜を落とさないように、洗剤なしで洗ってください。金属製のタワシは使わないでください。鍋の表面に傷がつき、サビの原因になるためです。

油汚れが気になり洗剤を使用する際は、洗ったあとにシーズニングをします。シーズニングとは、洗った後に水分を飛ばし、油を少し敷いたダッチオーブンで野菜くずなどを炒めて油膜を作ることです。

少し手間のかかるお手入れですが、手入れを怠らないことで、焦げや食材の張り付きを防ぎ、長く愛用できる鍋になっていきます。

③空焚きをして水分を飛ばす

使用後は、鍋の水分をしっかりと飛ばしましょう。水分を布で拭き取ったあと、鍋を火にかけて空焚きをしてください。ダッチオーブンの表面には細かい穴があるため、しっかりと乾かすのがポイントです。

④ダッチオーブンに油を塗る

水分を飛ばして鍋が冷めたら、全体に油を塗ることで、サビにくくなります。あまり不純物の入っていない、オリーブ油がよいでしょう。ダッチオーブンの外側・持ち手・フタにも、忘れずに塗ってください。

 

ダッチオーブンの保管方法

冬キャンプ飯 ダッチオーブン料理

ダッチオーブンは、保管方法を間違えると、サビついて割れることがあります。長く使用するために、適切に保管しましょう。

タオルに包んで保管する

鋳物製のダッチオーブンはサビやすいので、タオルや新聞紙、キッチンペーパーなどに包んで保管しましょう。その際、本体とフタは別々に包みます。専用のケースがある場合も、同じように包んで収納してください。

湿気のない場所に保管する

湿度が低く、風通しのよい場所に収納しましょう。ダッチオーブンの底に足がついていないタイプは、高さのある鍋敷きの上に置いてください。風が通りやすくなり、湿気を防いでくれますよ。

ダッチオーブンは焚火調理ができるので、寒い時期にぴったりです。スープや煮込み料理を食べれば、体の芯からあたたまるでしょう。また、ダッチオーブンは適切なお手入れをすることで、長く使えて便利。ひとつはもっておくと、料理の幅が広がりますよ。今回紹介したレシピは、手軽に作れるものばかりです。ぜひ参考にして、冬キャンプ飯を楽しんでくださいね。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。