よくニュースで耳にするようになった「食品ロス」。地球上では9人に1人が栄養不足で苦しんでいる一方、膨大な量の食品が捨てられ問題になっています。この記事では、SDGsと食品ロスの関係と、家庭でできる取り組みを紹介します。

食品ロスとは

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食品ロスとは、食べられるのに捨てられてしまう食品のことをいいます。

家庭から出る食品ロスの原因は、調理くずや食べ残しだけではありません。腐ったり賞味期限が切れたりした食べ物を、捨ててしまうことでもロスが生まれます。厚くむき過ぎた野菜の皮や、セールなどで大量に購入して食べきれなかった食品も、すべて食品ロスになりますよ。

食品ロスは資源の無駄づかいになるだけでなく、環境にも悪影響を与える原因のひとつです。人口の増加による食料不足が懸念されるなか、食品ロスの削減は世界中で取り組む必要がある課題といえます。

日本の食品ロスの現状

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2022年に農林水産省が公表した資料によると、日本の食品ロス量は年間約522万トン。そのうち、約半分(247万トン)が一般家庭から排出されています。

1人あたりの食品ロス量は年間約41kg。1日あたり、お茶碗1杯分の食品ロスを排出していることになります。

出典:農林水産省「食品ロス量(令和2年度推計値)を公表」「食品ロスの現状を知る

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Greenfield編集部

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