続・トレイルランニング海外レースレポート!フランス・レシャペベルの今年の優勝者は?

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続・トレイルランニング海外レースレポート!フランス・レシャペベルの今年の優勝者は?

毎年8月末、フレンチアルプスのベルドンヌ山脈で、レシャペベルというトレイルランニングのレースが開催されます。今回は、最も過酷で最も美しいと言われる144kmのレースについて、今年のレースの様子や、男女の優勝者についてレポートします。

2018年のレースについて

 

2018年のレースは、警報が出るほどの濃霧により、コースの一部が変更になりました。

レースの前日はエイグベルの町も霧が多くかかっていましたが、夜には大会事務局からスマホにショートメールが届き、「霧の警報がでています。安全のため、GPSにコース情報をダウンロードして、霧の濃い場所では3人のグループで歩くように。」とのことでした。

当日は、Croix de Belledonne, Col de Moretan などの箇所で、コースの変更があることが告げられました。

 

参考:
Video officiel : l’échappée belle 2018

 

 

 

男性の優勝者 : Christophe anselmo (クリストフ・アンセルモ)さん


写真出典:l’échappée belle official site

 

レシャペベルの今年の男性優勝者は、フランス人のChristophe anselmoさんです。

彼は2017年に、イタリアのウルトラトレイルレース「トルデジアン」(Tor des Géants:巨人のレース 距離330km 累積標高24,000m )で9位に入賞しています。

レシャペベルには、2014年、2015年にも参加していて、今回が3回目とのことです。

ちなみに、彼の2014年の記録は31時間51分、2015年の記録は34時間17分ですが、今回の記録は、24時間13分です。

例年の優勝者のタイムは、27-28時間程度なので、今回の彼のタイムは、それと比べても、かなり早いタイムです。
霧の影響で安全確保のため、コースが変更になり、今回は厳しいと言われる箇所を数か所迂回することとなりました。

大会の事務局によると、結果として距離が若干減って、累積標高は1500メートル少なかったようです。

とはいえ、寒さも厳しく、別の意味でも難しさもあったかと思います。

しかし彼にとっては、この条件が都合がよかったようです。

私は今回のレース中、山の上、特に夜や雨が降ったときはとても寒いと感じましたが、彼は天気がよくて暑かったレースに比べると、今回は涼しく、水が足りなくなる心配もなく、理想的なコンディションだったと語っています。

それだけ速く動いているということでしょうか。

驚いたことに彼は、レースの序盤、数人のランナーと一緒にコースを間違えてしまったそうです。

そして、最初のエイド(16キロ)地点では、106位でした。

にもかかわらず、徐々に順位をあげ、25キロ地点では25位、64キロ地点では5位、そして79キロ地点でトップに立つと、そのまま2位以下との差をひろげてゴールしました。

 

 

 

女性の優勝者 : Sandrine Béranger (サンドリン・ベランジェ)さん


写真出典:l’échappée belle official site

 

女性の優勝者はSandrine Berangerさんで、タイムは28時間19分。

男性の参加者も含めた総合の順位は11位でした。

ちなみに彼女は、2005 年にReunion 島で行われるウルトラトレイルのレース「Grand Raid」で 優勝しています。

また、2003年の第1回目のレシャペベルでも優勝していて、その時のタイムは34時間23分、男性も含めた総合の順位は10位でした。

ちなみに、彼女は男性の2位のSébastien Raichonさんとともにチームを組んで、10年前からアドベンチャーレースで世界を転戦しています。

アドベンチャーレースとは、トレッキング、カヤック、マウンテンバイクなどを使って、自然の中で色々なアウトドア競技をこなしながらゴールを目指すレースのことです。

彼らはアドベンチャーレースのスペシャリストでもあります。

 

 

まとめ

今回は、レシャペベルというトレイルランニングのレースの今年の様子や、男女の優勝者についてレポートしました。今回の濃霧によるコース変更のように、山のレースは、気候の変化等でコースミスの確立が高まったり、予測できない事態になったりといったことがあります。そんな中でもトップアスリート達は、その時その時で最善の判断をして、結果を出せるんですね。素晴らしいです。

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