湖畔キャンプ場の魅力
湖畔のキャンプ場は、山や海沿いにあるのとは、また違った魅力があります。湖畔の静けさや安らぎに、ソロキャンパーから子ども連れのファミリーキャンパーまで、幅広く楽しめるのも人気の理由のひとつです。
山と湖、ダブルのロケーションを楽しめる
湖畔キャンプ場周辺の空気は澄んでいて、周囲は自然が豊富なことが多く、四季折々の自然の景観を楽しめます。昼は湖を取り囲む山や木々などの眺望を、夜は天気がよければ満天の星空を堪能できるでしょう。焚き火を囲みながら、湖畔の水の音に耳を傾けるのも最高です。
湖ならではのアクティビティが豊富
湖ならではの水辺のアクティビティなど、さまざまな遊びができるのも魅力です。釣りや水泳、カヌー・カヤックなど、湖でできるアクティビティを楽しめます。また、ハイキングやサイクリングなどにもぴったりの道が完備されていたり、バードウォッチングができたりするスポットがあることも。
湖畔キャンプ場での注意点
魅力が多い湖畔キャンプ場ですが、一方で注意点もあります。あわせてチェックしておきましょう。
夏は防虫対策、秋冬は防寒対策が必要
夏は涼しい水辺に近い湖畔キャンプ場ですが、湿度が高いため虫が多く発生する場合もあります。また、気温が低くなる秋から冬にかけては、防寒対策が必須です。水辺は、予想以上に体感温度が低く感じることもあるので気をつけましょう。
また、湿気があるため霧も発生しやすくなり、朝方気づいたらテントやタープが湿気でびしょ濡れだったということも。霧の中での車の運転にも、十分注意しましょう。
強風などへの防風対策が必要
湖のほとりに近いキャンプ場ほど、景色がきれいで人気があります。湖は海や川ほど水面が荒れず穏やかさがありますが、湖風と呼ばれる特有の強風が吹きます。湖の面積が大きかったり湖の周囲が高い山に囲まれていたりする場合に吹くことが多いため、突風でテントが飛ばされないよう注意しましょう。
眺めのよい場所は混雑しやすい
湖畔にあるキャンプ場は人気が高く、休日にはかなり混み合うことがあります。なかでも、湖畔の周りは人が集中して混雑するため、遠くにテントを設置しなければならなくなることも。
湖を眺めつつキャンプをしたいと湖畔に来たのに、林間で覆われた場所しか空いておらず、肝心な湖が見えないという事態にならないよう気をつけましょう。
【県別】東北のおすすめ湖畔キャンプ場
温泉施設や敷地内のイベントも多く、キャンプ以外での楽しみもできる、東北の湖畔キャンプ場をご紹介していきます。
【青森県】宇樽部(うたるべ)キャンプ場
青森県にある、十和田湖ほとりのキャンプ場です。キャンプ場の北側から雄大な御倉半島を望め、天気がよければ湖を囲む外輪山の先の八甲田山も見えます。キャンプサイトにはオートサイトが10区画あり、湖は見えませんが電源などもあり、プライベート感は抜群。
また、フリーサイトでは通路などを避ければ、湖畔サイト近くの好きな場所に設営が可能です。コテージには寝具やキッチンなどの充実した設備も整っているので、ワーケーションなどでの利用もできます。
さらに、キャンプ場周辺には、乙女の像のある休屋地区や奥入瀬渓流などの観光スポットがあり、十和田湖ではカヌーやカヤックなどのアクティビティも楽しめます。
公式サイト:宇樽部キャンプ場
【岩手県】岩洞湖(がんどうこ)家族旅行村キャンプ場
外山早坂高原の自然公園内にある、岩洞湖の北側にあるキャンプ場。旅行村内の施設には、キャンプ場をはじめ、ちびっこ広場やテニスコートなどもあります。キャンプ場は、フリーサイト・オートキャンプ・ピクニック広場と、3つのエリアに分かれています。
フリーサイトは岩洞湖に1番近いエリアで、森林の中にある木の枝を使ったブッシュクラフトやハンモックなどを楽しむのもおすすめです。オートキャンプ場はシャワーやコインランドリーなどのサニタリーハウスをはじめ、電源なども完備されています。
ピクニックサイトは、広々とした平地エリアになっていて、大型車や大人数でキャンプを楽しむ方にぴったりです。ただし、このサイトからは湖が見えないため注意が必要です。湖を望めるサイトなら、オートキャンプサイトやフリーサイトがよいでしょう。
また、オートキャンプ場利用者の特典として、岩洞湖でのカヤックの無料体験もついていてお得です。
掲載サイト:盛岡市
【秋田県】田沢湖オートキャンプ場
日本一の深さを誇る、田沢湖の東側にあるオートキャンプ場です。湖畔に近い「くにますサイト」と、山側の高台にある景色のよい「いぬわしサイト」の2つに分かれています。一般的なフリーサイトのみならず、キャンピングサイトや、バンガローなど、スタイルに合わせた宿泊が可能です。
こちらのキャンプサイトでは、田沢湖での湖水浴やカヌー、ラフティングなどのアクティビティで遊べます。また、周辺には乳頭温泉や水沢温泉もあり、あわせて利用すれば身体も心もリフレッシュできるでしょう。
公式サイト:田沢湖オートキャンプ場
【宮城県】エコキャンプみちのく
「国営みちのく杜の湖畔公園」の中にあり、蔵王連峰に囲まれた釜房湖畔に面したキャンプ場です。人数やペットに応じた4つの選べるオートキャンプサイトがあります。管理棟のあるセンターハウスには、コインランドリーやイベント会場など設備が充実。
キャンプ道具を持っていなくてもレンタルできるので、キャンプ初心者にも心強いキャンプ場です。また、イベントも充実していて、手作り体験やお祭りなど、子どもから大人まで一日中退屈せずに楽しめます。日中は公園を楽しんで、夜はキャンプサイトでゆったりとした時間を満喫できるでしょう。
公式サイト:国営みちのく杜の湖畔公園
【山形県】白川ダム湖畔オートキャンプ場
最上川の源流・白川湖湖畔にあるオートキャンプ場です。白川ダムは、飯豊町の南西に位置し、ダムサイトにはキャンプ場や施設などがあります。 白川ダム湖畔にあるキャンプ場は、約30のサイトに区切られたオートキャンプ場と、フリーサイトの2つの場所に分かれています。
各区画は、車1台分の駐車スペースが併設されているため、テントに車を横づけすることも可能。春に出現する水没林をはじめとした自然の風景を楽しみながら、ゴルフやカヌーなどのアクティビティを楽しめます。ダム上流部分にある、白川温泉や広河原間欠泉などの温泉施設でキャンプの疲れを癒すのもよいでしょう。
公式サイト:山形公式観光サイト
【福島県】天神浜(てんじんはま)オートキャンプ場
広大な猪苗代湖と磐梯山の絶景を一緒に眺められ、大自然を味わえます。キャンプサイトは、すべてフリーサイトです。水辺だけでなく林間にもサイトがあり、十分なスペースを確保できます。また、ペットと一緒に宿泊できるのもうれしいポイント。
そのほか、湖で水遊びをしたり、SUPやジェットスキー体験も可能です。さまざまなタイプのロッジが完備され、ゆったり落ち着いて宿泊できるキャンプ場です。自分のスタイルにあわせた楽しみ方ができるでしょう。
公式サイト:天神浜オートキャンプ場
※この記事の情報は2023年11月現在のものです。内容が変更する場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPで確認してください。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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