川遊びでの花火マナー①花火可能か確認
川で花火を楽しみたいときは、まずはその場所で花火ができるか確認しておく必要があります。屋外ならどこでもよいというわけではなく、火気の使用が禁止されていたり、近隣からの苦情がでていたりなど、花火ができる川は限られています。
キャンプ場内の川など私有地はわかりやすいですが、そうでない場合は所有者、自治体などによって制限の内容も異なります。花火をできるかどうか、場所や時間などのルールもあわせて確認しておきましょう。
川遊びでの花火マナー②準備
川遊びで花火を楽しむために準備しておくものについて紹介します。
川遊び向きの花火
川遊びに向いている花火はどのような花火でしょうか?自然の中の川という広い敷地を活かして打ち上げ花火をしたくなりますが、川では打ち上げ花火を禁止している場所が多いのです。
音が近隣住民の迷惑になるため、ロケット花火や爆竹のような大きな音の出るものは避けましょう。また、打ち上げ花火や遠くまで飛ぶようなものは木に火が燃え移る可能性があります。
そのため、このような花火は避け、手持ち花火を楽しみましょう。手持ち花火の中でも、子どもから大人まで楽しめるすすき、煙が少ない手持ちスパーク、定番の線香花火などがおすすめです。
準備するもの
バケツ
遊んだあとの花火は確実に消火するのが絶対。水を張ったバケツを必ず近くに用意しておきましょう。
簡単に花火の後片付けができる使い捨てバケツは、花火を水につけおきしなくても、花火を楽しんだ後に凝固剤をいれて固めて捨てるだけで処分できます。水も捨てなくてよいので、片付けの手間を最小限にできます。
ゴミ袋
遊んだあとの花火や、花火が入っていた袋など、こまごまとしたゴミも残さず持ち帰りましょう。
水を入れるバケツに切れ込みを入れた大きいビニール袋をかぶせ、そこに水を入れて花火を捨てれば、ビニール袋を持ち上げるだけで簡単に水が切れます。そして、そのままゴミ袋に捨てられるので簡単に後処理ができます。
懐中電灯
花火は薄暗い中準備をしなければなりません。火も扱うので思わぬケガや事故がないように懐中電灯を準備しましょう。
両手を自由に使えるヘッドランプや、置いて使えるランタンはおすすめです。光量を調節できるものは、準備するときや花火中の雰囲気に合わせて調整可能です。
花火だけではなく、アウトドアやキャンプ、災害の時にも使えるので、ひとつあると便利です。
ろうそく
花火に火をつけるためのろうそくも用意しておきましょう。地面に設置して使用する際は、溶けたロウで地面を汚さないようにご注意を。
屋外では完全な無風状態というのはなかなかないもの。花火中に火が消えてしまうこともあるので、風向きを考慮して、枯草など燃えやすいものの近くにはろうそくも花火も近づけないように注意しましょう。
川遊びでの花火マナー③遊ぶとき
川遊びの当日、花火を楽しむために守りたいマナーについて紹介します。
騒がない
川には、近隣に住む人やほかの利用者もいます。花火をするときは、楽しくて騒いでしまいがちですが、周りへの配慮も忘れずにしましょう。
騒音による苦情などで禁止される場所が増えています。マナーを守らずにいるとさらに花火ができる川が減ってしまいます。周りの人のためにも、自分たちのためにも、マナーを守ることは大切です。
風向きを考慮する
花火をすると、程度の多少はあれど必ず煙やニオイが出ます。場所や風向きに気をつけてほかの人の迷惑にならないように配慮しましょう。
また、花火をする場所に燃えやすい草木がないかも確認し、手持ち花火を持ってむやみに動き回ったりしないようにしましょう。
花火を川に向けない
川に向かって花火をすると灰やカスで川が汚れます。虫や魚など、そこに暮らす生物にできるだけインパクトを与えないのは外遊びの基本。そのため、川に向かって花火をしないのもマナーです。
遅くまで遊ばない
花火は手持ち花火だったとしても音や煙など周囲の人の迷惑になります。とくに自然静かな環境では、普通にお喋りしている声が意外と遠くまで響くことも。
そのため、河川敷の花火は20時か遅くとも21時前には後始末までを終え、撤収することを目安にしておきましょう。
後始末は完璧に
故意でなくても花火のあとはカスなどで汚くなりがちなので、痕跡を残さないようにきれいにして立ち去るのがマナーです。ゴミの置いてある場所=ゴミ捨て場とは限りません。ゴミは全て持ち帰るものと考えて行動しましょう。
花火は使用済みであっても火薬が残っている場合があります。水を張ったバケツに入れ、完全に火薬部分を湿らせなければなりません。火薬を扱っているため、しっかりと処理しましょう。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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