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ゲイターは、登山をする環境にあったものを装備しなくてはなりません。さまざまな状況に応じて使い分ける必要があるため、ゲイターの特徴についてもタイプ別に理解しておくことが重要です。今回は、状況別に使いわけたい登山用ゲイターについて紹介します。

登山用ゲイターとは

登山 ゲイター

登山用ゲイターとは、登山靴をはいたときに足首の付近を保護するカバーです。スパッツと呼ばれることもあります。

登山用ゲイターを使用する目的は、毒ヘビ対策や寒さ対策、積雪対策などさまざまあり、状況にあったものを選ぶことが大切です。

たとえば、毒ヘビ対策のゲイターであれば、毒牙が貫通しないだけの素材の強度や厚みが求められますし、寒さ対策や積雪対策のために使用するのであれば、防水機能を備えた素材のタイプが必要になります。

以下で登山用ゲイターの素材やタイプについて、詳しく説明していきます。

デニムや帆布生地製のゲイター

登山用ゲイターには、デニムや帆布生地といった布製のものがあります。生地に厚みがあるため、毒ヘビ対策にも有効です。ただし、濡れやすいため冬場の積雪時の使用や寒さ対策にはあまり向いていません。

耐水性のある素材のゲイター

耐水性のあるポリエステル素材などのゲイターは、軽くてかさばらないため、登山におすすめです。雨にあって足もとを濡らさないようにしたいときや、風なども通しにくいので寒さ対策にもなります。

ショートタイプとロングタイプのゲイター

登山用ゲイターには、短いショートタイプと、膝下を覆うくらいの長さがあるロングタイプがあります。

雪山などの積雪がある登山には、ロングタイプがおすすめ。また、マムシなどの毒ヘビをものともせずに、藪の中が歩けるのもロングタイプです。

ショートタイプのゲイターは、小石や砂などの異物混入対策や、トレイルランニングなどの軽快な走りが求められる場合によく使用されます。

 

登山用ゲイターはシーンで使いわけよう

登山 ゲイター

ひと口に登山用ゲイターといっても、さまざまな種類があり、使うシーンなども異なります。以下では、登山用ゲイターを用途別に紹介します。

シーン①毒蛇対策

筆者の場合、登山用ゲイターが必要だと感じた最大の要因は、毒ヘビ対策です。

山の標高が高くなるにつれてマムシなどの毒ヘビはいなくなりますが、山裾や山麓には、想像以上に多くのマムシが生息しています。

マムシ被害でもっとも多いのは、草むらなどに潜むマムシを知らずに踏みつけて、足首などを噛まれるケースです。

毒蛇対策には厚みや耐久性のあるものがおすすめ

毒ヘビ対策に使用するための登山用ゲイターは、毒ヘビの毒牙を貫通させないだけの厚みや耐久性を備えている必要があります。

毒ヘビ対策専用のものとしてスネークゲイターという商品名で市販されているものがありますが、一般的な登山用ゲイターのなかにも、毒ヘビ対策に使えるタイプがたくさんあります。

シーン②異物の侵入対策

登山中に小石などの異物が靴に入ると、休憩して登山靴を脱いで異物を取り除く必要があります。そのようなことが重なると、時間をロスして予定通りの計画が進められなくなる恐れがあるので、異物が靴に侵入しないためのゲイターの装着が必要です。

異物の侵入対策にはショートタイプがおすすめ

小石や砂などが登山靴の中に入ってこないようするためのゲイターは、異物が靴に入らないように足首の部分だけを塞げばよいので、ショートタイプがおすすめです。

シーン③雪の侵入対策

積雪があると、登山靴のなかに雪が入りやすくなります。靴に入った雪は溶けて靴の中が濡れ、低体温症などをひき起す要因になるので、雪が入らないようにゲイターを装着する必要があります。

雪の侵入対策には防水機能のものがおすすめ

雪はゲイターに付着すると解けて水になるので、ポリエステル素材やビニール素材などの防水機能を備えたタイプがおすすめです。

シーン④足もとの防寒対策

登山用ゲイターは、以上の対策のほかに寒さに対応する防寒対策のために使用することがあります。

防寒対策には耐久性のあるロングタイプがおすすめ

防寒対策のために使用する登山用ゲイターは、雨や風を通しにくい、ポリエステル素材などの耐水性にすぐれたタイプがおすすめです。長さはロングタイプのほうがより防寒対策に効果があります。

【用途別】おすすめの登山用ゲイター

登山 ゲイター

用途別におすすめの登山用ゲイターを紹介していきます。

毒蛇対策におすすめの登山用ゲイター

GearOZ スネークゲートル

厚みと強度のある1000Dオックスフォード生地が、毒ヘビから足もとを保護します。

GearOZ スネークゲートル
GearOZ スネークゲートル

異物の侵入対策におすすめの登山用ゲイター

Magarrow 登山用ゲイター

すき間をしっかりと密閉するので、小石や砂などの異物が靴内に入るのを防ぎます。耐水性にもすぐれているので、幅広い用途での使用におすすめです。

Magarrow 登山用ゲイター
Magarrow 登山用ゲイター

TATONKA(タトンカ) GAITER

ショートタイプのとても軽量化されたゲイター。登山やトレイルランニングなどにもおすすめです。

ATONKA(タトンカ) GAITER
TATONKA(タトンカ) GAITER

雪の侵入対策におすすめの登山用ゲイター

オクトスオリジナル・ロングスパッツ

上半分には、3層構造の防水透湿素材を採用しており、内部の湿気を外へ放出して、快適な状態を保ちます。下半分には420D高密度ナイロン素材を採用しており、アイゼンの爪などでひっかけても破けない耐久性能を備えています。

オクトスオリジナル・ロングスパッツ
オクトスオリジナル・ロングスパッツ

足もとの防寒対策におすすめの登山用ゲイター

TRIWONDER ゲイター

面ファスナーで簡単に装着でき、裏起毛なので保温性にすぐれています。

TRIWONDER ゲイター
TRIWONDER ゲイター
毒ヘビ対策や雪対策、異物の侵入防止対策など、用途にあわせた登山用ゲイターを紹介しました。どのような登山をするのか、そこではどのようなトラブルが想定されるのか、使用するシーンにあわせて、登山用ゲイターを選ぶようにしましょう。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。