ルーフボックスってなに?
ルーフボックスとは、車の上に荷物を積めるようにするもの。トランクの補助的な役割があります。積載量が少ない車でも多くの荷物を積めるため、キャンプやスキーなど荷物が多いときに便利です。
一般的には、ハードな素材でできたボックスのようなものを指しますが、つぎで紹介する3タイプの総称として使われることもあります。
キャンプに便利なルーフボックスは3タイプ
ルーフボックスのタイプは以下3つです。ここではそれぞれの特徴や設置方法、向いている人について解説します。
①ルーフボックス
ハードタイプのルーフボックスは、ほかのタイプよりも頑丈な素材で、衝撃に強いものが多いです。車の屋根に設置された、ルーフキャリアと呼ばれるバーのようなものに、固定します。
ルーフキャリアは必須ですが、しっかりと固定されるため、安心して荷物を積めるでしょう。日常的に多くの荷物を積む人に向いています。
②ルーフラック
ルーフラックとは、ルーフボックスの取付けの際に必要な、ルーフキャリア自体に荷物を積めるものです。荷物を落ちにくくする囲いのようなものはありますが、屋根はありません。
積載量はルーフボックスより少ないですが、その分低価格。車高もでないため、車種によっては屋根付き駐車場でも問題なく駐車できるでしょう。
多くの荷物は載せない人、雨や直射日光に当たっても問題ない荷物を積む人に向いています。
③ルーフバッグ
ルーフバッグとは、ソフトな素材でできている、大きい収納ケースのようなものです。ルーフキャリアが不要で、車の屋根に直接ルーフバッグを載せ、フックを車に引っかけて固定します。
未使用時には折りたたんで収納が可能。ルーフボックスと比べると、衝撃を受けたときのタフさは劣りますが、素材が完全防水のタイプもあります。
普段はトランクだけでじゅうぶん荷物を積める人、屋根の高さ制限のある駐車場を利用する人におすすめです。
ルーフボックスの選び方は3つ!
ここではルーフボックスの選び方を紹介します。
①容量:どのくらいの量を積むのか
どのくらいの量を積むかを想定して選びましょう。スキー、釣り、ソロキャンプなどの場合は300L程度、ファミリーキャンプの場合は350~500Lが目安です。
350Lはファミリー向けテント・タープ・寝袋、500L以上はイスやテーブルなど、かさばりやすい荷物を追加しても積めますよ。
②積みやすさ:両開きか片開きか
積みやすさに大きく関わるのが開き方です。左右どちらからも開けられる「両開きタイプ」と左右どちらかしか開かない「片開きタイプ」があります。
両開きの場合は、状況に合わせて、どちらからも荷物を積めるため便利です。片開きで運転手が荷物を積む場合は、座席からの移動距離が少なく済むように、運転席側が開くタイプを選ぶとよいでしょう。
③値段:予算内に収まるか
ルーフボックスを選ぶ際には、値段も重要です。タイプや容量などにより、大きく値段に差が出ます。
余裕をもってストレスなく積めるルーフボックスを予算内で購入できればベストですが、おおよその金額を決めてから、予算内で希望に合うものを選びましょう。
筆者イチオシ「Rightline Gear ルーフバッグ」レビュー
ここからは、2人の子どもがいる4人家族でのキャンプで筆者が愛用している「Rightline Gear ルーフバッグ510L」のおすすめポイントや使用方法、使用感についてレビューします。
「Rightline Gear ルーフバッグ」おすすめポイント
おすすめポイントは以下の通りです。
- 低価格
- 付け外しが簡単
- 使わないときはコンパクトに収納可能
- 完全防水
いちばんのおすすめポイントは、コストパフォーマンスのよさ。一般的なルーフボックスだと350Lでも5万円を超える商品がほとんどですが、このルーフバッグは510Lで2万円前後です。
さらに、取付けも簡単で専門業者に依頼する必要もないため、取付け費用やルーフキャリア費用もかかりません。それでいて、完全防水という高性能。外すのも簡単で使わないときは折り畳んでおけるため場所をとりません。
使用方法と使用感は?
使用方法は以下の通りです。
- ルーフバッグを車の屋根に置く
- ルーフバッグに荷物を積む
- 左右2カ所ずつストラップ先のフックを、それぞれ車のドア枠の上部に引っかける
- ドアが正常に閉まっていること、ストラップが緩んでいないことを確認
取付け不可の車種もあるため、購入時にはよく確認してください。筆者の車はスライドドアですが、ストラップがひずみに干渉してしまうため、手動に切り替えて取り付けています。ルーフラックにフックを引っかけて固定もできますよ。
つぎに、使用感を説明するために、実際にこのルーフバッグに積んだ荷物を紹介します。以下の写真をご覧ください。
左上から時計回りに、インナーマット、4人用テント、3人用寝袋、1人用寝袋、インフレーターマットダブル2つ、イス3脚、ライトスタンド、テーブルです。
これだけの量、余裕をもってルーフボックスに積めました。キャンプ場に向かう途中で雨にうたれることもありましたが、中の荷物はまったく濡れていなかったので安心して使っています。
キャンプにおすすめなルーフボックス3選
おすすめルーフボックスを3つ紹介します。
Rightline Gear ルーフバッグ
筆者愛用のルーフボックス。素材は完全防水で、荷物が入れやすいオープンタイプになっています。
Terzoローライダーフレックスエアロ スリム
ボックスの高さを5㎝高くすることで、280~350Lまで最大70L容量アップできます。オープンアシスト付きで荷物を積むのも簡単です。
inooルーフボックス33
軽ワンボックスや小型ミニバンなどコンパクトな車でも取り付け可能です。ワンタッチバックベルト付きで走行中の荷崩れを防げます。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。