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キャンプの朝にコーヒーは欠かせないもの。いつもはドリップ式で淹れていますが、問題なのは大人数でのキャンプのとき。ドリップだと淹れるのに時間がかかるので、飲む頃には冷めてしまったり、お湯が足りなくてまた沸かさなければならなかったりたりと大変なんですよね。もっと楽にたくさんのコーヒーを作りたい!そこで白羽の矢が立ったのがパーコレーター。どのパーコレーターが良いのか、どうすれば美味しく淹れられるのかを調べてみました。

 

パーコレーターって?

やかんのようなルックスのパーコレーターは、内部のバスケットと呼ばれる部分に粗挽きのコーヒーをセットし、水を入れたポットを火にかけてコーヒーを抽出する器具です。

パーコレーターの蓋のつまみ部分が透明になっているのは、抽出されたコーヒーの色を確認するため。

透明な水から、だんだんとコーヒー色に変化していくのを眺めるのも楽しく、抽出時間によって好みの濃さのコーヒーを淹れられます。

高温で淹れるため、ガツンと濃いめの味になるのが特徴です。

パーコレーターは大きさのバリエーションも豊富で、小さいものは2~3杯用から、大きいと30杯くらい淹れられるものも。

一度にたくさんのコーヒーを作ることができるので、アツアツのコーヒーをみんなで楽しめます。

 

パーコレーターで淹れたコーヒーは美味しくない?!

実は今までも、パーコレーターを買おうかな?と思ったことがありましたが、周りの意見を聞くと「あんまり美味しくないよ」と言われ踏みとどまっていました。

実際に、パーコレーターの構造上、抽出されたコーヒーが何度も循環して加熱され続けるため、香りが飛び、味が劣化すると言われています。

また、コーヒーの粉が沈殿し、飲み口が気になるという声も。

しかし私は最近、インスタントコーヒーを野外で飲んで思ったのです。

「アウトドアで飲むコーヒーは何でもうまい!」と(笑)。

香り高くスッキリした味を求める人には向いていないかもしれませんが、私のように「何でもうまい」と思える人、一度にたくさんコーヒーを淹れたい人にはパーコレーターはうってつけのアイテムです。

焚き火で沸かしたりすると雰囲気もいいですし、何より手間がありません。

また、ある程度の経験を積んでコツを掴めば、パーコレーターでも好みの味のコーヒーを入れることができるようになるそう。

ということは、予め自宅で予習しておけば、本番のキャンプではシチュエーションも相まって美味しいコーヒーが飲めるというわけですね。

 

パーコレーターで美味しいコーヒーを淹れるコツ

パーコレーターで美味しいコーヒーを淹れるコツは、以下の5つです。

これらは基本なので、抽出時間や豆の量など、自分の好みを探ってみましょう。

適したコーヒー豆と挽き方

コーヒーとお湯の接触が長い抽出方法なので、浅めの焙煎の豆がおすすめ。

パーコレーターはフィルターを使わないので、バスケットの穴より小さな粉は沈んでしまいます。

必ず粗挽きにして使いましょう。

分量をきちんと計る

推奨されている1杯分の目安は、コーヒーの粉12g程度(だいたいのコーヒーメジャーは1杯10~12g)に対して、お湯が160cc。

キャンプなら目盛り付きのシェラカップなどで軽量するといいですね。

最初にお湯だけ沸かす

コーヒー豆をセットした状態からお湯を沸かしても構わないのですが、もっと美味しく飲みたいなら、先にお湯を沸かし、沸騰してからバスケットを投入して抽出を始めるのがいいそう。

抽出するときは弱火で。

抽出時間は4分以内

4分ほどで、蓋のつまみ部分から見えるコーヒーの色が濃くなってきたら、火を止めます。

長時間火にかけると、コーヒーが酸化し、香りも飛んで美味しくなくなります。

火を止めたら粉が沈むまで待つ

火を止めたら、1分ほど粉が底に沈むのを待ちましょう。

沈んだ粉が浮き上がらないようにそっとカップに注ぎます。

簡単に美味しいコーヒーの出来上がり!

 

おすすめパーコレーター

パーコレーターキャンプのコーヒー

パーコレーターは、様々なアウトドアメーカーから発売されています。

どれも似たように見えるけど、どう選んだらいいんだろう?という人も多いのでは。

そこで、どんな人にどんなメーカーが向いているのかを検証してみました。

安定を求めるならコールマン

定番のステンレスパーコレーター3は、コンパクトな見た目ながら容量1.3Lと、5~6カップ分淹れられます。

コールマンは品質と値段のバランスが良いですね。

コールマン ステンレスパーコレーター3 170-8028
コールマン ステンレスパーコレーター3

品質第一ならスノーピーク

ドリッパーを内包したパーコレーターです。コーヒー豆がコーヒーの中に混ざってしまう悩みを解消してくれます。

ドリッパー単体でハンドドリップでも使用できます。

約4カップ用で1万円越えは高いけど、洗練されたデザインと確かな品質は流石スノーピーク。

スノーピーク(snow peak) フィールドコーヒーマスター PR-880
スノーピーク(snow peak) フィールドコーヒーマスター PR-880

コスパ重視ならキャプテンスタッグ

6カップのステンレスパーコレーターがお手頃価格で手に入るキャプテンスタッグ。

とはいっても、作りもしっかりしています。

試しに使ってみたいという方におすすめです。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) コーヒー ポット パーコレーター
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) コーヒー ポット パーコレーター

個性を出すならテンマクデザイン

ちょっぴりクラシカルなテンマクデザインは、あんまり人と被らなそう。

ソロキャンプやカップルにおすすめのミドルサイズです。

テンマクデザイン ステンレスパーコレーター 1.0L
テンマクデザイン ステンレスパーコレーター 1.0L

おしゃれさんにはスタンレー

細長く、マットな質感がおしゃれなスタンレー。

6カップ用で、シリコンのハンドルカバーは取り外し可能なので直火もOKです。

サイトに置いてあるだけでかっこいいですね。

Stanley クールグリップキャンプパーコレーター
Stanley クールグリップキャンプパーコレーター

 

私が選んだのはコレ!

GSIステンレスコニカルパーコレーター

まず、円錐型のレトロなデザインに一目惚れ。

直火にかけてもびくともしなそうな頑丈さも◎。

4人でキャンプすることが多いので、おかわり分も入れてこの8カップ用がちょうど良いと思いました。

また、他のパーコレーターに比べてバスケットの穴が小さめだそうで、粉落ちが少ないということも決め手に。

使ってみるのが楽しみです!

GSI ステンレス コニカルパーコレーター
GSI ステンレス コニカルパーコレーター
パーコレーターを選ぶときは、使用人数と予算を決めて、好きなデザインを選んでいいと思います。パーコレーターで抽出するコーヒーの味は、道具の善し悪しというより、コツを掴むかどうか。お気に入りのパーコレーターを使いこなして、朝から余裕のコーヒータイムを味わいましょう♪

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。