春キャンプは新緑や花が美しく気分も高まります。しかし春先のキャンプはまだ冬と変わらないくらい朝晩が冷えるので防寒対策は重要です。キャンプ場の選び方や服装、装備など、寒さに驚くことのないようにしっかりと備えて春キャンプを満喫しましょう。

春キャンプに防寒対策が必要な理由

春キャンプ 防寒

日中は暖かくても朝晩の冷え込みは冬と同じ

3~4月上旬の春キャンプは真冬と同じくらいの寒さを想定しておいてください。

朝晩は5℃以下になることもあります。防寒対策をせずに行くと、寒くて夜眠れなかったり日中でもテントの外にいられなかったりすることも。

5月に入るとだんだんと日中と朝晩の寒暖差が小さくなり過ごしやすくなってきます。

春先は山間部のキャンプ場はとくに寒い

春先は山間部に行けば行くほど、まだまだ厳しい寒さは続きます。3~4月上旬は氷点下まで気温が下がることもあります。

残雪が残っていたり霜が降りたりすることもあるので注意が必要です。

冷たい強風が体感温度を下げる

3月春分の頃は春一番が吹くと言われるように、とにかく風が強くてテントの設営が難しいこともよくあります。

また、この頃の風は強いだけでなく、冷たい風なので体感温度がグッと下がります。

冷たい風を受け続けると体調を崩してしまうことがあるので、小さなお子さんがいる場合は体調変化を素早く察知することが大切です。

 

春キャンプの防寒対策①キャンプ場選び

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標高が低いキャンプ場を選ぶ

春先の標高の高いキャンプ場は寒いので、寒さが心配な人は標高の低い場所を選ぶことをおすすめします。標高0~400mほどの平野部のキャンプ場を選ぶことで、寒さがかなり軽減されます。

また、寒くて困ったというときに備えて、すぐに買い足しができる街へのアクセスがいいキャンプ場が便利です。

気温や風速を調べておく

キャンプ場選びで事前に天気を調べることは基本ですが、気温変化や風速のチェックも大切です。気温が暖かくても冷たい強風が吹くと、体感気温がかなり下がるので予期せぬ寒さに見舞われることがあります。

断続的に吹きつける冷風を受けていると、徐々に体温が奪われるので注意が必要です。

天候がよく穏やかな日を選ぶ

春キャンプでは、一日中を通して晴れ間が多く、気温差が少ない穏やかな日を選ぶことが防寒対策につながります。

また、木々に囲まれたサイトなど日光を遮る場所にテントやリビングを設営すると、寒いと感じることがあります。

できるだけ日当たりが良く、直接風が吹きつけない場所を選ぶことも大切です。

春キャンプの防寒対策②服装は重ね着が基本

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ベースレイヤーは高機能保温下着を

ベースレイヤーは高機能保温下着を着用することが春キャンプの防寒対策の基本です。レイヤースタイルのベースには保温性と動きやすさがポイント。

また、寒くても汗をかくこともあるので、汗冷え対策に吸湿性や速乾性の機能も重要です。

ミドルレイヤーは脱ぎ着しやすいアイテムでこまめに調整

ベスト

ベストは袖の部分がない分、動きやすいメリットがあります。また、重ね着をしても着ぶくれすることがなく、背中を温めるだけで体全体が温かく感じられます。

ウィンドブレーカー

風を遮り体温の低下を防ぐウィンドブレーカーは、春キャンプでは裏地がついているような厚手のタイプがおすすめです。

衣類の上に羽織るだけで体感温度が上がる便利なアイテムです。

フリース

ウィンドブレーカーを着ても寒いときには、その上にフリースを着用し首元までジップアップすると保温性が格段に上がります。

キャンプではモコモコで分厚いフリースよりも、薄手で保温性の高いフリースが動きやすくておすすめです。

アウターレイヤーにダウンを用意しておく

フリースを着ても寒い場合はダウンがあると安心できます。春先のキャンプでは、コンパクトにまとまるダウンが荷物にならないので便利です。

テントに入るときなどは、アウターはこまめに着脱して体温調節を心掛けてください。汗をかいてその後に冷えてしまうことを防ぎ、快適なキャンプを楽しみましょう。

 

春キャンプの防寒対策③冬キャンプの装備を準備

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冬用テントがおすすめ

春のキャンプはまだ朝晩が冷えるので、冬用テントの使用がおすすめです。

保温性があるコットン素材のテントを使用したり、スカートが付いているタイプを選んだりすると外気の寒さを軽減できます。

また、テントの形状に関して、風が強いことの多い春キャンプでは高さの低いテントやワンポールテントなど、ボトムのあるテントを選びましょう。

さらには、テントに付属しているロープをすべてペグダウンすることで強風時の対策もしておきましょう。

冬用の寝具や暖房を準備する

寒くて眠れなかったということがないように、事前に厚手のアルミシートを寝床の下に敷き地面からの冷気をシャットアウトしましょう。

春先はまだまだ冬用のシュラフが活躍します。湯たんぽも寒い場合は使うというスタンスで持参しておくと安心できます。

また、ストーブなどの暖房器具も使わないかもしれないと思っても、持っていればいざというときに助かります。

電源サイトを利用する

寒さが心配なときは電源サイトの利用がおすすめです。電気毛布や電気ストーブなどが使えるようになるので、一気に心強くなります。

温かい食事を用意する

朝晩が寒く体が冷えてしまうことを想定して、温かい飲み物や食事を用意しておくと、すぐに体を温められます。

ホットココアやコーヒー、ホットワインや熱燗などがまだまだ美味しくいただける季節です。お鍋やスープなどの煮込み料理も簡単で美味しく身も心もポカポカになれます。

防寒対策については、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

キャンプ 女子 服装
【女子必見】冬キャンプの服装の選び方とは?コーデ例も紹介
春キャンプは昼夜の寒暖差が激しいので防寒対策はしっかりと備えましょう。寒さが心配な場合は、平野部のキャンプ場で電源サイトを使用すると安心です。冬と同じくらいの寒さに対応できるような服装と装備で、魅力いっぱいの春キャンプを楽しみましょう。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。