何を着るかは自由でも…
野外フェスビギナーにとって、何を着ていくかは一番の悩み。特に女性は、普段着とのギャップに戸惑うかもしれませんね。
実際にフェスに行くと、男性も女性もTシャツに短パン、レギンスにスニーカーという人がほとんど。
フェスに行ったことがない人からすると、なぜみんな同じ格好をしているんだろうと思うかもしれませんが、それはとても理にかなった服装だからなんです。
フェスの服装は、
①動きやすい
②汚れてもいい
③紫外線対策ができる
この3つが大事な要素になります。野外フェスの環境は、思っている以上に過酷です。
1日中炎天下に晒され、汗ダラダラ。ほとんど立ちっぱなしで、座ろうと思ったら雨でぬかるんで地面がぐちゃぐちゃ。
入場するときやステージ間の移動は、ギュウギュウの人波にさらわれる…後ろの方でまったり楽しむから普段着で大丈夫でしょ、という考えは、残念ながら捨てざるを得ません。
全てのフェスがこのような状況になるわけではありませんが、最低限、自分の安全を保てる服装で参加して欲しいというわけです。
以下では、フェスビギナーが間違いやすい、「本当はNGなファッション」を挙げてみました。
ヒール&サンダル
ヒールを履いてくる人なんているのと思われるかもしれませんが、ごくたまにいるんです。普段からヒールを履き慣れているとはいえ、立ちっぱなしのフェスでは足が痛くなり歩けなくなってしまうでしょう。
雨が降ったら滑って転びますし、周りの人にケガをさせてしまう可能性もあります。ヒールは絶対に履いてきてはいけません。
また、夏だから涼しいサンダルで行きたいと思われるかもしれませんが、実はこれもあまりおすすめできません。
フェスではステージ間の移動で30分以上歩くこともあるので、サンダルだと足が疲れてしまうんです。また、ライブ中足を踏まれることも多いので、つま先が露出していると傷だらけになってしまいます。
フェスの足下は、スニーカー靴下が基本ですが、できれば、悪天候にも対応できる防水のトレッキングシューズや長靴を用意することをおすすめします。
フェスを快適に過ごすためには、足下が一番大事と言っても過言ではありません。防水のシューズは普通のスニーカーに比べて少し値段が高いですが、妥協はしない方がいいですよ。
トレッキングシューズ初心者にもおすすめの軽量で柔らかい作り。スニーカー感覚で履けるのに、防水機能はしっかり。女性の足にフィットして歩きやすいです。
海外セレブに人気の「HUNTER」の長靴は重すぎて足が疲れます。長靴なら、軽くてショート丈にもできるこちらがおすすめ。
ミニスカートマキシワンピ
ミニスカートやミニワンピースは見た目も涼しげでかわいいのですが、これもNGです。フェスでは地面に座ってライブの開演を待つことも多いのですが、ミニスカートだと座れません。
また、チカンに遭う可能性もなきにしもあらずです。逆に、長すぎるマキシ丈のワンピースやスカートは、裾を踏んだり踏まれたりで危険です。
汚れるだけならまだしも、破れたり転んだりしてしまったら最悪ですよ。スキニーデニムなども、フェスでは暑すぎるのでやめたほうがいいでしょう。
フェスではやはり、動きやすいショートパンツがおすすめです。レギンスを下に履くと、日焼け・虫さされ・ケガの防止になります。
レギンスは履きたくないという方は、日焼け止めと虫除けスプレーでしっかりガードしてください。
上半身は、好きなアーティストやフェス限定のTシャツでOKでしょう。中に速乾性のあるインナーを着ると、汗をかいてもすぐ乾いてくれて、ずっと気持ちよくいられます。
パタゴニアの定番ショーツ。軽くてタフなナイロン製で、雨に濡れてもすぐ乾きます。
- coiumbia スクリップスランチウィメンズタイツ
吸湿速乾性のある、サラッとした履き心地のレギンスはフェスにピッタリ。消臭機能付きで、長時間の着用も快適です。
- ユニクロ エアリズムタンクトップ
汗をかいてもサラッとさわやか。しかも安い。Tシャツだけを着るよりも涼しく感じるはずです。
花冠
雑誌や海外のインスタグラムなどでよく見る花冠は、見た目もかわいくフェス感満点のアイテムですが、ちょっと待って。
花冠を乗せている頭は、直射日光がガンガン当たって熱くなってしまいます。日焼けをするばかりでなく、熱中症になってしまう恐れもあるため、花冠ではなく帽子を被りましょう。
透湿性に優れたゴアテックス使用。暑い季節も蒸れずに被れます。
あごひも付きで、風が強くてもへっちゃらです。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。