ロードバイクの盗難対策はばっちりでしょうか。過ごしやすい春はロングライドやサイクリングが楽しい季節。しかし外で乗る機会が増えるからこそ、盗難対策は必須です。今回は、ロードバイクの盗難に遭いやすいシチュエーションを踏まえて愛車を守る対策を紹介します。
筆者の友人が盗難に遭った体験談
ロードバイクはどのようなシチュエーションで盗難に遭いやすいのでしょうか。筆者は幸い盗難に遭った経験がないため、身近な友人が被害にあった例を紹介します。
友人が盗難に遭った場所は駅周辺、放置時間は半日ほどで、施錠していました。通勤に使用しているロードバイクをワイヤーロックで柱に固定していましたが、戻ってみると無くなっていたとのこと。SNSなどを通じて拡散しましたが、残念ながら見つかっていません。
ワイヤーロックは一般的な施錠アイテムですが、長時間放置するには簡易すぎたと反省していました。放置する場所や時間によって盗難防止対策を変える必要性があると感じますね。
また、私が去年参加したレースではサイクルコンピューターの盗難がありました。ロードバイクだけでなく付属のアイテムにおいても気をつけなければならないようです。
ロードバイクが狙われやすい理由とは?
ロードバイクは一般的に高価であり、転売目的で盗難に遭いやすいと言われています。また、軽量で容易に運べるため狙われやすいようです。
さらに、サイクリング中の補給時やトイレ休憩など、数分間だからと施錠せずに一時的に停めるケースがあるのも盗難に遭いやすい要因となっています。
盗難のリスクを下げるポイント
悲しいことに、ロードバイクが狙われるのは事実です。少しでも愛車が盗難に遭うリスクを低くするために、盗難対策のポイントを押さえておきましょう。
必ず施錠する
ロードバイクから離れる際には、たとえ短時間であっても必ず施錠しましょう。筆者も単独でサイクリングする場合は、2、3分のトイレ休憩であっても必ず施錠しています。
また、停車時間や停車場所の距離が長い場合は、2重ロックがおすすめです。鍵の種類はいくつかありますが、U字ロックやワイヤーロックで、柱やフェンスなどの動かないものと固定するとより盗難のリスクが下げられるでしょう。
屋内で保管する
ロードバイクを保管する際は、屋内がマストです。屋内保管は盗難のリスクを下げる他、雨風からも守れます。
筆者は8台ほどの自転車を所持しているため、鍵つきのガレージも活用して保管しています。サイクルガレージなども販売しているため、うまく活用して可能な限り屋内で保管しましょう。
屋内が難しい場合は、なるべく人目につく場所で管理するような心がけが大切です。
以下の記事では、おすすめのサイクルガレージを紹介しています。
おすすめ盗難対策グッズ
盗難のリスクを下げるためには、状況にあわせた対策が肝。まだ対策が十分でないと感じている人は、ぜひこちらのおすすめグッズを参考にしてください。また、アラームについてはおすすめの商品も紹介していますので、チェックしてみてくださいね。
鍵
ロードバイクの盗難対策グッズの基本は「鍵」です。ママチャリの様にもともと付属していないため、自身で用意する必要があります。
ロードバイクに使用される鍵は、ワイヤーロック・U字ロック・チェーンロック・ブレードロックなど種類があるため、状況にあった鍵を選択しましょう。
GPS
ほとんどのサイクルコンピューターにはGPSが搭載されています。ロードバイクが盗難に遭った場合、GPSを追って探すのも一つの方法です。
しかし、サイクルコンピューターが盗難に遭うのももちろん避けたいですよね。近年では自転車専用のAirTagやGPS機能のついたアイテムが販売されています。
月額料金がかかるケースがありますが、愛車が盗難されるリスクを考えれば高くはないかもしれません。
以下の記事では、機能性に優れたサイクルコンピューター「Garmin edge530」を紹介しています。
アラーム
ロードバイクの不審な動きを検知して大きな音が鳴るアイテムとしてアラームも防犯に有効です。アラーム音によって周囲の人にも知らせられることで盗難しにくい状況をつくれる可能性が高くなります。サイクルコンピューターにアラーム機能が搭載されている場合もあるためよく確認しましょう。
今回はおすすめのアラームを2点紹介します。
Panasonic(パナソニック):シリコンカバー採用U型ロック
パナソニックから販売されているU字型の鍵です。Wディンプルキーで不正開錠がされにくくなっています。シリコン素材でフレームを傷つけにくいのが魅力的。
差し込む鍵が3本付属しているため、鍵をなくしやすい人や数人で使用したい人におすすめです。
AIterLock(オルターロック):AlterLock Gen3
GPSと盗難防止アラームが両方搭載されている、ロードバイク専用アイテムです。月額料金がかかりますが、優れた振動検知で異常を検知すると最大95dBのアラームで周囲に知らせます。
目の届かないところにあってもBluetooth、LTE-M/NB-loT通信でアプリに通知が届くため、すぐに気づけるのはうれしいポイント。見た目にもスマートな盗難防止アイテムです。
単独走行が好きな人は検討の価値があります。
筆者が実践している愛車を守る方法
筆者のロードバイク歴は約8年ほどになりますが、今のところ盗難に遭った経験はありません。自宅では屋内保管、単独走行での停車では施錠を徹底しています。
また、補給食はなるべく持参してあまりお店に立ち寄らないのも、ロードバイクを守る対策のひとつとなっているでしょう。
ライター
yomec(よめしー)
自然豊かな新潟県在住、夫婦でロードバイクを楽しんでいる自転車ライター。子育てしながらトレーニングする方法を日々模索中です。今ではヒルクライムを中心としたレースが家族旅行に。愛車はSPECIALIZEDとBROMPTON。夫婦での所有スポーツバイクはなんと8台。ファミリーでも楽しめる自転車の魅力を発信します。