ゴールデンエイジ期における睡眠の重要性
睡眠の重要性をご存知でしょうか?
睡眠には疲労回復・ストレス解消・記憶の定着・成長の促進など生きていく上で欠かせない役割を担っています。
疲労回復
睡眠は、身体のみでなく心の休息も促します。
睡眠のなかでも深い眠りが得られるほど、体内の心身回復が促されます。
ストレス解消
人間の3大欲求として、食欲・性欲・睡眠欲があります。
このなかで、1つでも欲が満たされないとストレスが蓄積されていきます。
そのため、ストレス解消のために睡眠は非常に重要です。
記憶の定着
睡眠時には、1日の体験を脳に定着させて記憶させようとする働きがあります。
深い眠りの際に今日の体験で得た感情や事柄を整理するとされ、浅い眠りの際に記憶として定着します。
そのためまとまった時間の睡眠が必要で、そのことが記憶を十分に定着させるのです。
成長
睡眠時には、成長ホルモンが増大されます。
そのため新陳代謝や各臓器・器官の成長には睡眠が必須です。
成長ホルモンの分泌が増大する時間は、ゴールデンタイムと呼ばれています。
このゴールデンタイムは、とても重要な時間になります。
この項目については、のちほどご説明いたします。
ゴールデンエイジ期の睡眠不足がもたらす影響
睡眠の重要性は前の記事でご理解いただけたかと思います。
では、睡眠不足は子供たちにどのような影響をもたらすのでしょう。
ここからは、ゴールデンエイジ期の睡眠不足がもたらす影響についてご説明いたします。
運動パフォーマンスの低下
睡眠と運動パフォーマンスを調査した報告では、バスケット選手の瞬間的な動きの時間やフリースローの成功率を睡眠時間が短かった組と睡眠時間を十分にとった組で睡眠時間がどの程度、運動パフォーマンスに影響するか研究した結果、睡眠時間が短い方が運動パフォーマンの低下を認めると報告されています。
このことから睡眠と運動には密接な関係があることがわかります。
怪我の発生率増大
次に睡眠時間と怪我の発生率を調査した報告では、結果は睡眠時間が8時間未満であると怪我のリスクが1.4倍になるとのことでした。
つまり、睡眠と怪我の発生には密接な関係があることがわかります。
理想の睡眠時間と時間帯の推奨
睡眠不足が低下することが、運動パフォーマンス低下と怪我のリスクが増大することがわかりましたね。
それでは、なん時ごろに寝ればいいのか。
また、どのくらいの睡眠をとればいいのか?
この、部分についてご説明いたします。
睡眠時間の推奨
運動の有無にかかわらず、睡眠時間は8時間程度が望ましいでしょう。
ゴールデンエイジ期は成長段階であるためこれに+1〜2時間程度取れるのが理想です。
もちろん睡眠時間も大切ですが、入眠・起床時間を固定することも大切です。
入眠・起床時間を固定すると疲れにくいとの報告もあり、8時間+αの睡眠時間と入眠・起床時間の固定が必要になります。
時間帯
入眠する際の時間帯ですが、ゴールデンタイムと呼ばれる成長ホルモンの分泌が増大する時期には入眠できるのが望ましいです。
ゴールデンタイムは、22時〜2時にピークを迎えるとされています。
そのため成長期であるゴールデンエイジ期のお子様は21時までに寝床につき、21時半には入眠できることが望ましいと言えます。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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