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気候のよい旅行シーズン到来。ロングライドもよいですが、ロードバイクを車に積んで、遠方でサイクリングはいかがでしょうか。この記事では、家族が乗れて車載もできるデリカD:5を購入し、実際に使用してみたレビューや輪行の魅力についてお伝えします。

ロードバイクが車載可能な「デリカD:5」を購入しました


「そろそろ車の買い替え時期だし、次はなににしようか」と悩んだ末に、ロードバイクが車載できるデリカD:5(三菱自動車工業株式会社から販売)を購入しました。新潟在住の我が家にとって、車は生活に必要不可欠なアイテム。

また、ロードバイクをはじめとするスポーツバイクが趣味のため「車載可能な車」は必須条件です。さらに、3人家族でアクティビティを楽しめるファミリーカーを検討した結果、ミニバンのデリカD:5の購入に至りました。

デリカD5に決めた3つの理由

車載したいだけならハイエースなど、ほかにも選択肢があるなかで、私がデリカD:5を選んだ理由は3つあります。

①子供が生まれたので、ファミリーカーがほしい

3歳になる息子がいる我が家では、子どもが乗り降りする際にゆとりがあり、大きな荷物の積み下ろしに支障のないファミリーカーが必要だと感じていました。デリカD:5の前は5人乗りのSUVに乗っており、日常生活に不便はないものの、駐車場によっては使い勝手が悪い状況でした。

そのため、デリカD:5がスライド式のドアがあるファミリーカーであり、SUVである点は、購入に至る大きな理由になっています。

②3人乗車したうえでロードバイクも乗せたい

ロードバイク・デリカ・車載

家族で使用したいのはもちろんですが、その上でロードバイクが車載できる車を探していました。また、夫婦でスポーツバイクを趣味としているため、2台乗せられる点は必須事項です。

3人乗った上でロードバイクを2台車載するには、大きな車が必要です。その点、3列目を取り外せるデリカD:5は、3人乗車した上でロードバイクの後輪を外さずに2台入れられるため、とても魅力的に感じました。

③キャンプやスノーボードにも使いたい

こちらはおまけの理由ですが、スポーツバイク以外にもキャンプやスノーボードを楽しむ機会が多く、雪道や山道に強い車を探しました。

デリカD:5には「電子制御4WD」システムが搭載されており、アクシデントの起きやすい雪道でもコントロールしてくれます。さらにスリップなど、不安定な動作を抑制する「ASC(アクティブスタビリティコントロール)」の搭載は、山でのアウトドアには強い味方です。

キャンプやスノーボードにおいて安全性の高い車である点も選択した理由です。

デリカD:5での輪行メリット


デリカD:5を使った輪行の、さまざまなメリットを紹介します。

旅行先でロードバイクが楽しめる

公共交通機関、車の両方にいえるメリットですが、輪行ならば旅先でロードバイクが楽しめます。温泉付近に車を駐車し、現地をロードバイクで回ったあとに温泉で疲れを癒してから車で移動といった楽しみ方は、車での輪行ならではです。

パーツをばらすことなくロードバイクが積載できるため、思い立ったら車から降ろしてツーリングが楽しめます。ロードバイクを車外に出せば、車中泊も可能ですよ。

また、輪行袋や荷物は車に乗せておけるため、いつものサイクリングの装備のみで旅先をライドできます。

実家帰省の際にロードバイクを持っていける

ロードバイクの車載ができれば、長期休暇をはじめとする実家帰省の際にロードバイクが持って行けます。デリカD:5なら、ホイールやサドルなど、分解せずともロードバイクを運べるので、手間がありません。

3歳の息子がいる我が家にとって、私の両親に子守りをお願いして、夫婦ライドできるのは大きなメリットです。実家でロードバイクを下ろせば、父母を含む5人での移動もできるため、一石二鳥です。

レース会場に輪行できる

スポーツバイクを趣味としている人のなかには、レースにエントリーしている人やしてみたい人がいるのではないでしょうか?車載できる車なら、レース会場にロードバイクを輪行できます

近場のレースならば自走で会場までいけますが、県外レースとなるとそうはいきません。車をもっていない場合は公共交通機関や臨時バスを利用する人も見かけます。しかし、実際に利用した人からは、時間や荷物の縛りがあり、なかなか大変だとお聞きしました。

レースには自転車以外にも意外と多くの荷物が必要です。車載ができれば、飲み物や日数分の着替え、チェーンやタイヤなどの予備パーツ、工具などの重い荷物も楽に運搬できます。現地でロードバイクを組み立てる必要がないため、事前準備も楽々。レースに集中したい選手にとっては大きなメリットになるでしょう。

デリカD:5での輪行にあると便利なアイテムを紹介

デリカD:5への車載において、持っていると便利なアイテムがあります。2点紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

車載搭載キット

車載搭載キットは、ロードバイクが安定した状態で車載できるアイテムです。

ミノウラ(MINOURA)から販売されているVERGO-TA2は、ディスクブレーキのスルーアクスルに対応するタイプが販売されています。今回紹介しているデリカD:5では、前輪を外せば2台車載が可能。安定した車載で、ロードバイクや車内を傷つけるリスクを減らせます。

パッドスペーサー

ディスクブレーキ車を所持している人にぜひ用意してほしいのが、パッドスペーサーです。ディスクブレーキ車は、ホイールを外したときに誤ってブレーキを握ってしまうと、ブレーキキャリパーが閉じて戻すのが難しくなります。

そのため、キャリパーが閉じ切って左右のパッドがくっつくのを防ぐ、パッドスペーサーを用いて防止するのがおすすめです。ブレーキは無意識に握ってしまう場合もあるため、「ホイール外したらブレーキパッド」と覚えておきましょう。

ディスクブレーキ車のホイール外し方や交換方法は以下の記事で紹介しています。

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【結論】ロードバイクの車載のためにデリカは正解


共通の趣味をもつ夫と悩んで購入したデリカD:5でしたが、結果としては正解でした。家族3人が乗車しても、2台のロードバイクの車載が可能。遠方のレースに家族と一緒に旅行も兼ねて参加できます。

現在、3列目シートは外した状態がデフォルトとなっていますが、さまざまな使い方ができるため、今後もロードバイクをはじめとする趣味の幅が広がりそうです。

車載による輪行は、ロードバイクの楽しみ方を広げてくれる一つの方法です。デリカD:5に実際に乗ってみて、広さや高さに加えて走行の安定性もあり、購入してよかったと感じています。スポーツバイクをはじめとするアウトドアアクティビティーに合った車の購入を検討している人や、レンタカーを利用する人におすすめです。車載できる車で家族旅行も兼ねて、ロードバイク旅行や遠方レースに挑戦してみてはいかがでしょうか。

ライター

yomec(よめしー)

自然豊かな新潟県在住、夫婦でロードバイクを楽しんでいる自転車ライター。子育てしながらトレーニングする方法を日々模索中です。今ではヒルクライムを中心としたレースが家族旅行に。愛車はSPECIALIZEDとBROMPTON。夫婦での所有スポーツバイクはなんと8台。ファミリーでも楽しめる自転車の魅力を発信します。