SUPフィッシングの魅力は、気軽に始められるところにあります。沖に出れば、開放的な場所で釣りが楽しめますが、限られたボード上のスペースで、何を用意すればいいのか迷う人もいるでしょう。今回は、SUPフィッシングにあると便利な道具を紹介します。
SUPフィッシング用アイテムの選び方のポイント
SUPとフィッシングを同時に楽しめる、SUPフィッシング。いつもの釣りとはちょっと違う、SUPならではの注意すべきポイントを確認しておきましょう。
スペースに限りがある
ボードの上での釣りは、岸壁や船からの釣りとは違い、スペースが限られています。携行する道具も、よりコンパクトだったり、使いまわしできたりするものが重宝するでしょう。
水に濡れる
水面が近いSUPでは、水に濡れることも考慮しておきましょう。陸では荷物を布製のバッグに入れていても気になりませんが、SUPでは波がかかることもあります。そのため、道具や荷物を入れるバッグは、水抜けのよいものや、濡れてもよいものがおすすめです。
安全対策の必要がある
SUPフィッシングでは、安全対策が必要です。釣りをしているときは、立ってボードを操作しているときよりも、他者からの視認性が劣ります。
見えていないかもしれない、ということを念頭に、ライフジャケットの装着に加え、フラッグを高くあげるなどで対策しましょう。
SUPフィッシングの必須アイテムについては、こちらもご覧ください。
あると便利なSUPフィッシングのギア・アイテム7選
ボード上の限られたスペースで、快適に釣りを楽しむために、あると便利なアイテムを紹介します。
①魚群探知機
魚群探知機は、魚がいる場所をキャッチできるアイテムです。SUPを操って沖に出たときに、深さも含めてどのあたりに魚がいるのかがわかると、釣果もきっと違ってくるでしょう。
SUPボ―ドは、荷物を置くスペースに限りがあるため、魚群探知機はポータブルサイズがおすすめです。釣果だけがすべてではないものの、釣れると楽しいのは、SUPフィッシングも同じ。上手に活用すれば、楽しさを実感できるでしょう。
②背もたれ付きシート
長時間のSUPフィッシングを行うなら、SUPに取り付けられる、背もたれ付きのシートを用意しましょう。ボード側のDリングに引っ掛けるだけで、簡単に取り付けられます。
背もたれがあると、カヤックのような乗り心地になり、安定感が増します。パドルを漕ぐときの重心が低くなる分、バランスが取りやすくなるでしょう。
足腰に自信のない人や、長時間のフィッシングに慣れない人に、ぜひ検討してもらいたいアイテムです。
③買い物カゴ
カゴのなかでも、プラスチック製のいわゆるレジカゴは、使い道がたくさんある便利なアイテムです。カゴの格子を利用して、ロッドホルダーを取り付けたり、エサをひっかけたりと、カスタマイズするのにぴったりです。
ボードのDリングに取り付けたい場合は、カゴのサイズ確認を忘れずに!サイズが同じか、少し小さめのカゴを選ぶとよいでしょう。また、カゴは持ち手があると、ラクに持ち運びができます。
SUPフィッシング用のカゴ選びについては、こちらもご覧ください。
④ロッドホルダー
ロッドホルダーとは、ロッドを固定するケースのことをいいます。荷物を入れたカゴの両端や、クーラーボックスに取り付けると安定感があって利用しやすいでしょう。
ほかに、ライフジャケットのベルトに取り付けるタイプもあります。ロットホルダーを活用すれば、両手が空くので、より快適に釣りを楽しめます。
⑤クーラーボックス
クーラーボックスは、ぜひ用意しておきたいアイテムです。とくに、日陰のない場所でのSUPフィッシングでは、水分補給に気を使いたいもの。冷えた飲み物で水分補給ができます。また、釣った魚の保存にも便利です。
クーラーボックスの大きさは、8〜10Lを目安にするとよいでしょう。涼しい日で、小さな魚を狙う場合は、5Lくらいのものでもよいかもしれません。ボードの大きさや、狙う魚によって、ボックスの大きさを使い分けましょう。
⑥ライフジャケット
SUPフィッシングでは、ライフジャケットを着用しましょう。
気軽に沖に出て楽しめるSUPフィッシングですが、相手は自然。天候の変化、海ならではの波や潮の様子などにいつでも気を配りながら行動しましょう。
また、インフレータブルボードは空気で膨らんでいるため、ルアーや魚のヒレなど、尖った部分で穴が空き、徐々に空気が抜けてしまうことがあります。落水に備え、必ずライフジャケットを着用してSUPフィッシングを楽しみましょう。
⑦安全旗
海でSUPフィッシングを楽しむためには、安全旗は必須です。ボードに座って釣りをしていると、周辺の船やボートからは非常に見えにくいからです。周囲に存在をを知らせて、未然に事故を防ぐためのものなので、フラッグは目立つ色のものを選びましょう。
また、安全フラッグは、ボードから高さ1.5~2m以上に取り付けることが推奨されています。いま持っている安全旗が2mに達していなければ、ポールや棒を付け替えて高さを上げましょう。ポールと目立つ色の布があれば自作も可能です。
SUPフィッシングを楽しむために、いつものSUPや釣りのアイテムに加えて、あると便利なものを紹介しました。各自でボードを操作するSUPフィッシングでは、使えるスペースに限りがあります。荷物をコンパクトにまとめられるカゴや、両手を空けられるロッドホルダーなどを活用してみましょう。気軽に楽しめるアクティビティですが、危険も隣り合わせ。安全対策を忘れずに、快適なSUPフィッシングを楽しんでください。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。