trangia(トランギア)のメスティンとは?
「メスティン」はアルミ製の飯ごうで、trangia(トランギア)というスウェーデンのメーカーが制作しています。炊飯はもちろん、煮たり焼いたり蒸したりとさまざまな調理のできるクッカーとしてだけではなく、長方形の形をいかして収納やお弁当箱として愛用している人もいます。
また、バーナーや焚火、ガスでの過熱が可能で熱効率がとても良く、短時間でおいしく仕上がるので用途の幅が広く人気の商品です。サイズはレギュラーサイズとラージサイズの2種類があり、持ち手の色は黒と赤の二色展開。
筆者も以前から気になっていたのですが、登山や少人数・ソロでのキャンプをすることが多いため、レギュラーサイズを選んで使っています。
trangia(トランギア)のメスティンをおすすめする理由!
メスティンはリーズナブルな価格で販売されていますが、その魅力はたくさんあります。食事メニューを調理するほか、さまざまな使い方をご紹介しましょう。
熱伝導率が抜群
メスティンは、お米がおいしくカンタンに短時間で炊けることから人気が爆発しました。お米と水を入れて固形燃料で火にかけ、火が消えるまで放っておくだけでおいしい白飯が炊けるのです。
その理由は熱伝導率のよさにあります。アルミ製はチタンやステンレス製のクッカーよりも熱の伝わりがよいので、短時間でむらなく調理することができ、ふっくらと仕上がります。
1つあればいろんな調理ができる
メスティンひとつでさまざまな調理が可能です。炊飯をはじめ、パスタやグラタン、煮物や蒸し物、燻製などの食事メニューのほかにも、パンやパウンドケーキ、プリンやチョコレートフォンデュなどのデザートメニュも得意なのです。
また、作った料理をそのままテーブルに出すことができるので、洗い物を減らすこともできます。
シンプルでお手入れも簡単
余計な細工がなくフタと本体、持ち手だけのシンプルな造りなので、洗うのも簡単です。また、軽量で持ち運びしやすく赤と黒から選べる持ち手がアクセントになり、飽きのこないデザインが人気の秘密でもあります。
活用方法がたくさん!
お弁当箱のような長方形でフタが固定できる特徴をいかして、食材やアイテムの収納にも活用できます。キャンプでは容器にカトラリー・調味料や食材を詰めて持ち運びしたり、日常的にお弁当箱として使っている人も。
フタは食器としても使うこともできるので、持つ人によって活用方法が広がるのがメスティンの魅力でもあります。
メスティンの使用前のメンテナンス
メスティンは使用する前にちょっとした手間が必要です。方法とコツをご紹介します。
バリ取り
箱から出したら、洗ったり使ったりする前に必ずバリ取りを行いましょう。工場から出荷されたままの形で販売されているメスティンは、本体もフタ部分もフチが切りっぱなしの鋭いままになっています。
やすりを使って滑らかにしなければ、鋭いフチで指を切ることもあるからです。紙ヤスリは、#400番~#1000番のものがおすすめです。100円ショップやホームセンターなどで販売しています。ケガをしないよう軍手やグローブをつけて行いましょう。
シーズニング
次に行いたいのが「シーズニング」。メスティンの変色やにおいを防ぐ大切な作業です。やり方はお米のとぎ汁や牛乳を入れ、15分ほど沸騰させるだけ。
その際、吹きこぼれたり焦がしたりしないように注意しましょう。その後、洗剤などを使わず水洗いをし、自然乾燥させてください。
テフロン加工を施す
長く使いたい、快適に料理をしたいという人のなかには、テフロン加工を施す人もいます。費用がかかりますが、専門業者に依頼して加工をすることができます。
メスティンでキャンプ飯を楽しむ
購入してみて感じたことは、さまざまな調理や用途が可能なのでアウトドアではもちろん、日常的にも使えて大活躍することです。
例えば、
- 焼き鳥缶を入れるだけの炊き込みご飯
- さつまいもと塩、バターで炊くさつまいもご飯
- トマトジュースで茹でたら完成するトマトパスタ
- チョコレートフォンデュ
などのメニューを楽しんでいます。
また、蒸し物などに利用するメッシュトレイや、持ち手部分につけるハンドルカバー、メスティンケース、trangia(トランギア)社から出版されている公式レシピ本などのアイテムを揃えることでさらに快適に使うことができるのでおすすめです。
お気に入りアイテムを少しずつ増やしていくといった楽しみ方もできますね。
trangia(トランギア) メスティン TR-210
トランギア メスティン用インナーケース
trangia(トランギア) メスティン用 SS メッシュトレイ TR-SS210
Trangia(トランギア) メスティン・ラージメスティン用レザーハンドルカバー
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。