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さまざまな料理が簡単につくれて人気のメスティン。キャンプブームをきっかけに、クッカーの定番として浸透してきましたが、登山に持っていくのもおすすめです。今回は、メスティンが登山におすすめの理由と、メスティンをつかった簡単な山ごはんレシピを紹介します。

登山にメスティンがおすすめの理由

山ごはん メスティン レシピ

メスティンはキャンプで人気のクッカーですが、山ごはんでも活用できますよ。メスティンが登山におすすめの理由を説明します。

軽量である

まずおすすめの理由として挙げられるのは、メスティンが軽量な点です。メスティンのほとんどはアルミでできていますが、ステンレスなどと比較して、軽いのが特徴。持ち運びのストレスを減らせて、荷物を軽量化したい登山にぴったりです。

また、バックパックの中では収納箱としてもつかえるため、スペースを有効活用できますよ。メスティンの活用法についてもっと知りたい方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。

今、話題のメスティン!愛用者がメスティンをおすすめする理由とは!?

手早く調理できる

アルミ製のメスティンは熱伝導率がよいのも魅力です。下山のために天気の変化や日没などが気になる登山では、調理時間は短くしたいところ。また、登山で疲れたあとは、調理の手間を省きたいですよね。

メスティンなら食材をいれて火にかけておくだけで、簡単につくれる山ごはんレシピが豊富ですよ。

さまざまな料理をつくれる

メスティンはシンプルな形状ながら、焼く・蒸す・煮る料理ができる万能クッカーです。メスティンをひとつを持っていけば、ほかの調理器具がなくてもさまざまな料理をつくれます。食材を焼いてからそのまま炊飯すると、食材の旨みで味に奥深さをだすことも可能です。

山ごはんは登山の楽しみのひとつ。できるだけ軽い荷物で登山したいけれど、山ごはんにはこだわりたい方にもメスティンはおすすめです。

 

メスティンでつくろう!簡単山ごはんレシピ4選

山ごはん メスティン レシピ

メスティンでつくれる簡単な山ごはんのレシピを、つくり方のコツとともに紹介します。火加減や加熱時間は、風の強さなどによっても変わるため、現地で調節してみてくださいね。

山ごはんレシピ①定番のごはん料理/ツナとコーン缶の炊き込みごはん

生鮮食品よりも保存に気をつかわなくてよい缶詰は、山ごはんで重宝しますよね。メスティンにお米と一緒にいれて火にかけるだけで、簡単に炊き込みごはんをつくれます。

<材料1人分>

  • お米……1合
  • 水……200mL
  • ツナ缶……1缶
  • コーン缶……1缶
  • 顆粒の和風だし……小さじ1
  • 塩こんぶ……適量

<つくり方>

  1. お米を材料分の水に浸す。
  2. メスティンに1のお米と水をすべていれる。
  3. メスティンにほかの材料をすべていれて軽くまぜる。
  4. メスティンをバーナーで中火にかける。中の水が沸騰したら弱火にする。沸騰しているかどうかは、メスティンから湯気が出てくるか、グツグツと音がなるのを目印にする。
  5. 水分がなくなるまで約15~20分、弱火にかける。メスティンから湯気が出なくなった頃が火からおろすタイミング。
  6. メスティンを火からおろし、逆さまにしてタオルで包み、約10~20分蒸らす。
  7. 蓋をあけて軽くまぜれば完成。

<つくり方のコツ>

  • お米は無洗米にすれば、洗米の手間が省けて水も節約できます。
  • 密閉できる容器や袋をつかい、登山中にお米を浸水させておきましょう。調理時間を短縮しながら、おいしいごはんが食べられます。
  • 顆粒の和風だしと塩こんぶの代わりに、コンソメを加えれば洋風にアレンジできます。
  • 炊飯は火力の調節がポイントです。火に長くかけすぎると、焦げ付いてしまうため注意してください。

山ごはんレシピ②パワーみなぎる肉料理/牛肉すき焼き

長時間うごく登山では、スタミナを維持することが大切。がっつりスタミナを補充したい方には、牛肉すき焼きがおすすめです。すき焼き用のお肉は薄いため、火の通りが早く、すぐに食べられますよ。野菜と一緒に煮込めば栄養バランスもとれますね。

<材料1人分>
A.食材

  • 牛肉……適量
  • しいたけ……1個
  • 白ねぎ……1/2本
  • 人参……1/2本
  • 春菊……適量
  • 生卵……1個

B.割り下

  • 酒……50㏄
  • みりん……50㏄
  • 醤油……50㏄
  • 砂糖……15g

<つくり方>

  1. 割り下と生卵以外の食材すべてをメスティンにいれて蓋をする。
  2. メスティンをバーナーや固形燃料で強めの弱火にかける。約15分が目安。食材に熱が通れば火をとめる。
  3. シェラカップなど別の容器に生卵を溶けば完成。

<つくり方のコツ>

  • 現地での調理時間を短縮するため、食材は自宅であらかじめ切っておくのがおすすめです。火が通りやすいよう薄めに切っておきましょう。
  • 割り下はペットボトルなどに混ぜいれて持っていくと便利。火加減によっては、割り下が煮込んでいる最中に蒸発してしまうこともあります。蒸発分を考えて材料分より少し多めに持っていくと、味気ないときにも対応できますよ。
  • 暑い時期の登山では、食材の持ち運びには注意しましょう。とくに腐りやすい牛肉は事前に冷凍し、保冷剤で冷やしながら持っていくなどの工夫が必要です。

山ごはんレシピ③懐かしい味が人気のパスタ料理/ソーセージと夏野菜ナポリタン

山ごはん メスティン レシピ

メスティンでひと手間かけるとナポリタンがつくれます。パスタを茹でる前に野菜を炒めるのがポイントです。

<材料1人分>

  • パスタ……100g
  • 水……150~200cc
  • 塩(茹でる用)……ひとつまみ
  • ソーセージ……3本
  • ズッキーニ……1/2本
  • なすび……1/4本
  • ミニトマト……3個
  • ピーマン……1/2個
  • ニンニク……1欠片
  • ケチャップ……大さじ2
  • ウスターソース……小さじ1
  • オリーブオイル……適量

<つくり方>

  1. ソーセージと野菜をひとくちサイズに切り、ニンニクはみじん切りにする。
  2. メスティンにオリーブオイルをいれて弱火にかけ、ニンニクを温める。ニンニクの香りがしてきたら1で切った食材を炒める。
  3. 炒め終わったらメスティンの蓋に食材をよける。
  4. 塩と水をメスティンにいれて沸騰させる。沸騰した水にパスタを投入し、商品の規定時間より少し短めの時間で茹でる。
  5. パスタが大体やわらかくなったら、蓋によけていた食材とケチャップ、ウスターソースをいれて炒める。汁気がなくなれば完成。

<つくり方のコツ>

  • 食材は自宅で切れば時短に。夏の登山では食材を保存袋にまとめていれて、冷凍して持っていくのがおすすめです。
  • ショートパスタならメスティンにいれる際に折る必要がなく、持ち運びも簡単です。
  • 4のパスタを茹でるときに少し汁気が残った状態で5に進むと、調味料がパスタによくからみます。

山ごはんレシピ④あともう一品ほしいときに/いろどり蒸し野菜

アルミホイルや専用トレイをつかって、メスティンで簡単に蒸し野菜をつくれます。不足しがちな野菜を手軽にとれるのが魅力です。いろどりも豊かで食欲がそそられますよ。

<材料1人分>

  • ブロッコリー……5房
  • 人参……1/2個
  • じゃがいも……1/2個
  • ほうれん草……1/4個
  • バター……10g
  • 塩……適量
  • 水……50~100cc

<つくり方>

  1. 野菜をひとくちサイズに切り分ける。
  2. すべての野菜を専用トレイにいれ、水を張ったメスティンの中に置く。専用トレイがない場合は、アルミホイルで代用する。
  3. メスティンを中火にかけて沸騰させ、約15~20分蒸す。ときどき野菜に火が通っているか、水がなくなっていないかを確認する。水がなくなっていれば追加で投入する。
  4. 野菜がやわらかくなったら、バターと塩を全体にふりかけて完成。

<つくり方のコツ>

  • 空焚きにならないように途中でメスティンの中身を確認しましょう。登山前にメスティンで一度調理し、水の必要量を確認してみるとよいですね。ただし、バーナーは自宅の火加減とは異なるため、注意してください。
  • バターのかわりにドレッシングや粉チーズをかけるのもおすすめです。
メスティンは軽量で、山ごはんづくりにも活躍します。万能クッカーともいわれ、メスティンひとつでさまざまな料理をつくれるのが魅力。材料をいれるだけでつくれる簡単なレシピがあり、ひと手間くわえたこだわりの料理もつくれます。アレンジ次第で料理法は無限にありますよ。今回のレシピにもアレンジをくわえて、山ごはんを楽しんでみてくださいね。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。