スキレットでキャンプ飯を楽しもう!
スキレットの魅力は見た目も味も、ちょっぴり格上げした料理を楽しめることです。また、朝食メニューからディナータイムのメインメニューまで、さまざまな料理がつくれるのも良いところです。
そして、保温性がとても高いため、寒い冬場でもアツアツの料理が最後まであたたかい状態で食べられるのも特徴のひとつ。
テーブルにそのまま出すだけでとても絵になり、アウトドアでの食卓がぱっと華やぎます。キャンプ飯をぐんとグレードアップしてくれる調理器具、それがスキレットなのです。
スキレットで料理をするときの注意点は?
スキレットは、鋳鉄でできているため、熱伝導率がよく、蓄熱性が高いのが特徴です。調理するときには、必ず鍋つかみを使って取っ手を触るようにします。
食卓にそのまま出す際も、鍋敷きを必ず使い、熱くなっているスキレット本体に触らないように気をつけましょう。
また、熱い状態のまま水に入れたりすると、急激な温度変化で割れてしまう可能性があるので、後片付けをするときには少しスキレットを冷ましてから洗うなど、気をつけるようにしましょう。
スキレットキャンプ飯!おすすめレシピ
スキレットがあると料理の幅が広がるもの。持っているとついついさまざまなメニューを作りたくなります。
朝は、もちもちふっくらのクランペット、おやつには家族みんなで楽しめるスキレットスモア、メイン料理は肉料理や魚料理まで!キャンプシーンでも1日を通してスキレット料理を楽しみましょう。
ここでは、おすすめしたいキャンプ飯のレシピをご紹介していきます。
朝食におすすめレシピ:クランペット
<材料(直径7センチ程度のもの16枚分)>
- 強力粉……130g
- 薄力粉……120g
- 塩……小さじ1/2
- 砂糖……小さじ1
- ドライイースト……小さじ1
- 牛乳……300cc
- バター……適量
- はちみつ……適量
<作り方>
- 薄力粉と強力粉をふるいにかけ、ボウルにいれる。
- 牛乳は人肌程度にあたためておく。
- ボウルに塩と砂糖を加え、中央にくぼみを作り、そこにの牛乳を入れて全体をよく混ぜ合わせる。
- にラップをし、暖かいところ(気温30度程度がベスト)において40分ほど発酵させる。量が2倍位になったらOK。
- 熱したスキレットにバターを溶かし、を7センチほどの大きさに流し入れて中弱火で焼く。
- 表面が乾いて穴が空いてきたらひっくり返して焼き上げる。
- 器に盛り、バターとはちみつを添えて出来上がり。
※ポイント 発酵をさせるとき、おうちでする場合は、30度のオーブンに入れると良いでしょう。
おやつにおすすめレシピ:スキレットスモア
<材料(4~6人分)>
- 板チョコレート……3枚(150g)
- マシュマロ(大粒のもの)……110g
- クラッカー……適量
<作り方>
- 板チョコレートは粗く砕いておき、マシュマロは長さを半分に切る。
- スキレットにの板チョコレートを敷き詰め、上にマシュマロを縦に並べる。
- ふたをして中弱火にかける。マシュマロが溶けてきたら火を止め、表面をバーナーで炙る。
- クラッカーにのせて出来上がり。
※ポイント おうちで作る場合は、230度のオーブンで6分加熱し、マシュマロに焼き色がついたら出来上がりです。同じようにクラッカーにのせて食べます。
メインにおすすめレシピ:牛肉のステーキ
<材料(3人分)>
- 牛ステーキ肉……300g
- 牛脂……1片
- にんにく……2片
- 塩、こしょう……少々
<作り方>
- にんにくは皮をむいて薄切りにする。
- 牛ステーキ肉は室温に戻します。表面全体を10か所くらいフォークで刺して、塩、こしょうを振る。
- スキレットをあたため、牛脂とにんにくを入れる。にんにくがきつね色になったら取り出しておく。
- のスキレットに2.の肉を入れて強火で焼く。1~2分焼いて焦げ目がついたらひっくり返す。
- さらに1~2分焼いたら、肉を取り出してアルミホイルで包み、5分ほど休ませます。
- お肉を器に盛り、3.のにんにくを上に散らして出来上がり。
メインにおすすめレシピ:白身魚のアクアパッツァ
<材料(2人分)>
- 白身魚(たいやスズキなどの切り身)……2切れ
- 塩、こしょう……少々
- プチトマト……5個
- ブロッコリー……3房
- 黒オリーブ……3粒
- パプリカ……1/2個分
- あさり(砂抜きしたもの)……200g
- にんにく……1片
- アンチョビ……1枚
- 鷹の爪……1/2個分
- 白ワイン……1カップ
- オリーブオイル……大さじ2
- イタリアンパセリ……少々
<作り方>
- 白身魚に塩、こしょうを振って5分ほど置く。
- プチトマトはヘタを取る。パプリカは8等分に細く切り、にんにくはつぶしておく。
- アンチョビは細かく刻み、鷹の爪は種を取り除く。黒オリーブは種を除いて薄切りにしておく。
- あさりは表面をこすり合わせるようにして洗い、水気を切っておく。
- スキレットを中火で熱し、1.の白身魚の表面をこんがりと焼く。
- 2.と3.の材料を入れて炒め、白ワインを加えて魚に火を通す。
- 水気が足りなければ水を足し、あさりを加えてからふたをして蒸す。
- あさりが開いたら火からおろして、イタリアンパセリを飾って出来上がり。
スキレットのお手入れは?
スキレットを使い終わったら、また次に気持ちよく使えるようにお手入れをしましょう。
調理したあとは、お湯につけておきます。
食事が終わったら、洗剤は使わずにたわしなどで汚れを落としましょう。火にかけて水気を飛ばしたあと、オリーブオイルを塗って馴染ませたら、スキレットを冷まして完了です。
スキレットを使う前のくわしいシーズニング方法は、こちらの記事をご覧ください。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。