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今回は、企業の環境問題に関するコンプライアンスやISO14001 認証取得に役立つ環境プランナーという資格をご紹介します。
環境プランナーは、持続可能な開発目標(SDGs)の実現のため、企業や社会にとって欠かすことのできない存在になりそうです。

環境プランナーってどんな資格?

環境プランナー ビジネス

 

「環境プランナー」とは、企業がさまざまな事業運営において直面する環境問題に対応するため、必要な経営知識や環境保全についての知見を持ち、企業に対して環境全般のアドバイスをおこなう者に与えられる資格です。

企業では、ISO14001認証取得をはじめ、さまざまな環境関連法規制に対するコンプライアンスなど、事業と環境保護の両立や、提言や改善をおこなう人材が求められています。

このようなニーズに応えるために、環境プランナー資格制度が開設されました。

環境プランナー資格制度は、環境プランニング学会が、評価登録と研修機関の認定をおこなっています。

民間の資格ですが、国家資格制度に準ずると位置付けられており、公的にも認められた資格制度です。

環境プランナーの資格を取得するために学習すべき内容は、環境コンサルティング、環境経営や環境ビジネス、化学物質の環境リスク、エネルギー問題、循環社会型の環境配慮設計、ISO14001をはじめとする環境マネジメントシステム、環境会計と(環境、CSR)報告書の作成、企業とステークホルダーのコミュニケーションなど、多岐にわたります。

 

 

環境プランナーはどんな活動をしているの?

環境プランナー ビジネス

 

環境プランナーには、環境と事業運営、政治的システムに関する確かな知識が求められます。

いかなる企業も、環境問題を重視した事業運営が必要であり、環境プランナーの需要も高まっています。

それでは、環境プランナーがどのような活動をしているかご紹介します。

 

地域の環境NPOで活躍する環境プランナー

地域の環境NPOに加わり、リーダーとして環境問題の改善に取り組む環境プランナーが増加しています。

 

コンサルタントとしての環境プランナー

環境プランナーは、環境問題の側面から問題解決を推し進め、企業側へアドバイスすることで増益や増収といった経営改善をはかっています。

 

環境プランナーの資格を持つ税理士や公認会計士

環境会計の導入をはじめ、環境報告書の検証など、公認会計士の知識だけでは不十分な分野が増えているため、環境プランナーの資格を持つ税理士や公認会計士の活躍が期待されています。

 

 環境プランナーの資格を取得する方法

環境プランナー ビジネス

 

環境プランナーには、「環境プランナー」「環境プランナーER」「環境プランナーERO」の3つのグレードがあります。

それぞれの資格を取得する方法についてご紹介します。

 

環境プランナー

環境プランナーの受験資格は、高等学校卒業以上の学歴があり、2年以上の環境分野における実務経験を有している者か、または、環境分野の学士、修士、博士課程に在籍している者となっています。

20時間以上の講義、または1ヶ月以上の通信教育及びスクーリングを終了し、90分の修了試験に合格した者に環境プランナーの資格が与えられます。

 

環境プランナーER

環境プランナーERの受験資格は、環境プランナーの資格保持者に限られます。

その上で、21時間以上の講義と120分の修了試験に合格することで、環境プランナーERの資格が得られます。

ちなみに、環境プランナ-ERのERは、「Environmental Planner as Earth Republic」(地球共和国)の略です。

 

環境プランナーERO

環境プランナーEROの受験資格は、環境プランナーERの資格保持者であること、環境技術指導と環境経営指導の専門的な知識と実務経験を有している者とされています。

その上で、判定委員会による書類審査と面接、実務試験、論文に合格することで環境プランナーEROの資格が得られます。

環境プランナーEROは、「Environmental Planner as Earth Republic Officer」(地球共和国オフィサー)の略です。

改訂版 環境プランナー・ベーシック公式テキスト
改訂版 環境プランナー・ベーシック公式テキスト

 

環境プランナーの資格保持者にはさまざまなメリットが

環境プランナー ビジネス

 

環境プランナーの資格保持者は、環境に携わる大手企業の環境管理部やISO部門の担当者として活躍する道が開けます。

また、税理士や公認会計士、弁護士など、すでに国家資格を所持してコンサルタント業務をおこなっている人が、環境プランナーの資格を持つことによって、ISO 14001認証コンサルタント業務など、クライアントにとってより付加価値の高いコンサルティングを提供することが可能となります。

ほかにも、環境NPOの運営や、将来的に環境にかかわる活動を考えている方にとっても、活動指針となる知識の情報や環境が得やすくなります。

 

環境プランナーの資格制度についてご紹介してきました。環境プランナーの資格には、ベーシックとER、EROの3段階があります。
国連の2030アジェンダでさかんに重要性が叫ばれている持続可能な開発目標(SDGs)の実現にも貢献できる資格制度です。

ライター

Greenfield編集部

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