※このページにはアフィリエイトリンクが含まれています。
空気が澄み、肉眼でもたくさんの星が見えるこの時期は星空観察に出かけたくなりますね。冬の空は1年で最も一等星が多く、華やかな星空を眺められます。中国地方の天文台や天体観測ができる宿泊施設、キャンプ場のご紹介です。是非足を運んでみてくださいね。

さじアストロパーク (鳥取県)

豊かな自然に囲まれた鳥取市佐治町は、過去に全国星空継続観察で第1位に認定されたこともある星空の名所です。

「さじアストロパーク」は、日本最大級である103cmの大型望遠鏡やプラネタリウム、宿泊施設を備えた、国内でも有数の公開天文台で、天体観測が楽しめます。

最新技術を駆使した体験型展示や、季節に合わせた天文イベントなどもあり、親子でどっぷりと宇宙の世界にハマることができますね。

晴れた夜には毎日、星空観察会が開催されるので参加してみてください。

雨天の場合も、プラネタリウムを使った星空解説があるので、天候を気にせず遊びに行かれますよ。

敷地内の宿泊施設「星のコテージ」は、なんと室内に本格的な望遠鏡が設置されているというから驚きです。夜通し星空観察ができるなんて、天文好きなら一度は泊まってみたいですよね。

トイレやお風呂、キッチンや食器類も完備されているので、気軽に利用できます。

1泊2食付きのペンションタイプ「コスモスの館」(望遠鏡無し)もあるので、お好みに合わせて選んでください。

 

 

さじアストロパーク

 

三瓶自然館サヒメル (島根県)

「三瓶自然館サヒメル」は、島根県大田市にある自然・科学博物館です。

サヒメルとは聞き慣れない言葉ですが、三瓶山の古称「佐比売山(さひめやま)」と「メール」を組み合わせた造語なんだそう。

たくさんの剥製や標本の展示のほか、天文台やプラネタリウムも備えており、何度訪れても新しい発見ができる施設です。

プラネタリウムは毎日上映されていますが、天体観察会は毎週土曜日の夜のみ開催しています。

建物の向かい側には北野原キャンプ場があり、天然のプラネタリウムを楽しむこともできますよ。

オートキャンプ場や気軽に泊まれるケビンがあり、バーベキューセットも販売されているので手ぶらもOK。

愛犬と一緒に利用できるドッグバンガローや、広々ドッグランも備えていて、ワンちゃん連れにもおすすめのキャンプ場です。

 

 

三瓶自然館サヒメル

北野原キャンプ場

 

星居山森林公園キャンプ場 (広島県)

広島県東部で最高峰、標高853mの星居山(ほしのこやま)に「星居山森林公園キャンプ場」はあります。

北は大山、南は四国連山という大迫力の眺望が広がり、その名の通り夜には無数の星達を見ることができます。

「星居山」は大化元年(645年)に、この地一帯に天空から星が降り注ぐ現象が相次ぎ、それを聞いた天皇が自ら山に滞在して現象を体験され、「星ノ居山」と命名したんだそう。

真夜中に真昼のごとく光ったと言い継がれている現象は、UFOではないかという説もあり、何とも神秘に包まれた山なのです。

星空観察のできる山頂にある展望台までは、歩いて20~30分くらいで到着します。

オートキャンプ場、バンガローの近くには芝生の広場や遊具があり、山頂へと続く遊歩道沿いには、ショウブ園や巨大迷路、ミステリーハウスなどもあります。

子どもから大人まで1日中楽しめるキャンプ場ですよ。

昼間は雄大な山並みを、夜は星が降るのを見られるかもしれませんね。

 

 

星居山森林公園キャンプ場

 

美星天文台 (岡山県)

「美星天文台」は岡山県井原市の美星町、吉備高原の南部に位置し、その町名のとおり美しい星空が見られる地域です。

町名にちなみ「天文の町」としての町おこしも盛んで、天文ファンの間では日本で初めて光害防止条例を施行・実施した町として知られているんですよ。

101cmの大望遠鏡での天体観測は、金・土・日・月曜日の夜に、予約なしで誰でも気軽に楽しめます。

美星天文台から5km程離れた場所には、敷地内に天文台のある「井原市星空公園」もあります。

こちらで天体観測ができるは月に1度の開催ですので、日程を確認してからお出かけください。

星空観察 中国地方キャンプ場

出典 星空間

井原市星空公園の近くには、高台にあり星空に手が届きそうなキャンプ場「星空間」があります。

比較的新しいキャンプ場で、トイレやシャワーなども綺麗なので、女性や子ども連れでも安心ですよ。

キャンプ場で星空観察を楽しむことで、忘れられない思い出になりますね。

 

 

美星天文台

井原市星空公園

星空間オートキャンプ場

 

【豆知識】ふたご座流星群を見にいこう

星空観察 中国地方キャンプ場

ふたご座流星群は、1月に見られるしぶんぎ座流星群、夏を代表するペルセウス座流星群と並ぶ三大流星群の1つで、毎年12月5日~20日ごろまで見ることができます。

これらの流星群の中でもふたご座流星群は安定していて、一晩で見られる流星数としては年間最大。

条件がそろえば、1時間に40~60個、多いときで100個近くに達することもあります。

見る方向はどちらでも構いませんが、月明かりの影響を受けないように、月とは反対方向、また、市街地ではない方向を見るようにしてくださいね。

 

中国地方には「星」で町おこしをしている地域がたくさんあります。星空継続観察で日本一になった実績があったり、昔の言い伝えから星にちなんだ名前がついたりと、理由はさまざまですが、実際に行ってみたら美しい星空が見られることは間違いないでしょう。キャンプ場で星空観察ができたり、天体観測のできる施設が近くにあったりすることも。やふたご座流星群の時期を狙って行ってみるのも良さそうですね。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。