フレームサイズを選ぼう
ママチャリなどの自転車では、タイヤのサイズで地面に足が着くかどうかを選んだ方も多いかもしれません。
しかしスポーツ自転車ではタイヤのサイズはある程度統一されていて、ロードバイクの場合は700cしかありません。
ではどうやって体に合わせるかというと、フレームのサイズがさまざまあり、ライダーに合わせてフレームサイズを選びます。
身長ごとにフレームサイズが変わる
フレームサイズを選ぶときは、ライダーの身長によっておおよそのサイズを予想できます。
フレームサイズはメーカーごとに変わりますが、フレームの実寸をミリメートルで表したり、SML表記でラインナップしている場合もあります。
たとえばGIANTのロードバイクであれば、Sサイズは身長165~175cm、Mサイズは170~185cm、MLサイズは180~190cmとなっています。
それぞれカタログや公式HPに対応する身長が記載してあるので、かならず確認してから購入してくださいね。
細かい部分は調整とカスタマイズで合わせよう
フレームサイズをあわせても、どうしても実際に乗ったときに違和感があることがあります。
身長があっているはずでも、手足の長さは人それぞれ違い、理想のポジションと合わないことがあるからです。
そういった場合は、まずサドルの高さと前後位置を合わせて調整し、それでも違和感がある場合はステムの角度や長さ、ハンドルの幅、クランク長などを変えて体に合わせましょう。
メーカーの提供するフィッティングサービスに対応したショップであれば、適切なパーツまで紹介してもらえます。
フレームの素材で選ぼう
ロードバイクの性能を左右する大きなポイントはフレームの素材です。
現在流通しているフレームは3種類の素材があり、それぞれ特性があります。
メンテナンス方法も変わるので、購入するときには必ず素材をチェックしておきましょう。
クロモリフレームの特徴
古くから自転車のフレームに使われている鋼の一種です。
一般にはやわらかいものが多いですが、配合によって硬いものもあるので、試乗して選ぶといいでしょう。
サビに弱いですが、再塗装や補修が他の素材に比べて容易なので、クロモリを使ったフレームは長く付き合えるフレームになります。
アルミフレームの特徴
アルミ合金を使ったフレームはクロモリに比べると軽量で、広く自転車のフレームに使用されています。
クロモリやカーボンに比べると粘りのない素材ですが、硬さゆえに加速がいいのがメリットです。
カーボンに比べて、ぶつけたときや擦ったときのダメージが少なく済むので、レースなどを目標にしなければ初心者にはアルミがおすすめです。
カーボンフレームの特徴
カーボン繊維と樹脂を組み合わせて成型したフレームです。
軽量で、柔軟性と合成のバランスを出しやすいのがメリットです。
樹脂は傷に弱く、深い傷だと亀裂やカーボン層の剥がれに繋がることもあるので注意が必要です。
価格もやや高いですが、レースを目標にしている方や、走行性能を重視したい場合におすすめです。
フレームの特性で選ぼう
ミドルグレード以上のロードバイクでは、それぞれのシチュエーションを想定しフレームを設計しています。
その特性を重視して選ぶことで、より快適にサイクリングしたり、レースで成績を残すことができます。
ファンライド用(コンフォート)
趣味でロードバイクに乗る方にぴったりなのが、コンフォートモデルとも呼ばれるファンライド向きのモデルです。
エントリークラスの安いロードバイクのほとんどがファンライド向きです。
レースには向きませんが、乗りやすいので初心者や趣味乗り専用のロードバイクとしておすすめです。
ロングライド用(エンデューロ)
ロードバイクを趣味として楽しむ場合ロングライドが一般的で、ロングライドにぴったりなのがエンデューロモデルと呼ばれるロードバイクです。
フレームが比較的やわらかめに作られており、路面の凹凸などによる衝撃を吸収しやすくなっています。
コンフォートモデルと違い、スピードもある程度重視されています。
ヒルクライム用
ロードバイクは坂道に強い自転車ですが、より坂道重視に設計されているのがヒルクライム用モデルです。
フレームは硬めで、坂道を登っているときも重力の影響を受けないように軽量に設計されています。
坂道を通ることが多い方や、レースでクライマーを目指す方におすすめです。
エアロロード
形状的にも独特なのがエアロロードです。
空気抵抗を抑える流線型の設計になっていて、加速性能が高いのがメリットです。
フレームのチューブが厚くなるのでやや重量は重くなりますが、最近はヒルクライムにも使える軽量なエアロロードも登場しています。
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ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。