クライミングってなに? 入門知識
「クライミング」とは日本語に訳すと「登ること」を意味する言葉です。
険しい岩山を登ることが始まりとされているクライミングは、手と足だけを使って登るスポーツです。
プレイする場所や目的、使用する道具などによって様々なジャンルに分けられています。
- エイドクライミング:専用のチョークやシューズを使う
- フリークライミング:チョークやシューズを使わない
- ルートクライミングフリークライミング:ロープで安全確保しながらクライミングする
- ボルダリング:ロープで安全確保せずクライミングする
- スピードクライミング:時間制限がある、またはスピードを競う
- リードクライミング:支点確保を移動しながら行うクライミング
- トップロープクライミング:支点確保を最後に行うクライミング
クライミングだけでもこれだけのジャンルがありますが、このほかにも少ない道具で気軽にはじめられるボルダリングもあります。
オリンピックの公式競技であることからスポーツクライミングは急激に人気が高まり、競技人口も増えてきました。その数なんと10年で約10倍になっているのだとか。
人気のクライミングを始めたい人はどんな準備が必要になるのでしょうか。
まずは5つの道具を揃えよう
クライミングを始める時、初心者が最低限用意しておきたい5つの道具をご紹介しましょう。
クライミングシューズ
クライミングのときは普段使っているスニーカーなどでは難しいものがあります。
クライミング専用のシューズであれば足全体にフィットし滑ることなく楽しめます。
インドアのボルダリングからアウトドアの岩場まで安心してクライミングできますね。
履き心地や使い勝手は実際に履いて試すことをおすすめします。
履き口はヒモタイプ、ベルクロタイプ、スリッポンタイプなど様々ですが脱ぎ履きしやすいものがいいでしょう。
クライミンググローブ
ロープや岩、木を掴むとき素手だと手をケガすることがあります。
クライミング専用のグローブを付けることで悩むことなく掴むことができ安心して動作を移せるので、初心者には特におすすめしたい道具のひとつです。
しっかりと手のサイズにあった、着脱のしやすいもの、劣化しにくい素材のものを選びましょう。
ハーネス
ハーネスにはノーマルタイプ、軽量タイプ、超軽量タイプとありますが初心者には少し重さのあるものの方が良いと言われています。
それはツールを吊り下げるフックが多くついていること、比較的低価格で購入できため。
技術が向上し、クライミングに慣れてきたら軽いものへランクアップしていきましょう。
チョークバッグ
クライミングは素手で行う場合、滑り止めとして手のひらにチョークを付けます。
高いところへ登り体を動かしても中身が落ちることのないチョークバッグが必要になりますね。
バッグの入れ口が大きく開閉するもの、大容量のものを用意しましょう。
腰に下げるタイプのチョークバッグが最適です。
チョーク
ボルダリングには必須アイテムであるチョーク、滑り止めではなく、自分の掌から出る汗を吸湿してくれる効果があるのです。
チョークと言っても様々な種類があり、どういったものを選べばよいのかわからなくなるほど。
粉末チョークの他、水洗いで手についたチョークが落ちるもの、ボールタイプのもの、粉末チョークにエタノールを入れた液体チョークもあります。
自分の肌質や好みの使い勝手のチョークを選びたいですね。
上達したら準備したいものはコレ
クライミングを楽しむうちにもう少し上の技術を目指して行きたいと思うこともあるでしょう。
ボルダリングはひとりでのプレイが可能ですが、クライミングは必ずパートナーとのペアでのプレイとなります。上達へ向けて準備しておきたいクライミンググッズをご紹介します。
ビレイ器
クライミングで安全を確保することを「ビレイ」という言葉を使って表現します。
「ビレイ器」とは、ロープを通してハーネスとカラビナを使って繋げます。
落下しにくいもの、オートロック機能がありカラビナが不用意に回転しないものだと安心で安全ですね。
ビレイグローブ
ビレイ器を安全・確実に操作するためのグローブがあれば、安心して操作することができます。
耐久性があり、しっかりとしたグリップ力があるものを用意しましょう。
クライミングロープ
クライミングを楽しむジムなどにはレンタルできる用具が準備されていますが、岩場を使ってクライミングをするときはレンタルがありません。
そのため自分でロープを用意する必要があります。
またジムでプレイをするときであっても、自分のロープを使って本格的に楽しみたいものですね。
ロープも様々な太さ・長さのものがありますが、ジムで楽しむなら30メートルくらいの長さが適当でしょう。
太さは1センチ前後で、撥水加工のものがおすすめです。
自宅トレーニング必須アイテム
クライミングをしないときであっても、自宅でトレーニングを重ねることが大切です。
体幹を鍛える筋トレはもちろん、指や手首を強化できるクライミング用のトレーニンググッズをご紹介します。
メトリウスのロックリングス3D
壁にぶらさげて指でつかみ懸垂をすることで、指のパワーアップをめざしたトレーニンググッズです。
握力も上ると評判の定番トレーニンググッズです。
Sports パワーボール
回転の振動によって手首を強化することができるトレーニンググッズです。
重いダンベルを使うよりも、手首を痛めることなく指も一緒に筋力アップが期待できます。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。