GPS機能がついた登山時計は登山に欠かせないものです。しかし、実際にGPS機能はどんなことに役立つのでしょう。GPS機能のついた登山時計の役割と選ぶ際の注意点、おすすめのGPS機能つき登山時計をご紹介します。
 

GPS機能って本当のところ、なに?

登山時計のGPS機能

 

GPSとは人工衛星を利用した位置情報計測システムです。

上空にある24個のGPS衛星からの電波を利用し、4つ以上の衛星からの電波の到達時間の差によって位置を測定します。

緯度・経度・高度などを数十メートルの精度で割り出します。

身近なものでは、カーナビゲーションシステムやスマートフォンなどに用いられています。

このGPS機能が登山時計に搭載されているものがあります。

 

 

GPS機能つき登山時計で登山を安全で快適に!

登山時計のGPS機能

 

GPS機能の登山時計は、GPS衛星から電波を受信して正確な時刻を調整したり、位置情報の確認をすることができます。

登山をする際に必要な高度計・気圧計・コンパス機能に、GPS機能を搭載することで、より高精度な計測が可能になり、登山を安全で快適に楽しむことができるのです。

GPS機能を利用して、目的地までの距離や時間などもその場で確認することができます。

さらには、ルート確認や登山データの保存ができる機能が搭載されている時計もあります。

選ぶ際に気をつけてほしいのは、「GPS機能を使用すると消費電力が大きくなる」ということ。

そのため、突然のバッテリー切れを防ぐためにも、予備のモバイルバッテリーを持っていくと安心ですね。

また、登山時計は身につけるものですので、大きさや重量も忘れずに確認してください。

 

GPS機能がついたおすすめの登山時計をご紹介

登山時計のGPS機能

 

GARMIN(ガーミン) Instinct

アメリカ国防総省MIL規格「MIL-STD-810G」準拠の耐熱、耐衝撃、耐防水をクリアした頑丈な作り。

3軸電子コンパスと気圧高度計を内蔵。

複数の衛星測位システム(GPS、GLONASS、みちびき、Galileo)に対応しており、GPSのみの場合と比べて電波の受信しにくい環境でも測位を可能とします。

事前に目的地を設定することで、その地点までの距離・方角をお知らせするナビゲーション機能や、帰りも同じルートでスタート地点に戻れるようにナビゲートしてくれTracBack機能があります。

搭載されたGPSを活用して、ランニング時の距離・速度・ピッチの計測が可能。

Garmin独自の省電力技術によりスマートウォッチモードで最大14日間、GPSモードで最大14時間稼働が可能(ウルトラトラックモード:35時間)。

10気圧防水で重量52グラムです。

 
登山時計のGPS機能

GARMIN(ガーミン) アウトドアウォッチ Instinct
GARMIN(ガーミン) アウトドアウォッチ Instinct

 

[エプソン リスタブルジーピーエス フォー トレック]EPSON Wristable GPS for Trek MZ-500B

トレイルランナー向けの機能が充実した、高性能GPSトレッキングギア。

GPS機能、気温、標高、気圧、方位の5つの高精度センサーで、標高や気圧などの現地情報を計測し現在地や平面ルートはもちろん、ルートのアップダウンまで確認。

長時間使えるGPS計測、精度の高い標高計測、さらにパソコンから取り込んだルートなどをもとに目的地までナビゲーションする機能などを搭載。

目的地までの距離や標高などを高い精度で確認することもできます。

独自開発のGPSチップの低消費電力化により、GPS機能稼働時、GPS高精度モード(GPS毎秒測位)で最大46時間、長時間モード(GPS間欠測位)で110時間の計測が可能となっています。

長時間の登山やトレイルランでも安心して使用可能。

10気圧防水で重量65グラムです。

登山時計のGPS機能

 

 

SUUNTO 9 (スント ナイン) BAROスマートウォッチ

インテリジェントバッテリーモードを搭載した待望のロングバッテリー新製品。

みちびき衛星受信機能搭載。

独自のFusedTrack機能により、GPSと加速度センサー機能を組み合わせることで、距離と軌跡の記録精度が向上。

60秒に1回のGPS取得であってもより実際に近いトラッキングが可能です。

精度を大幅に損なわずGPS消費電力を低下させるため、バッテリー寿命を延ばすことができます。

スマートモバイルやSuuntoアプリとの接続が可能。

最も過酷な環境下で数千時間ものテストを実施し、耐久性にもすぐれています。

駆動時間は約25時間 (25時間/精度BEST、50時間/精度GOOD、120時間/精度OK)。

10気圧防水で、重量79グラムです。

登山時計のGPS機能

SUUNTO(スント) SUUNTO9 (スント9) トレイルランニング スマートウォッチ
SUUNTO(スント) SUUNTO9 (スント9) トレイルランニング スマートウォッチ

 

[カシオ]CASIO スマートアウトドアウォッチ プロトレックスマート WSD

衛星3測位対応(GPS、GLONASS、みちびき)で安定した位置情報の受信を可能にし、現在地をカラー地図で表示。

Wear OS by Google採用、アウドドア機能を実現する多彩なアプリを搭載。

地図データのダウンロードにも対応し、スマートフォンがオフラインになった場合でも、現在地の測位および地図表示が可能です。

登山の際に、スマートフォンのYAMAPアプリに登山ルートが入った地図データをあらかじめダウンロードしておき、登山の出発地点でWSD-FD20上のYAMAPアプリをスタートするといった使い方ができます。

モノクロ液晶とカラー液晶を重ねた二層構造ディスプレイを採用し、優れた視認性を確保。

5気圧防水で重量91グラムです。

登山時計のGPS機能

[カシオ]CASIO カシオ プロトレック PRO TREK スマートアウトドアウォッチ Smart Outdoor Watch ブルー 腕時計 メンズ WSD-F30-BU
[カシオ]CASIO PRO TREK Smart Outdoor Watch ブルー 腕時計 メンズ WSD-F30-BU

 

GPS機能つき登山時計はアプリをダウンロードできたり、スマートフォンと連動させたりと高機能なものがたくさんあります。日々のトレーニングなどに活用できるので、登山以外でも活躍してくれます。選ぶ際には、自分はどのようなものが必要なのか、機能性と実用性を考えながら選んでみてください。

この記事を書いた人

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。