まずは土地の管理者へ連絡・現状の記録
置いていた場所に自転車がなくなっていたら、まず自転車を置いた場所の管理者へ連絡します。
お店に立ち寄ったならお店の責任者へ、駅なら駅の窓口や、駐輪場を管理している団体へ連絡しましょう。
場合によっては誰かに盗まれたわけではなく、管理者がなんらかの理由で撤去・移動した可能性もあります。
もしそういった事実がなければ、警察に相談する必要があります。
警察に相談する前、もしくは警察官が到着するまでのあいだに、盗まれてしまった場所を記録しておきましょう。
これは必須ではありませんが、警察との対応や裁判になったときに使うかもしれないので、用意しておいて損はありません。
こまかい場所を忘れないうちに、まずお手持ちのスマートフォンなどで写真を撮影しておくことがおすすめです。
あとから見て場所がわかるように、目印になるものも含めて撮影したり、位置情報付きの写真を保存しておくと安心です。
自転車の置き場所は、犯人の特定に関わる大切なポイントです。かならず記録しておきましょう。
次に警察へ通報・警察署に相談へ
窃盗は犯罪なので、警察へ通報、もしくは警察署へ相談しに行きましょう。
場合によっては、防犯カメラ映像から窃盗の瞬間を確認し、犯人を特定してもらうことも可能です。
防犯カメラ映像は時間がたつと削除されてしまうこともあるので、盗難の可能性があればなるべく早急に警察に連絡しましょう。
警察へ行く場合は身分証明書と防犯登録証を持っていこう
自転車を購入するときに加入する「防犯登録」は、自転車を盗まれたときに一番必要になる書類です。
加入者控えとしてもらう「防犯登録カード」には、自転車の「車体番号」「特徴」「所有者の氏名・住所」などが記載されています。
これによって、盗まれた自転車がなんらかの形で見つかった場合、あなたのものだと警察が照会してくれます。
もちろん、自分の身分を証明するための書類も必要です。免許証や保険証、学生証などですね。印鑑もあると安心です。
こういったものがないと、なん度も警察署に足を運ぶことになるので、あらかじめ用意して出向くようにしましょう。
早急に対応してほしいが、いまは必要書類を持っていないという場合。
そんなときは、警察に連絡するだけでも問題ありません。
被害届は提出するべきか
警察官が対応し、窃盗の可能性がある場合は、被害届（盗難届）を提出するかどうか聞かれるでしょう。
被害届は、警察に「私はこういう犯罪に遭ってしまった」と申告するものです。
提出するかしないか被害者の自由になりますが、盗まれてしまった可能性があるなら提出することをおすすめします。
被害届の有無で、その後警察ができる対応も変わってきます。
もし提出しなくても、自転車が防犯登録されていて、発見された場合は手元に帰ってくる可能性もあります。
ただし、自転車が現状で戻ってこなかった（部品が盗まれた・破損していた）などの場合、裁判する可能性もでてきます。
こういった場合にも、被害届を提出したほうがスムーズにいくことが多いです。
え？指紋の採取はなぜされる？
警察に通報したとき、または自転車が戻ってきたときに、あなたの指紋の採取をお願いされることがあります。
筆者も盗まれた自転車が戻ってきたときに、指紋を採取されました。
なんだか悪いことをしたような気になってしまいますが、安心してください。
これはその自転車にだれが触れたか調べるためのもので、犯人を特定するためです。
あなたを疑っているわけではないので、安心して対応してください。
フリマサイト・ネットオークションをチェック
ロードバイクなど高級なスポーツ自転車でとくに多いのが、転売目的の窃盗です。
盗まれたのがロードバイクなどのスポーツ自転車の場合は、日を置いてフリマサイトやネットオークションに出品される可能性もあります。
被害届を提出すれば警察も捜査してくれますが、なにぶん件数が多いためインターネットまで手が回らないこともあります。
フリマサイトやネットオークションのチェックは自分で行い、自転車を手元に戻す可能性を少しでも上げましょう。
ネットで見つけたらすぐに警察へ連絡
もし、フリマサイトやネットオークションで自分の自転車を見つけた場合は、まずは警察に連絡します。
警察が介入することで、手元に戻ってくる可能性が上がります。
サイトの運営会社に連絡するのも、一旦待つほうがいいでしょう。
規約違反として出品を取り消されると、出品された証拠がなくなってしまう可能性もあるからです。
また、写真だけでは自分のものだという確証が薄く、出品者が盗んだ本人だと特定できるわけではありません。
なにをおいても、まずは警察に対応してもらうようにしましょう。
もしも自分の自転車を見つけたら？
もしも、駐輪場や道端で盗まれた自転車が見つかったら、まずは警察に連絡しましょう。
これは、被害届を提出していると、その後持ち主が乗っていても警察から声をかけられる可能性があるからです。
このため、見つかった次点で警察に連絡し、被害届を提出している自転車を発見した旨を伝えて手配を解除してもらう必要があります。
残念ながら見つかった時点で以後の捜査はされないことが多く、その後の犯人特定がむずかしくなるのが現状です。
もしも被害が大きい場合は、無理に自分で判断せず、弁護士に相談して今後の対応を決めるのが安心です。
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ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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