スキンケアや美容アイテムも大事ですが、本当に美肌を目指すなら「内側からのケア」が欠かせません。そこで注目したいのが「クコの実」です。抗酸化作用やビタミン豊富なこの果実が、美肌づくりをサポートします!
クコの実が美肌にオススメな理由
スキンケアアイテムだけに頼るより、身体の内側から肌を整えるのが理想です。ここでは、クコの実の栄養価やその美容メリットについてくわしく触れ、なぜ美肌づくりに役立つのかを紹介します。
強力な抗酸化作用で肌の老化を予防
クコの実にはβカロテンやビタミンEなど、抗酸化力の高い栄養素がたっぷり含まれています。他にもポリフェノールのおかげで、体内の活性酸素を中和させ、肌細胞のダメージ進行を遅らせる働きが期待できます。
代表的な栄養素のクコ多糖類にも抗酸化作用があり、生活習慣病の予防やアンチエイジングなど、健康や美容に役立ちます。
クコの実の代表的な栄養素。アラビノースやラムノース・キシロースなどの6種類の単糖類と18種類のアミノ酸から構成された複合多糖類。
肌のハリをアップさせるコラーゲン生成促進
クコの実はレモンの数十倍のビタミンCを含み、コラーゲン生成を促進するうえで重要な役割を果たします。さらにビタミンCにはシミ・そばかすを予防し、ハリのある若々しい肌を保つ効果が期待できます。
また、コラーゲン分解酵素の働きを抑制する作用があり、ハリや弾力の維持にも効果的です。毎日少しずつ摂り続ければ、内側からふっくらとした肌質をキープしやすくなるでしょう。
ニキビ・肌荒れ予防にも効果的
ニキビや肌荒れは、ホルモンバランスや食生活の乱れなど、たくさんの要因が影響します。
クコの実にはビタミンB群や必須アミノ酸が含まれており、肌のターンオーバーを促進する可能性があります。老廃物の排出が促され、余分な皮脂や炎症を抑える一助となるかもしれません。
さらに、紫外線やストレスで生じる酸化ダメージの軽減にもつながるでしょう。くすみやシワなどのエイジングサインを和らげ、透明感のある肌作りをサポートする点が大きな魅力でしょう。
クコの実で美肌習慣を続ける3つのコツ
どんなものでも効果を実感するには、少しずつでも続けることが大切ですよね。効率的に摂取し、より高い美容効果を得るためのポイントを3つお伝えします。
毎日少しずつ摂ることが大事
美肌にかぎらず、栄養成分は一度に大量摂取しても効果が急に上がるわけではありません。クコの実は大さじ1〜2杯でも継続すれば、徐々に体内環境をととのえる助けになります。
大量に摂りすぎるとカロリーオーバーや体調不良が生じるかもしれませんので、注意しましょう。まずはヨーグルトやオートミールに混ぜる方法から試すと、手軽に続けやすいですよ。
ビタミンCを一緒に摂ると効果アップ
クコの実はビタミンCやコラーゲン生成をサポートする成分との相性がよいです。柑橘類やパプリカなど、ビタミンCを豊富に含む食材を同時に摂取すると、肌のハリ維持に役立つ相乗効果が期待できますね。
たとえば朝にフルーツを添えたクコの実入りヨーグルトを食べたり、昼にはサラダにレモン汁をかけたり、食べ物に合わせた組み合わせがよいでしょう。
夜のリラックスタイムにクコの実ティー
就寝前にはクコの実をお茶やハーブティーに加え、じんわりと体を温める習慣を取り入れるのがオススメです。
クコの実自体の甘味が溶けだし、ほんのりした風味を楽しめます。ストレスや疲れがたまる夜なら、優しい味わいの飲み物が心にも良い刺激になるでしょう。
寝る前にリラックスモードへ入るとホルモンバランスを安定させ、翌朝スッキリとした目覚めになるかもしれません。肌の調子にもよい影響が生まれ、気軽に続けられるリフレッシュ法ですね。
副業をしている筆者は、寝る1時間前に飲み、早起きが苦じゃなくなりました。おそらく快眠になって目覚めがよくなっているのだと実感しています。
クコの実を使った、オススメの美肌レシピ
日頃の食卓にも、ひと工夫でクコの実をメニューに取り入れられます。
色味が鮮やかフルーツボウル
朝食やランチに取り入れやすいのが、色鮮やかなフルーツボウルです。カットした季節の果物とヨーグルトをベースに、仕上げでクコの実をトッピングすれば、栄養価と見た目を同時にアップできます。
ベリーやキウイなど酸味のある果物と相性がよく、飽きにくいのも魅力ですね。甘さを控えたい場合はヨーグルトを無糖にするなど、好みに合わせて調整できます。忙しい朝でも手軽に美肌をサポートしてくれる一品です。
スーパーフードのスムージー
忙しい合間や小腹がすいたとき、スムージーなら気軽にクコの実を摂りやすいです。
たとえばバナナやほうれん草、豆乳と一緒にブレンドするだけで、栄養バランスのよいドリンクが完成します。
クコの実の甘みがほどよいアクセントになり、味わい深さをプラスしてくれるでしょう。他のスーパーフード(チアシードやスピルリナなど)を加えれば、さらなる美容効果もねらえそうです。
生姜とクコの実で体も心もぽかぽか
冷え対策と美肌づくりを同時にしたいなら、クコの実入りスープをレパートリーにくわえてみるのはいかがでしょうか?
鶏ガラと生姜をベースとしたスープに、クコの実を入れるだけで色鮮やかな一品に仕上がります。温かいスープは内臓を温め、血行をよくするサポートにもなるでしょう。
鶏肉や野菜、わかめといったどんな食材にも合うので、好きな具材を入れて楽しんでくださいね。ほっと一息つきたいときに、私も飲むスープです。
スーパーフードのひとつ「ヘンプシード」に関する健康メリットや簡単レシピは下記の記事をご覧ください。
参考元:
チバニアン兼業農学校
株式会社サティス製薬
養命酒
カジュベース
ライター
pei3
1990年生まれ。海が大好きで、宮古島によくいます。幼い時からスキーを主にしたファミリーキャンプに出かけ、大学時代には川下りや登山・西表島の縦走など47都道府県に行った経験あり。
料理が好きなので、平日は食品メーカーで開発し、週末は身体に優しいマクロビオティックの食事を研究中です。食品表示検定中級・発酵食品マイスターの資格を持つ。