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樹林帯を抜けた稜線の雪山登山では、偏光レンズを備えたサングラスが重宝します。太陽の光から目を守る以外の機能もあります。偏光サングラスが必要な理由や選び方にくわえ、冬の登山を快適にするおすすめ商品を4つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

反射光をカットする偏光レンズ

登山 冬用サングラス 偏光レンズ

偏光レンズは通常のレンズと違い、紫外線だけでなく反射光も大幅にカットできます。反射光とは、地面などにあたってはね返る光です。雪や氷による反射光をさえぎることで、視界を快適に保ちます。

さらに、地形のコントラストを強調する機能があるため、雪のなかの障害物やトレイルをはっきりと見られるのも特徴です。

 

冬の登山で偏光レンズが必要な理由

登山 冬用サングラス 偏光レンズ

冬は、さまざまな条件によって光の反射が強まるため、偏光レンズが必要であるといえます。

夏に比べて太陽の位置が低いので、光の反射が強まります。さらに、空気中の水分量が減少し、日差しがさえぎられにくくなるため、まぶしく感じやすいでしょう。

また、雪が光をよく反射する点も、偏光レンズが必要な理由のひとつです。土による光の反射率が約10%であるのに対し、雪の反射率は約80%もあります。

 

冬の登山で使う偏光レンズの選び方

登山 冬用サングラス 偏光レンズ

冬の登山に適した偏光レンズを選ぶ際のポイントを紹介します。

UVカット率

冬の登山はとくに強い紫外線にさらされるため、UVカット率が99%以上のもので目を保護する必要があります。たとえば、標高が1,000m上がると、紫外線の量が地表よりも約10〜12%高くなります。

強い紫外線を受け続けると、角膜の炎症や充血、目の痛みなどの症状を引き起こす可能性があるでしょう。こうした症状を防ぐために、UVカット率が高いものを選んでください。

レンズのカラー

登山 冬用サングラス 偏光レンズ

使用するシチュエーションによって、適したレンズのカラーが違います。天候や山に合わせてチョイスしましょう。

グレー系

色調の変化が少ない自然に近い視界で、目が疲れにくいのが特徴です。ほかの色と合わせやすく、コーディネートが容易にできるのもよいでしょう。

また、ブラックに近い濃いカラーは、強い日差しや照り返しがある日にピッタリです。ただし、暗い樹林帯のなかでは見えにくいので注意しましょう。

ブラウン系

散乱光をカットする特性があるため、強い光を軽減してコントラストをはっきりさせます。とくに岩稜帯など、岩が多くて歩きにくい道で活躍するでしょう。肌の色や服とも相性がよく、合わせやすいカラーのひとつです。

ブルー系

明るさを感じやすい黄色系やオレンジ系の光をカットし、まぶしさを軽減します。日差しが強い日や、雪山の照り返しがあるシーンでおすすめです。肌の色が引き立ち、クールな印象をあたえることから、ファッションの一部として取り入れるのもよいでしょう。

グリーン系

赤系や青系の光を吸収し、目を疲れにくくさせます。また、自然の風景をより鮮やかにする特徴もあります。個性的でファッショナブルな雰囲気を演出するのに適しているでしょう。

フレームのフィット感

ノーズパッドやフレームが快適に装着できるか確認しましょう。登山では足元を確認するので、下を向いたときにずり落ちないかもチェックポイントです。軽量なものなら、フィット感をより高められるでしょう。

耐久性

耐傷性が高い素材やコーティングがほどこされていると、小石や木の枝などでレンズが傷つくのを防げます。また、過酷な環境での使用に適しているのも大切です。寒冷地向けに設計された素材や構造であればくもりにくいでしょう。

下記の記事では、登山向けのサングラスを選ぶ際のポイントを紹介しているので、参考にしてみてください。

登山 サングラス
登山にサングラスは絶対に必要!登山で使えるサングラスの選び方のポイント解説

 

冬の登山におすすめ!偏光レンズのサングラス4選

登山 冬用サングラス 偏光レンズ

冬の登山におすすめの偏光レンズのサングラスを紹介します。

①AXE(アックス)「ASP-495」

JIS規格にもとづき、偏光度90%のレンズを使用した高性能のサングラスです。色調を損なうことなくコントラストを強めるのが特徴です。また、雪の乱反射をカットするので、雪山登山でもクリアな視界が得られます。

スタイリッシュなデザインで、ノーズパッドの角度や幅を鼻に合わせて調節できるため、フィット感も良好です。

また、くもりを軽減するためのエアインテークをテンプルサイドに搭載しています。手ごろな価格で性能に優れているサングラスを求める人にピッタリです。

AXE  サングラス  ASP-495
AXE  サングラス  ASP-495

②DANG SHEDES(ダン・シェイディーズ)「LOCO Black Matte with Beer x Chrome

Polarized(偏光レンズ)【中村貴之Designed Model】【vidg00391】」

プロスノーボーダーの中村貴之さんがデザインを手掛けた日本限定モデルです。視界をクリアに保ちつつ、雪山での乱反射をカットし、目の疲れを軽減します。専用のケースが付いているので、持ち運びやすいでしょう。

グレーのレンズとシャープなフレームは、どのようなシーンでも活用できます。登山などのアクティビティだけでなく、タウンユースでも使用したい人はチェックしましょう。

DANG SHADES  サングラス  LOCO Black Matte with Beer x Chrome Polarized 中村貴之 Designed Model
DANG SHADES  サングラス  LOCO Black Matte with Beer x Chrome Polarized 中村貴之 Designed Model

③SWANS(スワンズ)「SPRINGBOK 偏光レンズモデル SPB-0151 MEBL」

さまざまなスポーツシーンで活用できる優れた機能が搭載されたスポーツサングラスです。力強くしなやかなフレームデザインが日本人の骨格になじみます。

耳にかけるテンプルエンドやノーズパッドは調節可能で、汗をかいてもずれにくいでしょう。また、レンズ両面の反射防止コートと光をカットする機能により、映り込みが少ないすっきりとした視界が得られます。

さらに、シーン別でレンズの交換ができるのもポイントです。アクティブな登山をする人はぜひ検討してみましょう。

SWANS   SPRINGBOK 偏光レンズモデル SPB-0151 MEBL
SWANS   SPRINGBOK 偏光レンズモデル SPB-0151 MEBL

④FLOAT(フロート)「MAIM GRAY / GY」

日本人の骨格に合わせて作られているため、ずれにくいのが魅力の商品です。下を向くことが多い登山にマッチしています。特殊樹脂を使ったフレームとテンプルは非常に軽く、つけているのを忘れるほどのかけ心地です。

また、テンプルがゆるくアーチしているネックホールド機能があるため、使わないときは首にかけておけます。ラインナップのなかでフレームが1番小さいサイズのため、小顔の人によりフィットするでしょう。

FLOAT MAIM GRAY / GY
FLOAT   MAIM GRAY / GY
 
偏光レンズ付きサングラスは、雪山のまぶしい反射光や強い日差しから目を守るため、冬の登山に適しています。さらに、視界をクリアにする効果があるので、視認性の向上にも役立ちます。顔にしっかりとフィットする軽量なものなら、ストレスをそれほど感じないでしょう。山に合わせてレンズのカラーを変え、コーディネートを楽しむのもおすすめです。自分に合った偏光サングラスで山へ出かけましょう。

ライター

Yuki

幼少期からキャンプや釣り、スキーなどを楽しむアウトドアファミリーで育つ。10代後半は1人旅にハマりヨーロッパや北米を中心としたトラベラー期となる。現在もスキー、スノーボード、ダイビングなど海や山で活動中。「愛する登山」は低山から厳冬期の雪山まで季節問わず楽しむhike&snowrideなスタイル。お気に入りの山は立山連峰!Greenfield登山部/部長の任命を受け部活動と執筆活動に奮闘中。