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登山初心者は、無理のない距離からスタートするのがおすすめです。今回は、ビギナーが山選びに悩んだときにチェックしておきたい、いくつかのポイントを詳しく紹介します。登山時に重要な登山靴の選び方もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

登山初心者に最適な距離と標高

登山初心者に最適な距離

登山を始めたばかりの人は、距離と標高に注目して山を選びましょう。具体的に紹介するので、ぜひ参考にしてください。

10km未満を目安にする

登山を始めて間もない人は、10km未満の距離を目安にするのがおすすめです。また、子どもと一緒に登るなら、3~5kmほどがよいでしょう。

たとえば、大人の平均的な速度であれば、1時間に標高差200~300mを登れます。休憩時間を入れても、5時間以内に10kmは歩けるでしょう。

なお、登山の醍醐味ともいえる景観の美しさをじっくり楽しむためには、無理のない登山計画を立てることが重要です。暗くなる前に下山できるように、早めの出発時間を設定することが大切です。

標高1,000m以下を目安にする

登山初心者は、標高500~1,000mから慣らしていくとよいでしょう。なぜなら、標高が高い山に比べて、気温や天候変化のリスクが低いからです。必要な装備を少しずつそろえ、体力も徐々につけていきましょう。

リスクが低いとはいっても、気温や天候の急激な変化で、低体温症を引き起こすことがあります。そのため、しっかりとした装備や行動食などの準備は必須です。

また、体調不良や天候悪化の場合でも、スムーズに下山できるエスケープルートがある山を選んでおきましょう。ビギナーには、精神的な安心感も必要です。

 

登山初心者がコースを選ぶときのポイント

登山初心者に最適な距離

登山に慣れていないうちは、以下の4つのポイントを参考にしてコースを選びましょう。

  • コースタイプで選ぶ
  • タイムで選ぶ
  • 難易度で選ぶ
  • アクセスのしやすさで選ぶ

①コースタイプで選ぶ

自分の体力やレベルに合わせて、コースのタイプを検討しましょう。同じ山でも、登山コースはいくつかあるものです。コースは、おもに次の4つのタイプに分類されます。

往復型
  • 登りも下りも同じコース
  • 道に迷いにくい安心感がある
初心者~上級者
周回型
  • 登りと下りのコースが異なる
  • さまざまな景色を楽しめる
初心者~上級者
縦走型
  • 稜線で結ばれているいくつかのピークを歩く
  • 登り口と下山口が変わるため、帰りの交通手段を計画しておく必要がある
中級者~上級者
定着型
  • 山小屋やキャンプ場などを拠点として、周辺のピークを往復・周回する
初心者~上級者

②タイムで選ぶ

登る山のコースタイムは必ずチェックしましょう。登山初心者は、コースタイムが3~5時間からスタートするのがおすすめです。

登山情報やガイドブックに掲載されている時間を参考にして計画しましょう。注意したいのは、休憩時間が入っていない情報がある点です。計画をたてる際は、休憩時間が盛り込まれた情報かをしっかりと確認してください。

③難易度で選ぶ

登山初心者に最適な距離

登山初心者は、整備された登山道から始めるのが向いています。コース選びに迷ったら、観光客に人気がある、登りやすい山を選ぶのがポイントです。

なお、慣れるまでは岩場・クサリ場・ハシゴなどの難所があるコースは避けたほうがよいでしょう。また、天気や季節によっても、難易度が変わることがあります。山の周辺の情報収集が大切です。

④アクセスのしやすさで選ぶ

登山前に疲れてしまわないように、「移動時間」+「コースの所要時間」を事前に調べましょう。登頂するときには、登山口までの時間も大きなポイントになります。自宅からアクセスしやすい山があれば、有力な候補となるでしょう。

自宅周辺に適した山がないときには、ロープウェイ・ケーブルカーを使用できる山を探すのがポイントです。

登山初心者は靴選びも大切

登山初心者に最適な距離

距離や標高から山を選ぶのと同様に、靴選びにも時間をかけましょう。なぜなら、自分に適した登山靴を選ぶことで、登山中の疲労感を軽減できるからです。快適な登山を楽しむために、以下をチェックしましょう。

試し履きでサイズを確認しよう

登山靴は、試し履きをして普段の靴より少し大きめを選ぶのがベストです。

登山道は傾斜が多いため、靴とつま先がぶつかり、痛みが発生します。1cmまたは指1本分ほどの余裕があると、ぶつかったときの痛みを軽減できます。購入時は、試し履きをしてサイズを確認するようにしましょう。

登山メーカーのものを選ぼう

登山メーカーの靴は、歩きやすいうえに耐久性が高い点が魅力です。ハードな登山道を想定して作られているため、ソールの厚さ・重さ・バランスのよさに優れています。足首の負担を軽減するアッパー素材や高さも絶妙です。

ゴツゴツした道でも安定感を求めるなら、足首から甲部分がしっかりと守られている、くるぶしが少し隠れるくらいのミドルカットがぴったりです。また、普段どおりの動きを求めるなら、ローカットシューズに注目してください。

登山前の下準備をしておこう

購入したばかりの登山靴は硬いため、足への負担が大きくなります。登山へ出かける前に、何度か履いて慣らしたり、履き方のコツをマスターしたりしておきましょう。

慣らし方

登山道に似た砂利道や、アップダウンのある道を歩いておくのがおすすめです。足になじむまでに時間がかかるので、数回履いて、やわらかくしておくとよいでしょう。

履き方

登山靴を履いたら、かかとを数回床に打ち、位置を合わせてください。定位置に合わせたあとで、靴ひもを締めるのがコツです。位置を合わせないまま履くと、登山中に靴のなかで足が動き、靴擦れを起こしやすくなります。

また、足が痛くならないように、靴ひもの締め具合を確認しておくこともポイントです。

靴選びに迷ったときは、以下の記事をぜひ参考にしてください。

登山靴 おすすめ
登山初心者向けのおすすめ登山靴を紹介

登山初心者は、適度な距離からスタートするのがおすすめです。10km未満の距離で、標高1,000m以下を目安にしましょう。コース選びに悩んだら、タイプ・タイム・難易度・アクセスのしやすさをチェックしてください。なお、時間短縮できるロープウェイやケーブルカーがある山を選ぶのもポイントです。さらに、自分の足に合う登山靴を選ぶのも大切です。無理なく登れる距離の登山からはじめてみてください。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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