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ダイビングライセンスは、指導団体の違いやランクによってさまざまです。今回は、ダイビングライセンスであるCカードについて、それぞれの種類や特徴を詳しく紹介します。これからダイビングをはじめたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

Cカードとは?

ダイビング Cカード

Cカードとは、レクリエーションダイビングについての知識・スキル・技術を習得したことを証明するカードです。

認定証という意味のCertification Cardの略称であり、「ダイビングライセンス」や「Cライセンス」とも呼ばれます。

プールや海でインストラクターと一緒に、一定期間のトレーニングをすることで取得可能です。また、ランクごとにさまざまな種類があり、必要な知識・スキル・技術が異なります。

 

Cカードを発行している代表的な指導団体

ダイビング Cカード

Cカードを発行しているダイビングの指導団体は、世界各地にいくつも存在します。今回は、代表的な3団体を紹介します。

①PADI

世界最大のダイビング指導団体です。全世界のダイバーの60%以上が、PADIでライセンスを取得しています。各地に提携店舗があるので、旅先でダイビングをしたい方におすすめです。

また、ISOに認定を受けた、高品質の統一されたトレーニングを世界180か国以上で提供しており、世界中でつかえるCカードを発行しています。

②NAUI

世界最古のダイビング指導団体であり、国内外に加盟店舗があります。PADIに次いで多くの日本人がライセンスを取得しています。

個人の能力や体力にあわせた、臨機応変なトレーニングが特徴です。運動能力に不安がある方や、マイペースで頑張りたい方にぴったりでしょう。

NASA・フロリダ州のディズニーワールド・アメリカ海軍特殊部隊など、さまざまな企業と提携を結んでおり、安全性と信頼度の高い指導団体といえます。世界に認められたCカードを発行しています。

③SDI

テクニカルダイビングのトップの指導団体であるTDI系列の団体です。テクニカルダイビングの知識を活かした、理論的かつ先進的なトレーニングが魅力です。安全面や経験を重視するため、無理なくスキルアップをしたいと考える方におすすめといえます。

個別に対応したトレーニングは、ISOの認定を受けた高品質のプログラムです。国内外で通用するCカードを発行しています。

Cカードのランク別の種類

ダイビング Cカード

Cカードのランク別の種類によって、潜れる深さなどが変わります。ここでは、下級ランクから詳しく紹介します。

①オープンウォーターダイバー

ダイバーの登竜門であり、すべてのダイバーはここから始まるといえます。オープンウォータースクーバダイバーとも呼ばれます。

基本的な知識や技術、緊急対処のスキルを身につけたうえで、最大水深が18mかつ潜水ポイントがオープンな海でのダイビングが可能です。

②アドヴァンスドオープンウォーターダイバー

さらに深いところまで潜ってみたい方は、アドヴァンスドオープンウォーターダイバーを取得する必要があります。アドヴァンスダイバー・アドヴァンスドダイバーとも呼ばれています。

レクリエーションダイビングで潜れる最大水深40mまでダイビングが可能です。18mまででは見られなかった水中世界が楽しめるでしょう。

さらに、沖に出た船から入水するスキルであるボートエントリーを身につけるため、船でしか行けないポイントにも行けるでしょう。

③レスキューダイバー

ダイビング Cカード

通常のダイビングスキルに加えて、ダイビング中の緊急時の対処スキル・救助スキルを学びます。

自然が相手のダイビングは、いつなにが起きるかわかりません。上級者でも事故に巻き込まれる場合があるでしょう。正しい知識とスキルを身につけることで、万が一の際に家族や仲間を救助できます。

また、トラブルの原因や対処法を知ることで、事故の予防にもつながります。

④マスタースクーバダイバー

アマチュアの最高峰といわれているCカードです。ダイビングを極めしものがたどり着く場所といっても過言ではありません。

取得するためには、指導団体ごとに定められた種類のCカードの取得と、50回以上のダイビング経験が必要です。お金と時間がかかりますが、世界各地の上級者向けスポットでダイビングができます。

⑤ダイブマスター

趣味から職の領域へと突入した、プロとして最初のランクです。Cカードを取得しているダイバーが自由に海を楽しむファンダイビングの引率ができます。また、少人数グループのガイドが可能です。

さらに、ライセンス講習時のアシスタントとして、インストラクターをサポートできます。なお、プロとしての活動には、Cカードとは別に潜水士の資格が必要です。

ダイビングのCカードの種類や、指導団体の違いについて紹介しました。数多く存在する指導団体のなかから、自分の目的にあった団体を見つけ、ライセンスを取得することが大切です。また、Cカードのランクごとに、ダイビングが可能な水深や場所が決まっていることを覚えておく必要があります。Cカードについての正しい知識を身につけ、安全面に配慮し、ダイビングを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

ライター

Greenfield編集部

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