グリーンマークは、紙のリサイクルを広めるために作られた環境ラベル。古紙で作られた商品につけられていている、豊かな自然を守るマークです。手軽に購入できる、身近なグリーンマークの商品を紹介します。
グリーンマークとは?
グリーンマークは、古紙を使用した紙製品に表示される環境マークです。古紙の利用を促進し、紙のリサイクルを増やすことを目的としています。
グリーンマークを表示するための基準は、古紙の使用率が40%以上であること。製品の種類によっては、基準がさらに高く設定されています。
たとえば、コピー用紙や新聞紙であれば、古紙を50%以上使用していることが条件です。ティッシュペーパーやトイレットペーパーでは、使用率の基準が100%に設定されています。
基準を満たした商品は、古紙再生利用センターに申請することで、マークの使用が許可されます。
グリーンマークは、古紙を利用した地球にやさしい商品のしるし。グリーンマークの商品を選べば、紙のリサイクルを増やし、自然環境の保全に貢献できます。
参考:環境省「グリーンマーク」
グリーンマークの対象になる商品は?
グリーンマークの対象は、紙を原料としている商品です。代表的なものとしては、ノートやコピー用紙などの文具などがあげられます。そのほかには、トイレットペーパー、ティッシュペーパーなどの日用品も対象です。
また、梱包用のダンボールや断熱材として使われるセルロースファイバーなど、業務用の商品にもグリーンマークがつけられます。家庭にあるものから、オフィスや学校で目にするものまで、さまざまな場所でグリーンマークが見られます。
身近なグリーンマークの商品を紹介
日常生活で見かける、身近なグリーンマークの商品を紹介します。
オリジナルトイレットペーパー/よろずやマルシェ
再生紙を100%使用したトイレットペーパーです。芯がないタイプのトイレットペーパーなので、使用後のゴミを削減できます。
1ロール150mのロングタイプで、省スペースに収納できることも人気の理由。交換の手間が省けて、使いやすいのも魅力です。環境にやさしく、コストを抑えて利用できる商品です。
参考:よろずやマルシェ
和紙製ブックカバー/ONE ECO
本やコミックのリサイクル素材で作られた和紙のブックカバー。越前和紙の技術を採用して、一つひとつ丁寧に作られています。
描かれているのは、ピーターラビットや猫のダヤンなどの人気キャラクター。和紙ならではの、温かみのある肌触りが楽しめます。
また、売上の一部は、環境保護を推進する団体に寄付されます。オンラインでの販売はなく、一部の書店で販売されている限定商品です。
参考:ONE ECO
SCHOOL LINE(スクールライン)/アピカ
再生紙を100%使用した学習ノートです。学年と科目別に、さまざまな商品が用意されています。
日本色彩研究所との共同調査を参考に、目が疲れにくいグリーン罫を採用。子どもたちの成長にあわせて使えるように、ひらがな・漢字両方の科目シールがついています。環境と使いやすさを考えて作られた、長く大切に使える学習ノートです。
ムーミン学習帳/アピカ
ムーミンの人気キャラクターが表紙に描かれている、子ども向けの学習帳です。再生紙を100%使用して作られています。
ムーミン学習帳の対象は、小学校2年生から6年生の生徒。国語や算数をはじめとして、教科別にさまざまな種類があります。教科ごとに色分けされているので、整頓しやすく、一目見てどの教科なのかすぐ分かるようになっています。
かわいいキャラクターと一緒なら、勉強がはかどることも間違いなし。対象年齢が広く、子どもの成長にあわせて、長く使えるノートです。
リサイクルコピー用紙/富士フィルム
古紙を100%使用したコピー用紙です。グリーンマークの表示に必要な、50%を大きく上回る古紙使用率を実現しています。グリーンマークのほかに、FSC認証やエコマークの認証も取得済みです。
環境にしっかりと配慮した商品ながらも、オフィスや自宅で毎日使える、リーズナブルな価格が魅力です。サイズは、B4・B5・A4・A3の4サイズが用意されています。
普段たくさん使うものだからこそ、地球にやさしいものを選択してみませんか。万人におすすめできる、上質でエコなコピー用紙です。
フラットファイル/Nakabayashi
古紙パルプ配合率70%の、再生紙を使用したフラットファイルです。グリーンマークとエコマークを取得しています。
ファイルのとめ具には、有害なガスを発生させない非塩ビ製のパーツを採用。「人と環境にやさしい」をテーマに、環境への負荷をおさえた原材料で作られています。
カラーは全部で7色がラインナップされています。環境にやさしいファイルで、書類の整理を行ってみましょう。
ライター
AYA
静岡県出身。海と山に囲まれた自然豊かな環境で育ち、結婚後に、タイ・バンコクへ移住。病気がきっかけで、ヴィーガンのライフスタイルに目覚める。現在は、2児の母として子育てに奮闘しながら、人と環境にやさしいサステナブルな暮らしを実践中。自身の経験をもとに、ヴィーガン、環境問題、SDGsについて情報を発信している。