熱中症対策にハイドレーションをおすすめする理由
ハイドレーションは、登山中の熱中症対策に最適です。おすすめの理由は2つありますので、順番に確認していきましょう。
こまめに水分補給できる
ハイドレーションは、適度な量をこまめに飲めるのが魅力です。水を飲むたびに、立ち止まる必要がありません。喉が渇く前に水分補給できるので、登山中の脱水症状を回避する手助けとなるでしょう。
使用方法はとてもシンプルで、専用のウォーターパックに水を入れてザックにセット。ザックの外側に出したチューブから、水分を補給する仕組みです。
冷たいドリンクをもち運べる
夏の登山では、ウォーターパックを凍らせたり、氷を入れたりして使うのがおすすめ。冷たいドリンクなら、汗をかいたあとの喉を爽快に潤してくれるでしょう。体を冷やすことで、熱中症対策にも役立ちます。
なお、冷やしたウォーターパックが結露して、ザック内が濡れてしまうことがあります。タオルを巻きつけるなど、ひと工夫すると防げるでしょう。
登山用ハイドレーションを選ぶ3つのポイント
ハイドレーションを選ぶポイントを3つ紹介します。購入前に、ぜひ確認しておきましょう!
①容量で選ぶ
使いやすい容量は2Lです。なかに入れる水の量を調節すれば、日帰りから泊りの登山まで、幅広く使えます。1Lや3Lなど、さまざまな容量が販売されていますが、自分が摂取する水分量に応じて、適量サイズを選ぶとよいでしょう。
②飲み口の構造で選ぶ
ハイドレーションを選ぶときは、飲み口の構造にも注目してください。おもに、噛んで吸うタイプ・噛むだけで水分が出るタイプの2種があります。
たとえば、体力を消耗するトレランや、ハードな登山には、噛むだけのタイプが適しています。吸う力が弱い人にも向いているでしょう。
どちらのタイプにするか、事前に検討しておくのがおすすめです。
③メンテナンスのしやすさで選ぶ
チューブを本体から取り外せるタイプや、上部が大きく開口するデザインを候補に選ぶとよいでしょう。なぜなら、ハイドレーションのデメリットのひとつに、洗いにくさがあるから。
バルブ・チューブ内をしっかり洗わないと、カビの原因になることも。さらに、吸引時に嫌な臭いが発生してしまうケースもあります。
快適な状態で使用するには、メンテナンスのしやすさが大切。清潔さを維持するには、専用のクリーニングキットを利用して洗うのもよいでしょう。
熱中症対策におすすめ!登山向けのハイドレーション4選
熱中症対策におすすめのハイドレーションを4つ紹介します。機能性や、メンテナンスのしやすさに注目しながらチェックしましょう。
①Platypus(プラティパス)|ホーサー
耐久性のよさと、軽さが魅力のハイドレーションです。2種類のフィルムがラミネートされているため耐久性があり、水分の味も損ないません。ゴムの臭いうつりが気になる人には、候補のひとつになるでしょう。
また、2Lサイズの総重量は約102gで、ザックの種類を選ばずに装着できるのもうれしいところ。チューブは取り外し可能なので、使用後のメンテナンスも簡単です。荷物を軽量化したいトレランでも活躍するでしょう。
②GREGORY(グレゴリー)|3Dハイドロリザーバー
衛生面に不安をもっている人に、おすすめしたい商品です。ソフトな素材でありながら、3D設計になっており、空の状態でも潰れにくいのがポイント。内部が乾燥しやすく、臭いの元となる汚れを防いでくれる効果が期待できます。
また、本体に取りつけられた安定感のあるハンドルも便利!給水したり、ザックに出し入れしたりと、重量が増えてもしっかりと支えてくれるでしょう。
清潔さを保てるハイドレーションを探している人は、ぜひ検討してみてください。
③SOURCE(ソース)|ワイドパック
汚れの付着や、嫌な臭いを抑えるアイテム。飲み水に直接触れる内側には、PEフィルムを採用しているため、臭がつきにくいのが特徴です。また、土ぼこりや砂を防ぐ、キャップが付属しているところもGOODです。
耐久性に優れた素材のウォーターパックなので、冷凍庫にそのまま入れて凍らせるのもOK。注ぎ口が大きく開口する設計により、メンテナンスのしにくさから解放されるでしょう。
冷たいドリンクを持っていきたい人や、臭いに敏感な人に向いています。
④ULTIMATE DIRECTION(アルティメイト ディレクション)|リザーバー
アスリート専用製品を開発しているブランドの商品です。チューブは取り外すことも可能で、折れ曲がりにくいのがポイント。ザックからチューブを肩にかける際に、スムーズに装着できます。
また、お手入れのしやすさも抜群で、飲み物や氷を入れやすい大きな注ぎ口になっています。スタイリッシュなデザインは、登山以外にもランニングやジムなど、幅広く活躍するでしょう。
ハイドレーション選びに迷っている人は、ぜひ以下の記事も参考にしてみましょう。
登山での水分補給には登山用ハイドレーションを
歩きながら水分が補給できるハイドレーションは、登山時の熱中症対策に役立ちます。ザックから取り出す手間が省けて、素早く使えるのが魅力。飲みたいタイミングで、こまめに水を飲めるため、脱水症を防ぐ効果が見込めるでしょう。選ぶポイントは、容量・飲み口の構造・メンテナンスのしやすさの3つ。耐久性や素材にも注目してみてください。今回の記事を参考に、満足できるハイドレーションを見つけてみましょう。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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