スノーボードの季節はすぐそこ!
秋も深まり、風も冷たく肌寒い季節になってきましたね。標高の高い山では雪も積もり、もう少しすれば人工雪のゲレンデもオープンし始めます。
スノーボードの季節もすぐそこまで来ていますが、みなさんは道具を揃えましたか?そろそろ道具を揃えて、いつでも行けるように準備をしておかないといけませんよね。
ということで、今回はスノーボードの道具でも特に重要な「板」の選び方について説明します。
まだ板を選んでない方、どんな板にしようか悩んでる方、今年からスノーボードを始めたいけど板について何もわからないという初心者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
板の長さはどうやって選ぶ?
板の長さはだいたい自分の身長よりマイナス15センチくらいが目安。板を自分の目の前に立てた時に、アゴにくるくらいの長さが丁度いいと言われています。
脚力のない女性や子供はマイナス20センチくらいが望ましいでしょう。初心者のうちは少し短い方が扱いやすくておすすめです。
スノーボードの形状の選び方
スノーボードの板には様々な形状があり、板によってそれぞれ特徴があります。ここでは基本的な形状の板だけの説明をしていきますので、たくさんある板の形状の中でもこの数種類だけは覚えておきましょう。
キャンバー
キャンバーとはスノーボードの板では定番の形状で、フラットな場所に置くと板のセンターが浮き、横から見ると弓のような形になっている形状のことを言います。
キャンバーの特長は、パウダーでも、圧雪されたバーンでも、不整地でも、オールラウンドに乗りこなせる安定性です。パークの大きいキッカー(ジャンプ台)を飛ぶような上級者から、スノーボードを始めたばかりの初心者まで幅広く愛用されています。
これからスノーボードを始めるという方は、まずはこのキャンバーから始めてみるのがいいでしょう。
ロッカー
ロッカーボードとは、板のセンターが雪面と触れているだけで、センター(真ん中)からノーズ(前)とテール(後ろ)へむけて緩やかな曲線を描いて反り返っている形状の板です。
この反り返っている形状のおかげで、雪面との接地面が少なくなり板の取りまわしがしやすく、初心者が最初によくやってしまう逆エッジにもなりにくいです。
グラトリをする人やパークアイテムを利用する人たちから熱い支持を得ており、パウダーでも板が浮きやすく乗りやすいので、セカンドボードとして人気の1本です。
ただし、ロッカーボードは雪面にエッジがかまない分、スピードを出すと板がバタつくので、アイスバーンや不整地でのライディングには向いていません。
また、キッカー(ジャンプ台)にも不向きなので、この板はグラトリをメインに、パークのアイテムとパウダーを楽しみたい方におすすめです。
ゼロキャンバー(フラット)
ゼロキャンバーは、フラットボード、フラットキャンバーなどいくつかの呼び方がありますが、いずれもキャンバーがない真っ平らな板ということです。
この板はキャンバーとロッカー両方の良いとこどりのような板で、ロッカーボードのようにグラトリやパークのアイテムに優れ、ロッカーボードには不向きのキッカーでは安定感のあるジャンプができます。
そして、パウダーでも浮力があり操作性があるので、パウダーも楽しみつつパーク全体を楽みたいという方にはもってこいの板です。
ただし、ゼロキャンバーはキャンバーの浮いた部分が無いので、オーリー(ジャンプ)をする時にキャンバー特有の反発がなく、ターンをする時に板がしなって加速する感触をあまり感じることができません。
そういった感覚を気にしない方にはおすすめの板です。
その他の形状の板
最近ではこの他にも、ダブルキャンバーやダブルロッカーなどのハイブリッドボードと呼ばれるものや、メーカー独自の形状の板もたくさん存在し、各メーカーによって呼称が変わってきます。
また、アルペン競技で使われる硬くて細い板やバックカントリーに重宝されるスプリットボード、パウダーに特化したパウダーボードなど、様々なシーンに合わせた板がラインナップされています。
この他の形状の板は、必要になった時に調べてみるのがいいでしょう。
板を選ぶ時にこれだけは知っておこう!ツインチップとディレクショナルの違い
板を買うときに重要になのが、「ツインチップ」と「ディレクショナル」です。
ツインチップ
ツインチップとは、レギュラースタンスでもグーフィースタンスでも同じ感覚で滑れるように、長さも硬さもノーズとテールが対称になっており、重心も中心に設定されている板のことです。
ディレクショナル
それに対してディレクショナルは、板のノーズとテールの形状が非対称で、重心がやや後ろに設定されている板のことです。
自分のメインスタンス以外でいろいろチャレンジしたいならツインチップ、メインスタンスでカービングをひたすら楽しみたければディレクショナルという選び方で問題ないでしょう。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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