登山用ネックウォーマーの特徴
登山用ネックウォーマーは別名、ネックゲイターとも呼ばれ、首の部分をくるりと覆ってその部分や体をあたため保護するアイテムです。
頭からすっぽりとかぶるタイプやジッパー式になっているものなど、用途に応じていろいろなスタイルのものが販売されています。
また、おしゃれなデザインが多く、街中でのファッションアイテムとして使用されることもあります。
ネックウォーマーとネックゲイターとの違い
ネックウォーマーはネックゲイターと呼ばれることもありますが、そもそも何が違っているのでしょうか?
じつは両者のあいだに厳密な違いはありません。そのため、どちらの名称で呼んでもよいのですが、アウトドアメーカーなどはネックゲイターと呼ぶことが比較的多いようです。
なぜ登山にネックウォーマーが必要なのか
登山の際には防寒用の服を着ているにも関わらず、なぜネックウォーマーが必要なのでしょうか?その理由として、以下のようなものがあげられます。
紫外線対策
ネックウォーマーは防寒以外に紫外線をカットする目的でも使用されます。紫外線は標高が高くなればなるほど強くなり、1,000m高くなるたびに平地よりも約10%ずつ、紫外線の量が強くなるのだとか。
そのため、3,000m 級の山ならば平地よりも30%ほど紫外線量が多くなることに。この強い紫外線から首の皮膚を守るため、ネックウォーマーは用いられます。
防風・防寒対策
ネックウォーマーでよく知られている機能は防風・防寒対策です。首だけを覆うものから、鼻のあたりまでかくれるもの、目出し帽のように頭や顔まですっぽり覆うものなどがあり、用途によって使い分けることができます。
登山用ネックウォーマーで使われる素材
登山用ネックウォーマーで使われる素材は、おおむね以下の3種類に分けられます。
フリース
フリースはネックウォーマーの素材として人気があります。保温機能がすぐれていて肌触りもよく軽いことから、カジュアルウェアでも大人気の素材です。
ウール
ウール素材は吸水性と乾燥性にすぐれているという特徴があります。そのため、登山で汗をかいてしまっても効率よく吸収して乾いていきます。
化繊
化繊のネックウォーマーの素材としてはポリエステル製などが多いです。軽量で夏冬兼用として使える点も魅力的です。
冬の登山に適した素材は?
冬の登山には、フリース素材のものがもっともポピュラーです。また、ウール素材も冬山には適しています。
この記事を書いた人
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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