スノーボードのメンテナンス①作業環境を整える
スノーボードの板にワックスを掛けるときは、まずは作業環境を整えましょう。高さを合わせたり、板を安定させたりすることで作業しやすくなります。または、ワックスによる汚れやエッジでの傷を防ぐように床の保護もしてあると、作業後の後片付けも楽になります。
そこで、環境を調える道具を紹介します。
作業台
スノーボードのメンテナンスをするときには作業台があると便利です。お好みの高さに調節できるため作業がしやすくなります。ワックスがけをはじめ、ビンディングの調整などスノーボードに関わること全般を自分で行う際の必需品ともいえます。
板を安定しておけるストッパーやホルダーなど、作業性を高めてくれる作業台は今後のメンテナンスしやすさを大きく左右するツール。自分に合ったものを選んでみましょう。
シート
スノーボード板のメンテナンスをするときには、シートを敷いておくことで、ワックスのかすによる床の汚れや、板のエッジなどによる傷を防げます。
新聞紙やいらない布などを敷き詰めて代用することもできますが、さっと広げてすぐに作業できるシートがあると作業スタートへのハードルがぐっと下がります。
スノーボードのメンテナンス②バインディングを外す
スノーボードのメンテナンスにおいて、バインディングを外すことは板を長く愛用するためにも大切な作業です。バインディングを板につけたままにしておくと、その分板に負担がかかり、板が歪んでしまうことがあります。
さらに、水分が拭き取りづらい部分でもあるので、ビスやネジがサビやすくなります。ワックスやクリーニングのしやすさの面からいっても、バインディングは外しておくのがおすすめです。
ドライバー
バインディングはネジでしっかり固定してあるため、メンテナンスする際は、ドライバーで外す必要があります。長期間スノーボードを使わないシーズンオフには外しておくことをお勧めしますが、外さないまでも少し緩めておくことでも板の歪みを防止できます。
さまざまな場面で使用することになるドライバーはぜひ用意しておきましょう。
スノーボードのメンテナンス③ソールをクリーニングする
長い期間板を愛用するためには、ソールの汚れをしっかり落としメンテナンスする必要があります。ソールをクリーニングすることで、ワックスの浸透が高まり、効果を引き出すことが可能です。そこで、ソールのクリーニングに必要なツールを紹介します。
リムーバー
リムーバーを使用することで、水洗いで落としきれなかった汚れを落とすことが可能です。一方で、リムーバーはソールの奥のワックスまで剥がしてしまいます。シーズン中は使用せず、シーズン終わりのメンテナンスで使用することをおすすめします。
ブロンズブラシ
スノーボードをクリーニングしてからワックスをかける前に使用するブロンドブラシ。少し固めのブラシで細かい汚れや毛羽立ちをソールの溝からかき取ることができます。ブロンズブラシを使用してクリーニングをすることで、その後のワックスが浸透しやすくなります。
エッジの錆び取り
スノーボードから水分を完全に拭き取るのは意外と難しいもの。どうしても発生しがちなエッジのサビは放置するとどんどん広がります。滑走中に自然に落ちることもありますが、サビがひどくなると簡単には落ちません。気付いたらこまめにメンテナンスしておきましょう。
スノーボードのメンテナンス④ワックスをかける
スノーボードの快適な滑走に必要なワックス。メンテナンスの要ともいえるワックスをかける際に必要なツールの紹介します。
ワックス
スノーボードに使用する固形ワックスは、生塗りの商品とホットワックスがあります。基本的にメンテナンスに使用するのは持ちがよいホットワックスです。
ホットワックスにも下地として塗るもの、滑りをよくするものなど、使用用途や温度によってさまざまな商品が展開されています。ベースワックスと、よく行くスキー場や時期などを考えて滑走ワックスを選んで用意しましょう。
アイロン
ワックスの基本の塗り方は、アイロンを使用して固形のワックスを溶かし液状にして、スノーボード板のソールにペーパーを通して塗り広げて浸透させるやり方です。ホットワックス専用のアイロンを使用することでワックスをムラなく塗りやすくなります。
ペーパー
アイロンを使用してワックスを塗るときにペーパーがあることで焼き付きから板を保護し、ソールが傷むのを防ぐことができます。板が汚れているときには汚れを吸着してクリーニングの役割もしてくれます。ペーパーにワックスがしみこむため、ワックスの使用量も抑えることが可能です。
コルク
ワックスを伸ばすために使用するコルク。コルクはなくてもワックスがけできますが、使用する一手間を加えることで、まんべんなくワックスを塗りこむことができます。
エッジの錆止め
水分をしっかり拭き取って保管しても、エッジはサビができることがあります。そのまま放置しておくとさらにサビが広がっていきます。エッジのサビ対策にはサビ止めがあると便利です。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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