【一人登山テントデビュー】テント泊初心者にありがちな4つの失敗例とその対策

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【一人登山テントデビュー】テント泊初心者にありがちな4つの失敗例とその対策

経験豊富な登山者でも、テントを担いで初めて山に入る初心者だった日には、様々な失敗を経験しているもの。ここでは、初心者にありがちなテント泊の代表的な失敗を4つ挙げます。先人の失敗に学び、これから始める初心者は、最大限快適で安全なテント泊を実現できるよう準備しましょう。

テント泊失敗①想定外の寒さ

「思っていたよりうんと寒かった」

この失敗を一番多く聞きます。

 

 

気象条件にもよりますが、1000m登るごとに変化する気温は約6度前後が目安と言われています。

夏でも標高の高い山の夜は冷えます。

テント泊での寒さは、この標高の高さからくる気温の低さに加えて、地面から伝わる冷気によるものも大きいです。

一度冷えを自覚してしまうと、朝まで眠れないこともあります。

寒いという感覚は、接地面積の最も多い部分から一番強く感じますので、寒さ対策のポイントは広く地面に接する背中になります。

地面からの冷気を断つには空気の層で遮るしかありません。

空気の層を作ってくれるのは、シュラフとマットです。

しかし、持っていったマットやシュラフの組み合わせが、現場の気温や環境、本人の寒さへの耐性に合わない製品だった場合、充分な空気の層を作ることができません。

睡眠不足はつらいだけでなく危険です。

判断力や対応力が鈍り、体力を奪われて事故につながっても不思議ではありません。

この後は下るだけだから多少睡眠不足でも大丈夫、などと考えてはいけません。

山での遭難事故の8割は下山中に起きているのです。

良質な睡眠を確保し、事故のリスクを防ぐためにも、テント泊では背中からの冷気を遮断する適正な暖かさのシュラフとマットが必要です。

 

 

対策

テント泊での防寒用シュラフ、マットは想定する寒さより上のスペックレベルのものを用意するようにしましょう。

ベースレイヤーなどの選択も、寒がりな方は慎重に選択しましょう。

 

 

 

テント泊失敗②想定外の忘れ物

テント、忘れ物

 

テントは、ポール、ペグ、テント本体、フライシートなどいくつかのパーツにより構成されています。

どれが欠けてもテントとして成立しません。

テントは毎日使うものではありませんので、各々のパーツも見慣れていません。

各パーツの袋を見た時に直感的に

「これはテントの屋根を支えるポールだ」

「これは地面に打ち付けてテントを支えるペグだ」

と発想できるほどテントに慣れていればいいのですが、経験が浅いとなかなかそうも行きません。

「この袋、ポールが入っていると思ったらペグだった。」

といった失敗談は決して少なくありません。

 

対策

「細かく持ち物リストを作る」

チェックリストを作るのは有効です。

持ち物チェックリストは

「テント一式」

のようなざっくりしたものではなく、

「ポール2本」

「ペグ4つ」

など、なるべく細かく記載しましょう。

リストを作る時はイメージすることが大切です。

実際に現地でテントを組み立てている時をイメージして、アイテムをリストアップします。

また、ちょっとかっこ悪いかもしれませんが、袋の外側に中身の名前を書いておくのも有効です。

見える化すれば、中身が何かすぐわかって効率的です。

 

 

テント泊失敗③想定外の設置場所

テント、想定外の設置場所

 

もしもテント場への到着が遅くなった場合、それでも空いている場所というのは、条件が悪くて他の人があまり選びたくないような場所です。

例えば傾斜がある、湿っているなど。

傾斜のある場所は実際寝てみるとわかりますが、傾斜が気になって眠れないものです。

平らでない場所は避けるべきです。

また湿気のある場所もよくありません。

窪んでいる場所、水たまりの跡がある場所、触るとジメジメしている場所などは湿気が溜まりやすいので、避けた方が無難です。

川や池の近くも増水すると危険ですから、選んではいけません。

しかし、到着が遅れて空いている場所が少なく、さらに薄暗くなって来ると、とにかく早く設置してしまおうという焦りの気持ちが強く出てきます。

このような心理状況では結果的に悪条件の場所に設営しがちで、後で後悔する可能性があります。

 

対策

テント場には早めに到着できるよう、計画を練りましょう。

早く到着するためには余裕を持った行動が大事です。

事前の行動計画、入念な準備を大切に。

 

 

テント泊失敗④想定外の天候

想定外の雨

 

風、雨、雪。

山の天気は変わりやすいです。

登山開始時に晴れていても、テント場到着時には雨となり、風まで出てくることもあります。

暴風雨の中でのテント設営は危険で困難を伴います。

慣れた人でも苦労します。

シートは飛びそうになるし、身体も荷物も濡れてどんどん冷えてきます。

 

対策

雨の中でのテント設営手順を事前に調べておきましょう。

持ち物を出来る限り濡らさないようにすることが一番大事なので、作業は素早く。

ザックをテントの中に格納するため、テントを素早くザックから取り出したら、急いで組み立て、急いで中にザックを入れます。

また、あまりにも過酷な天気の場合は、テント泊にこだわらず、近くの山小屋に急遽宿泊することも覚悟しておきましょう。

安全が何より大事です。

 

 

 

まとめ

事前のイメージとシミュレーションは失敗を防ぐのに有効です。テント泊の準備をする時、実際の現場、作業を思い浮かべながら、「これをするならこういうものが必要だな」と頭のなかで現場のイメージを描きながら作業しましょう。今回ご紹介した4つの失敗を頭に描き、念入りに準備して、テント泊を楽しんでください。先人の失敗に学びテント泊での失敗の原因に対策を打っておきましょう。

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