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夏休みが近づき水辺のレジャーが盛んな時期。とくにカヌー・カヤックは体験ツアーも多くおすすめです。今回は体験ツアーの流れや、どんなところでカヌー・カヤックをするのかを解説。あわせて、西日本でカヌー・カヤック体験ができるエリアをご紹介します。

ツアーの流れは?カヌー・カヤック体験ツアーの概要

カヌー 西日本

東日本編はこちら

【東日本編】はじめてのカヌー・カヤックならここ!体験ツアーもできるおすすめの場所を紹介します
カヌー・カヤック体験ツアーのスケジュールはどのようなものなのでしょうか?今回は、川の体験ツアーを参考に、一般的な流れを解説します。

川でのカヤック体験

陸上でパドリングの練習をするところから始まり、静水での操船方法など、ひととおりの説明をうけてツーリングというのが一連の流れです。

体験の流れ 活動内容
STEP①
集合
集合場所にて受付をします。安全対策などの説明を受けることもあります。
STEP②
着替え
パドリングをする服装に着替えます。服装については下記の記事を参考に。
「カヌー・カヤックの服装は?カヌー・カヤック用パドリングウエアはしっかり選ぶことが大切!」
STEP③
スタート地点へ移動
スタート地点には自家用車で行く、ツアーの送迎車、などさまざまです。車がない方は確認しましょう。
STEP④
スタート地点に到着
パドルの漕ぎ方、乗艇の説明、陸上でパドルの漕ぎ方、安全対策の講習。その後、実際にカヤックに乗艇する方法を習います。
STEP⑤
カヤック体験スタート
ツアーによって異なりますが、半日ツアーであれば約2時間、1日ツアーであれば約4時間の所要時間になります。また、その日の天候などによって内容変更の可能性もあります。
STEP⑥
体験終了
ゴール地点に到着。たいていはピックアップ用の送迎車がきています。着替えをして解散。

 

カヌー・カヤックのフィールドはどんなところ?

カヌー 西日本

カヌー・カヤックを行う場所は、川・海・湖などがあります。それぞれ魅力や注意するポイントを解説していきましょう。

カヌー・カヤックのフィールド①川

川の魅力

川はホワイトウォーターのような激流を下るイメージで、上級者しかできないのでは?とお思いの方もいるでしょう。しかし、川は激流ばかりではなく穏やかな流れもあります。

また、水流があるのでパドリングに慣れていなくても推進しやすく、実は初心者におすすめ。

漕ぎ進むごとに風景が移り変わり、季節によっても桜や新緑、紅葉など、来るたびに違った表情を見られるのも魅力です。

川で注意するポイント

初心者が押さえておくべきは「とろば」「瀬」かとおもわれます。川では流れの弱い静水箇所を「とろば」、反対に白く波打つ箇所を「瀬」と呼びます。

とろばは流れが少なく穏やかな状態をさします。気をつけるべきは瀬です。瀬ではカヤックに強い力が加わるので沈脱しやすいので、まっすぐ進行方向を見つめて力強くこいで抜けましょう。

瀬を全力で駆け抜けた後の爽快感はリバーカヤックの醍醐味とも言えます。

カヌー・カヤック体験で選ばれる川は、全体的に穏やかな川が多く、危険な箇所はガイドさんがスカウティング(下見)をするためそこまで心配はないと思います。

しかし、このようなポイントを知っておくと説明の際、危険な箇所の切り抜け方などの理解が深まると思います。

カヌー・カヤックのフィールド②海

海の魅力

島国である日本は、シーカヤックのフィールドがたくさんあります。シーカヤックはビーチから出艇し、海岸線をめぐってツーリングしていきます。

海では他のフィールドよりも多彩な光景が楽しめるのが魅力。どこまでも広がる青い海に一艇で漕ぎだしていくのは、冒険心にあふれ夏休みのいい思い出になることでしょう。

岩場が点在する「磯場」では覗き込めば海の生き物を観察することができ、「離島」「洞窟」を目指すのは探検気分を味わい非日常を体験できます。

海で注意するポイント

海は風の影響や潮流、地形で表情が一変するフィールドでもあります。風向き・強さで波が高くなったり、潮流や地形によっては川のようにそこだけ流れが速くなる場合があります。

とくに「岬」や「河口」付近は波が複雑なため、しっかりガイドの案内にしたがって航行するようにしましょう。

また、「港」は休憩地点として用いられますが、船舶の航行が頻繁にあります。接触事故などを起こさないにようにしましょう。

カヌー・カヤックのフィールド③湖

湖の魅力

湖は川や海と比べると水流が少ないため、静水地点でのパドリング練習に適しています。

また、スタート地点とゴール地点がいっしょということが多いため、より手軽にカヌー・カヤックができる場所と言えるでしょう。

カナディアンカヌーでのんびりと漕いでいく、ゆったりとしたツーリングにピッタリです。

湖で注意するポイント

湖はあまり変化がないイメージですが季節や天候、風向きが入れ替わる湖特有の現象などもあるため、数時間で穏やかな湖面が一変して白く波打つ湖面に変わるといったこともあります。

また、湖はプレジャーボートや遊覧船などの、他の船舶の航行もあるため意外なところで波が発生する場合があります。湖面の状況にはよく気を配りましょう。

カヌー・カヤックができるおすすめの場所を紹介

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ここからは西日本でカヌー・カヤック体験ができるおすすめの場所をご紹介します。

※体験ツアーは天候等により中止になる可能性があります。申し込む場合は詳細をご確認ください。

山懐に抱かれた清流 静岡県・気田川

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静岡県浜松市を流れる気田(けた)川は天竜川水系の支流です。緑深い山々を穏やかに流れる川で、水質がとてもきれいなことで知られています。

カヌー・カヤックシーズンはじめの5月あたりは、新緑と澄んだ青い流れのコントラストが見どころです。

危険な瀬はあまりなく、流れも穏やかなので初心者にピッタリの川。体験ツアーを行う会社も多くあります。

Creek Sound

SOTOASOBI

日本一の湖を体感 滋賀県・琵琶湖

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日本最大の湖として有名ですね。大きな湖のため見どころがたくさんあり、季節を通して桜、紅葉などさまざまな表情を楽しめます。

とくに、奥琵琶湖と呼ばれるエリアには、海津大崎があり春の桜並木は有名です。湖から満開の桜を見るのもカヌー・カヤックならではでしょう。

琵琶湖は天候によって表情が一変することがあるので、ガイドの説明をきちんときいて安全に楽しみましょう。

近隣には1973年創業のBSCウォータースポーツセンターなどがあり、子供でも参加できるカヤックツアーも開催されています。

BSCウォータースポーツセンター

初級から上級者までたのしめる 奈良県・奈良吉野川

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奈良吉野川は日本有数の多雨地帯を水源とする川で、和歌山県に入ると紀ノ川となります。関西ではパドルスポーツで有名なエリアで、初心者も上級者にも人気があります。

穏やかな流れのスポットもあれば、フリースタイルカヤックも行われるほど迫力のある「柴崎の瀬」といったスポットもあり、さまざまな表情のある川です。

近隣にはモンベル五條店があり、体験ツアーも開催されているそうです。カヌー・カヤック関連のラインナップも充実しています。

モンベル 

いちどは行きたい最後の清流 高知県・四万十川

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高知県の西部を流れる河川で日本最後の清流と呼ばれています。上流~中流域は比較的上級者向けですが、下流域は流れが穏やかなので初心者も楽しめるでしょう。

雄大な自然と一体になったようなカヌー・カヤックツーリングを体験でき、ただ流れにまかせているだけでも癒されます。

近隣には「四万十・川の駅 カヌー館」、「四万十カヌーの里 かわらっこ」など、カヌーをはじめとしたアクティビティ体験をできる施設があります。

四万十・川の駅 カヌー館

四万十カヌーの里 かわらっこ

海に関するたくさんのことを学べる 長崎県・九十九(くじゅうく)島

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長崎県にある大小208の島が点在し、リアス式海岸がつづくエリアで、海の美しい絶景で知られる場所です。

ここは穏やかな潮流で、少し漕ぎ出せば離島に到着することができ初心者にもおすすめです。

また、九十九島パールシーリゾートではシーカヤック体験ツアーを開催しています。水族館も併設されているため、海についてをさまざまなアプローチで学ぶことができます。

佐世保・小値賀 海風の国

いかがでしたか?今回は体験ツアーの流れを中心にカヌー・カヤックを行うフィールドごとのポイントを紹介しました。体験ツアーではカヌー・カヤックの基礎を教えてくれるほか、見どころや気を付けるべきポイントを教えてくれます。しっかりガイド、スタッフの話をききましょう。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。