子どもとキャンプクッキングを楽しむポイント
キャンプで子どもと一緒にクッキングを楽しむときに、抑えておきたいコツがいくつかあります。確認しておきましょう。
子どもとクッキングを楽しむコツ①作業工程が簡単で達成感が味わえるもの
子どもは難しいことにトライすることが好きですが、アウトドアは他にも遊びがいっぱい!クッキングに飽きてしまわないよう、作業の工程が簡単で、すぐに完成するメニューを選びましょう。
また、混ぜるだけ、火にかけるだけ、食材を切るだけ、など簡単な作業でも子どもが自分で作ったことを楽しみ、達成感を味わえるように工夫しましょう。
周囲の大人の声かけや、励まし、おいしいね!よくできているね!など褒める・認める言葉も大切。次のキャンプでのクッキング意欲にもつながります。
子どもとクッキングを楽しむコツ②レシピを書かせる
作りたいお料理の完成イメージや工程、準備するもの、買うものなど、しっかりと理解できるので、レシピを書かせてみましょう。
書くのが難しければイラストを使ってレシピを作ってもいいですね。レシピを書いたら事前の準備を一緒にやってみるのもおすすめです。
子どもとクッキングを楽しむコツ③材料の下準備をしておく
キャンプやアウトドアでは、お天気を含めてさまざまな状況が考えられます。そのため、難しいかな?手間がかかるかも?と思うことは事前に自宅で準備しておくことが大切です。
お料理の中には、下味をつけておくことでさらにおいしくなるものもあります。塩コショウや、たれへの漬け込みなど、事前にしておくことでさらにおいしくなるものは、やっておきましょう。
また、食材のカットや、調味料などの分量の計測をあらかじめしておけば、当日の手間をはぶくこともでき、子どもと楽しくクッキングできます。
子どもとクッキングを楽しむコツ④子どもに準備させ、まかせる
キャンプ場では子どもの担当役割を決めたら、準備の段階からまかせてみましょう。あれこれと口や手を出したくなりますが、ここはグッと我慢。
ただし、火の取り扱いや包丁を使用する際はそばで見守りながら目を離さないようにしましょう。また、当日スムーズに作業を進めるためにもおうちで少しお料理の経験があると良いですね。
おうちでは何かを包丁で切る、混ぜる、味見をさせる、お味噌汁のお味噌を溶く、使った調理器具を洗うなど、どんなことでも大丈夫。
少しの経験があるだけで子どもはキャンプでも自信を持ち、前向きに準備や計画にトライするでしょう。
子どもとクッキングを楽しもう!おすすめパンメニューを紹介
キャンプやアウトドアで簡単にできる、パンメニューをご紹介します。
子どもと作るパンメニュー①スキレットで「ちぎりパン風スコーン」
アウトドアクッカーのスキレットを使ってスコーンを焼いてみませんか。材料をビニール袋で混ぜ合わせ成型したらあとは焼くだけ。おやつはもちろん朝食にもピッタリです。
材料(3人~4人分)
- 小麦粉300g
- ベーキングパウダー10g
- 砂糖 30g
- バター 30g
- 牛乳160cc
作りかた
- スキレットにクッキングシートを敷き準備しておく。
- 小麦粉・ベーキングパウダー・砂糖は事前に軽量し、ジップロックなどに入れておく。
- バターはサイコロ状にカットし、2に入れて、揉んで混ぜる。
- 3へ、牛乳を入れる
- 袋の角を少しカットし、たねを出したら丸く成型する。
- 熱したスキレットにたねを載せ、アルミホイルでフタをし、両面7分~8分ほど焼く。
ポイント
ジブロックで混ぜる時は、中身が飛び出さないよう、ジップ部分がきちんとしまっているか確認してあげましょう。
また、たねをスキレットに並べる時は、たね同士をくっつけたほうが大きく膨らみ、おいしくなりますよ。
スコーンはそのままでもおいしいですが、ジャムをつけてもおいしいですよ!生地にあらかじめチョコチップを入れて焼いたらリッチな味わいになります。
子どもと作るパンメニュー②ホットサンドメーカーでポテサラチーズサンド
ホットサンドメーカーでパンを焼くとどんな具材でもなんでもおいしくなりますね!
今回はコンビニやスーパーで売っているポテトサラダとチーズ、きゅうりなどをはさんだボリューム感あるホットサンドをご紹介します。
材料(3人~4人分)
- 8枚切りの食パン2枚×人数分
- ポテサラ(コンビニやスーパーで販売されているもの、もちろん手作りも可)
- とけるチーズ 4枚~5枚
- きゅうり 1本
- ハム 4枚~5枚
作り方
- ホットサンドメーカーにパンを1枚載せ、チーズ、きゅうり、ポテサラの順に具材を載せる。
- ホットサンドメーカーの反対側にもう1枚のパンを載せ、同じ具材を載せて、フタをする。
- 火にかけて、裏表を5分~7分ほど焼く。
- 焼き色がつき、チーズが溶けたら完成。
ポイント
ナイフで半分に切ると食べやすいです。具材を載せて焼くだけですが、おいしく出来上がるので子どもも達成感を味わえること間違いなしです。
子どもと作るパンメニュー③ハンバーグを焼いてはさむだけ!「ハンバーガー」
ハンバーグを焼いてバンズではさむだけ。簡単ですがキャンプで食べるとおいしく感じるから不思議です。具材はなんでも自由に!はさむのが楽しいハンバーガーです。
材料(3人~4人分)
- バンズ 4つ
- ひき肉 150~200g
- 塩コショウ 適宜
- パン粉 1/2カップ
- 卵 1個
- 牛乳 70cc
- レタス 2枚程度
- とけるチーズ 4枚
- 玉ねぎ、ピクルスなど、お好みの具材
- マヨネーズ、ケチャップ、照り焼きソースなどお好みのソース
作り方
- ハンバーグのたねを作る。ジブロックなどビニール袋にひき肉・パン粉・卵・牛乳・塩コショウを入れ、混ぜる。自宅で作り保冷して持参してもOK。
- 袋のはじをカットし、そのままフライパンやスキレットの上にひとつ分ずつ絞り出し、手で少し押して成型し、焼く。
- 焼き色がついたらひっくり返し、少し水を入れて(大さじ2杯程度)アルミホイルでふたをする。こうすることでふっくら柔らかく焼け、中までしっかり火が通ります。
- バンズを軽く火であぶり、お好みの具材やソースをはさんで完成。
ポイント
生肉は素手で触ることなく作ることで食中毒なども防ぎます。ビニール袋で調理すると手を汚すことなく細菌を防ぐこともできるので、ぜひ利用してみてください。
ハンバーグのたねは自宅で作り、しっかり保冷して持って行くのも良いでしょう。はさむ具材は何でも良いのでバリエーションが広がり、レシピを考えるのも楽しくなりますね!
子どもと作るパンメニュー④温野菜&食パンのチーズフォンデュ
キャンプやアウトドアでもチーズフォンデュを楽しんでみませんか。筆者は100円ショップでフォンデュ用ポットを購入し、固形燃料で楽しんでいます。
小さな小鍋やメスティンなどでも代用できますよ。子どもは食材を切るだけ。家族でわいわい楽しめるおいしいメニューです。
材料(3人~4人分)
- ピザ用のチーズ 150~200g
- 片栗粉 小さじ1杯
- 牛乳 50cc程度
- 食材は食パン、フランスパン、ウインナーソーセージ、ミニトマト、ジャガイモ、ブロッコリーなどお好みで
- 竹串やフォークなど
作り方
- チーズ、片栗粉をポットに入れ、溶かしながら少しずつ牛乳を入れる。
- ゆっくりとかきまぜながら、チーズが溶けたら完成。
- 温野菜やソーセージはボイルし、食材は食べやすい大きさにカットする。
- 竹串などにさして、完成したチーズフォンデュに食材をつけながらいただく。
ポイント
温野菜などのボイルは、自宅で下準備しても良いでしょう。電子レンジでもできますよ。現地では子どもにチーズを溶かすお仕事をしてもらうだけでも楽しいですね。
チーズフォンデュは、スキレットで食材に火を通し、真ん中にチーズを入れたシェラカップでも楽しめます。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。