ホイールは3つのパーツがあつまったもの
そもそもホイールというのは、どんなパーツなのかを説明しましょう。
ホイールは乗り心地やスピードに関係する重要パーツ
ホイールというのは、自転車の車輪の部分で、走行性能や、乗り心地を左右するといっても過言ではない、重要なパーツです。
そのため、ホイールの寿命や取り替えの目やすについて事前に知っておくことで、急に壊れてもあわてたりすることなく、交換や修理をすることができます。
ホイールを構成する3つのパーツ
ホイールというのは、1つのパーツではなく、下記の3つのバーツによって構成されています。
- リム
- スポーク
- ハブ
リムは、ホイールの外周部で、タイヤを装着する部分。ブレーキは、リムをブレーキシューで挟むことで減速するので、摩耗によって消耗しやすい部分です。
スポークというのは、ホイールの中心から放射状に伸びている棒状のパーツで、ハブとリムをつなげています。そしてハブは、ホイールの中心にある軸となる部分のことです。
ホイールの寿命はどのぐらい?
ホイールの寿命の基準となるのは、次の2つです。
ホイール寿命の基準①走行距離
ホイール寿命の基準の1つ目は、走行距離です。一般的な目やすとして「20,000km」以上乗ったら、交換するタイミングといわれます。
もちろん、メンテナンスをこまめにしていたり、メーカー、使用頻度によっても、多少変わってきますが、20,000kmを越えたら、そろそろ替え時と思っておくといいでしょう。
ホイール寿命の基準②パーツの破損
20,000kmを越えていなくても、リム、スポーク、ハブなどのパーツが壊れてしまった場合は、寿命といっていいでしょう。
パーツ破損の場合は、その部分のみ交換できる場合があります。ただし、これは「手組みホイール」といわれる、パーツを組み合わせてできているタイプのみです。
いっぽうで「完組ホイール」といわれる、各メーカーで、すでにセットされたホイールの場合は、ホイールごと交換することになります。
パーツの破損の例
- パーツの破損の例をあげてみました。
- リムがブレーキで削られてすり減った(触ると段差になっている)
- リムの溝がなくなった(メーカーによって、あらかじめ溝が彫ってある)
- スポークが曲がった、折れた
- ハブベアリングがガタつく
このような症状がある場合は、パーツが破損している可能性があります。自分でチェックするか、難しい場合は、サイクルショップなどで確認してもらうといいでしょう。
ホイールの交換寿命をのばすには
ホイールの交換寿命ですが、できるならばのばしたいもの。そのためには、適度なメンテナンスとオーバーホールがおすすめです。
メンテナンス方法について
ホイールを長くつかうためには、メンテナンスは最重要ポイント。パーツの破損などがないかなど、こまめにチェックしたり、調整することでが大切です。
ホイールの寿命を伸ばすためにも、次の2つは、最低限するようにしましょう。
- 洗浄&点検
- グリスアップ
ホイールは、地面に近い部品ということで、どうしても泥や、ブレーキからの汚れがつきやすいです。
泥や汚れがついていると、破損していても気づかないことがあるので、洗浄して、パーツにガタツキはないかや、リムのすり減り具合などを、チェックしましょう。
また、ハブ部分などにグリスをつけておくと、摩擦などによる破損も防いで、長くパーツをつかうことができます。
オーバーホールについて
オーバーホールというのは、自転車を細部まで取り外して、ひとつひとつ洗い、調整や交換などをすることです。
オーバーホールは、いうなれば大晦日の大掃除といっしょで、すべての汚れを落として調整するので、新品に近い状態になり、結果、ロードバイクの寿命を長くすることができます。
ホイールの寿命も変わってきますので、1〜2年に1回くらいの頻度でオーバーホールすることをおすすめします。
自分で難しい場合はサイクルショップでもOK
オーバーホールは、細かい部品まで分解して掃除するので、初心者には少しハードルが高めかもしれません。時間もかかりますので、自信がない人はサイクルショップでも、やってもらえます。
サイクルショップによって、すべてを分解して行うオーバーホールのほかに、もう少し手軽なセミオーバーホールなど、いくつかの種類があるところもありますよ。
予算や、納期の時間なども確認しながら決めるといいですね。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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