スノーボードにヘルメットが必要な3つの理由とは
【初心者】逆エッジによる転倒からの頭部の保護のため
スノーボード初心者に多いのが、ボードと足が固定されていることによりバランスが取れずに転倒してしまう事象です。初心者の転倒で特に危険なのが逆エッジによるものです。
逆エッジは斜面側のエッジが雪に引っかかって起こるのですが、山側に目線がいっている場合の逆エッジは後頭部を強打する可能性が高い危険な転倒です。脳震盪などで運ばれる人もいるので、ヘルメットの装着をおすすめします。
【中・上級者】パークでエアやトリックをするため
スノーボードの醍醐味はエアやトリックです。パークで遊んだり、ライディング中のグラトリなどは、上達したらやってみたいと思いますよね。
しかし、エアやトリックは動きが複雑になる分、バランスを崩して転倒の危険も多くなります。オリンピックに出場しているハーフパイプやスロープスタイルのプロライダー達も転倒から身を守るためにヘルメットをして頭部を保護しています。
プロライダーの着用により、現在では「ヘルメットは上手いからこそ着用する」という流れができつつあります。エアやトリックをマスターするためにはヘルメットの着用が上達の近道です。
【中・上級者】高速ライディングの転倒時のリスク軽減のため
ピステンのかかった雪面での高速カービングは気持ちの良いものですが、ハイスピードでライティングするため転倒時のリスクも高くなります。
ゲレンデでは同じコース内でも雪質がいきなり変わってしまうことは珍しくありません。雪面の状況が変わるとエッジが抜けやすくなったり刺さったりします。
もしエッジが抜けてしまったら大きく体が投げ出されて転倒しますし、エッジが雪面に刺さってしまったらその場で頭からダイブすしてしまうことも。大きな怪我をしないためにもヘルメットの着用は必須です。
スノーボード用ヘルメットの種類と失敗しない選び方のコツ!
スノーボードを安全に楽しむために、ヘルメットは欠かせないアイテムだとご理解いただけたと思います。スノーボード用のヘルメットにはどんな種類があるのか、どのように選べばいいのか解説していきます。
スノーボード用ヘルメットはほとんどがフリースタイル用
スノーボード用のヘルメットは大きく分けて2つあります。
ゲレンデでよく見るフリースタイルタイプと、スラロームやボーダークロスなどの大会で着用されているレーシングタイプです。
ほとんどの人はフリースタイル用しか見たことがないかもしれません。レーシングタイプはプロショップでしか販売してないことが多く、量販店などでは販売していないことがほとんどだからです。
通常のスノーボーダーは、フリースタイル用で十分です。種類も多く、おしゃれで手軽なのでこちらをおすすめします。
サイズ選びで失敗しないための選び方のコツ
ネット通販で購入することが多くなった昨今、スノーボードのヘルメットを選ぶ際、サイズに悩む人が多くなりました。そこで失敗しないためのポイントをいくつかご紹介します。
- 店舗で同じブランドのヘルメットを試着してみる。
- 頭のサイズを測り、自分の頭の形に合わせてサイズを選ぶ
- アジャスターが付いているものを選ぶ
- 大きめを購入してビーニーで調節する
頭の形は、日本人型と欧米人型の2タイプに別れます。ハチが張って絶壁の頭は日本人型です。JAPAN FIT(ASIAN FIT)はそのままのサイズ、USサイズはワンサイズ大きいものがフィットしやすくなります。欧米人型は横幅が狭く縦が長いです。
被ってから調整できるアジャスター付きのモデルだとフィット感もよくなります。また、少し大きめのヘルメットを購入し、大きければニット帽で調節するという方法もあります。
店頭で試着してフィットするヘルメットを選ぶことが一番ですが、試着できない場合の参考にしてみてください。
内側?外側?ヘルメットをかぶる時のゴーグルの付け方
ヘルメットを被る時のゴーグルのつけ方ですが、外側か内側かで分かれます。
一般的には外側にゴーグルを着用することをおすすめします。ヘルメットの外側にゴーグル用のベルトが付いているためズレにくく、フィットしやすいので着用感もよいのではないでしょうか。
一方、ゴーグルを内側に入れる着用法は、ビーニー(ニット帽)を被りゴーグルをして、その上からヘルメットを着用します。このスタイルのメリットはヘルメットの着脱が容易なことと、ゴーグルのベルトが伸びにくいということです。
どちらも一長一短ありますのでスタイルやフィット感に合わせて試してみてください。
スノーボードのヘルメットブランドとおすすめ13選
スノーボード用ヘルメットは種類も多く、どれを選べばいいのか分からない方のためにおすすめのヘルメットを紹介します。ここでおすすめしているヘルメットは、全てスノーボード用に開発されたブランドのヘルメットです。
性能はもちろん、デザインもスタイリッシュです。ヘルメットを選ぶ際の参考にしてください。
Anon(アノン)RAIDER
Anon Raider 3 ヘルメットは、ハードシェルの外装の耐久性をクリーンなデザインで提供し、統合されたベンチレーションを備えて涼しく保ち、ゴーグルを曇りなく保ちます。
自動調整フィット設計により、着用するたびに完璧なフィット感を実現します。フリースの裏地とイヤーパッドにより、オールシーズン信頼できる暖かさを提供します。
Anon(アノン)RODAN
統合された通気口により空気の循環が維持され、ゴーグルが曇りにくく、一日中快適です。
豪華なフリースライナーとイヤーパッドが最大限の暖かさと吸湿発散性を備えた快適さを提供します。
Anon(アノン)BLITZ
暖かいインナーでもベンチレーションで蒸れません。つばのデザインがフリースタイラーに人気です。
SANDBOX(サンドボックス) LEGEND LOW RIDER
お洒落なカラーとルックスで今やフリースタイラーからの絶大な人気を誇るヘルメットです。
LOW PROFILEのソフトコアEVAライナーが、安全性を損なうこと無く超薄型のフィット感を持つよう設計されている為、トリック中にもたつくことが無く抜群の着用感を提供します。
SANDBOX(サンドボックス) CLASSIC 2.0 LOW RIDER
保護性能を損なうことなくスタイルを提供してくれます。
最小限のデザインなのに安心の機能で最高の着け心地を実感できます。
bern(バーン)WATTS
頭頂部・後頭部に通気用ベンチレーションを多数装備した快適なヘルメット。
スケボーやオフシーズンのスノートレーニングに最適です。
bern(バーン)MACON2.0
bernの人気ヘルメット【MACON】のアップデートモデルです。
スタイリッシュなデザインはそのままに圧倒的な軽さを実現しました。
bern(バーン)WATTS DELUXE
豊富なカラーバリエーションのWATTS DELUXE。ウェアやビーニーとの組み合わせは無限大です。
DICE(ダイス)D5
D5には耐衝撃性・フィッティング性に優れた「ZONE FLEX テクノロジー」を採用しています。
より安全性を高めながら、軽量で様々な頭部形状にも柔軟にフィットする画期的なモデルです。
SALOMON(サロモン) PACT
板やウェアでもおなじみのSALOMONのヘルメットです。子どもにおすすめのPACTはビーズ状の衝撃吸収材を4D状に配備し、安全性能を高めています。
OAKLEY(オークリー)MOD5
ハイブリッドシェル成形と当社のモジュラーブリムシステム (MBS)を使った、MOD5 (エムオーディーファイブは、高度なラインディング中にも一段上の保護と、軽量化の最適なバランスです。
GIRO(ジロ)NINE
人気のNINE.10がアジアンフィットとなりました。
SEAMのスタイルにInFormFitシステムを採用し、今まで若干使いづらかったベンチプラグに代わり、新たに開発したウェザーストリップベンチシールドも自慢の一つです。
GIRO(ジロ)NEO
日本人の頭の形状を徹底的に研究、データ化をし、精製されたヘッドフォームを基に完成されたNEO MIPS/NEOは、ゴーグルとの調和を崩すことなく、後頭部深くまで理想的にカバーする形状を実現しました。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。