「サイクリストの朝ははやい」。このようなことを聞いた人がいるのではないでしょうか?実際、私の周りでも朝時間を利用するサイクリストは多く、私自身も朝活にハマった一人です。今回は、とくに暑さの厳しい季節に始めてほしい、朝活ロードバイクの魅力についてお伝えします。
私がロードバイクの朝活にハマった理由
私がロードバイクの朝活トレーニングをはじめたきっかけは、出産を機に子供が寝ている朝しか趣味時間がとれなかったからです。
実際に朝時間にロードバイクに乗ってみると、トレーニング後のさわやかな気分が日中も続いていい感じ。また、夜は早い時間に眠くなり、息子の寝かしつけとともに就寝するルーティンができあがりました。
さらに、早く寝かせないと趣味時間が確保できないストレスから解放されたのも、朝活にハマってしまった理由のひとつです。
ちなみに夜のトレーニングも試してみましたが、夜に心拍を上げると寝つきが悪くなるとのこと。私もなんだか疲れがとれない状態になってしまいました。体質や慣れもあるかもしれませんが、私には夜のトレーニングは合わないと感じましたね。
やってみてわかった!ロードバイクの朝活メリット
ロードバイクの朝活を継続するうちに、たくさんのメリットがあると気づきました。とくによいと感じるメリットを3つ紹介します。
熱中症対策になる
1日のなかでも涼しい時間帯である朝時間を活用すれば、熱中症対策になります。朝は日差しが日中より弱く、高い強度のトレーニングも気分よくできるでしょう。
ただし、最近の夏は朝6時頃から27℃以上ある日が多いのも事実。時間が進むにつれて気温が上昇することを考慮し、水分補給や適切な服装で、暑さ対策を心がけましょう。
暑さ対策については、以下の記事も参考にしてくださいね。
交通量が少なく安全性が高まる
早朝は交通量が少ないので、走行の安全性が高まります。車両と同じレーンを走行するロードバイクにとって、なるべく車の多い道や時間帯は避けたいもの。交通量の増える出勤時間前に帰宅できるよう、経路をプランニングするのがおすすめです。まだ薄暗い時間帯の場合は、ライトの点灯も忘れないようにしてくださいね。
ロードバイクにおすすめのライトについては以下の記事で紹介しています。
早朝レースへの対策になる
普段から早朝のトレーニングが習慣化すれば、早朝に行われるレース対策になります。これはレースにエントリーするようになってから気づいたメリット。朝が苦手な人ほど、朝活を取り入れてほしいと思う理由のひとつです。
ロードバイクのレースは早い時間帯に始まるケースが多いですよね。普段起きるのが遅い人にとっては、まず朝早くに覚醒するところから意識しなくてはいけません。
しかし、朝活派の私にとって、早朝に起床するのはいつもどおりです。また、起きてすぐに食事をして、早い時間から心拍を上げるのも習慣になっているので、レースだけに集中できます。
早朝サイクリングを成功させる3つの秘訣
早朝のサイクリングやトレーニングに興味はあるものの、なかなか実践できない人もいるでしょう。朝からパワーが出せないと感じたり、朝活が続かなかったり……。
実は、私ももともとは早起きが苦手でした。そんな私の朝活が続いている秘訣をお伝えします。
前日に朝活準備は済ませておく
まず、朝活ロードバイクの準備は前日にしておきましょう。
外でのライドを検討している場合は、天気や気温に合わせた服装選びや機材チェックが必須です。また、サイクルコンピューターや電動機器の充電も忘れないように気をつけてくださいね。ドリンクも用意しておくと、起きてから乗るまでの流れがよりスムーズになります。
前日の夕ご飯はしっかり食べておく
朝活ロードバイクでは、ライド前に食事をとる時間がありません。朝からパワーを出せるように、前日の夕ご飯はしっかり食べておきましょう。
私は朝活前にはあまり食べません。しかし、強度を落として少し長めに乗りたい場合や、空腹感を感じる場合もあります。そういうときは、消化に負担のかからない羊羹やジェルでカロリーをとるのがおすすめです。食べすぎは消化不良につながるため注意してください。
起きてみて疲れていると感じたら無理はしない
その日の体調に合わせて休むのも大切です。
仕事や家庭環境によっては早寝ができなかったり、レースやトレーニングによって疲労が溜まってきたりする場合もあるでしょう。朝起きてみて疲れていると感じる場合、無理する必要はありません。しっかりと休息して、気力や体力が戻ったら取り組みましょう。
私の朝活ルーティンを紹介!
最後に、私が継続的な朝活に成功している、ルーティンを紹介します。室内トレーニングであれば、朝起きてからトレーニング終了までなんと3時間で完結しますよ。
- 前日は22時までに就寝する
- 乗る時間の30分前までに起きる
- 空腹感があれば大福を少量食べる
- 1〜2時間トレーニング
- シャワー
やはり、早起きするためには早寝が重要です。私は午前4時〜4時半までに起きるのが目標。そのため、夜は22時までに就寝して、睡眠時間は6時間以上を確保するように心がけています。
最近は慣れてきて、朝活の30分前に起きれば、L5と呼ばれる高強度トレーニングにも対応できるようになりました。初めのうちは乗る前の時間を少し長めに(40分以上)とると、身体が順応しやすいでしょう。
また、私の場合はトレーニングするしないにかかわらず、毎日同じ時間に寝起きしています。「早起きなんて余裕です」と言いたいところですが、Apple Watchの振動するアラームに起床を助けられているのは、ここだけの話です。
ライター
yomec(よめしー)
自然豊かな新潟県在住、夫婦でロードバイクを楽しんでいる自転車ライター。子育てしながらトレーニングする方法を日々模索中です。今ではヒルクライムを中心としたレースが家族旅行に。愛車はSPECIALIZEDとBROMPTON。夫婦での所有スポーツバイクはなんと8台。ファミリーでも楽しめる自転車の魅力を発信します。