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ツーリングテントとは?
ツーリングテントとは、バイクや自転車のツーリングに適したテントです。バイクや自転車には、法律で積載量が定められていることから、軽量コンパクトで持ち運びがしやすいテントが適しています。
ただし、テントのコンパクトさや軽さだけを重視すると、居住スペースが狭くなってしまうことも。ツーリングテントを選ぶ際は、携帯性と居住性のバランスを考慮することが大切です。
ツーリングテントの選び方
ここからはツーリングテントの選び方をお伝えします。ポイントを理解して、自分にとって扱いやすいテントを選びましょう。
重さと大きさで選ぶ
ツーリングテントを選ぶ際は、テントの重さと収納サイズをチェックしましょう。できるだけ軽く、コンパクトなものがベストです。荷物が重くかさばると、運転時の操縦が不安定になってしまいます。
とくに自転車は荷物の重さが増すと、体力を余計に消耗してしまうものです。荷物を軽量にすれば、ストレスを感じにくく、長距離でも楽しくツーリングできるでしょう。
バイクや自転車に荷物を乗せる際は、道路交通法施行令の遵守が必要。バイクは最大60kg・自転車は最大30kgの最大積載量が定められています。また、積載物の長さ・幅・高さにも制限があるため注意が必要です。
・長さはシートやステップなどの乗車装置や、荷台などの積載装置のプラス30cmまで。
・幅は乗車装置または積載装置のプラス30cmまで。
・高さは地上2mまで。
・積載の方法は乗車装置または積載装置の前後30cm、左右15cmを超えないこと。
地域によってルールが異なることもあるので、出発前に走行予定地域の積載制限についてのチェックを忘れないようにしましょう。
タイプで選ぶ
テントは、主にドームテントなどの自立式タイプと、ティピ―テントなどの非自立式タイプの2種類に分類されます。ここでは、それぞれの特徴を見ていきましょう。
自立式タイプ
自立式タイプは、ポールを使ってテントのフレームを組み上げ、自立させるテントです。ペグやロープが必要ないものが多く、設営が簡単に行えます。テント設営に慣れていない人にぴったりのテントといえるでしょう。
また、テントを持ち上げれば簡単に移動できることから、設置する場所を柔軟に変更できる点がメリットです。設営後に石の凸凹が気になったり、地面の湿気が多いことに気づいたりしてもすぐにレイアウトを変更できます。
ただし、重量がかさむ傾向にあるため、ポールが軽量な素材でできているものを選ぶとよいでしょう。
非自立式タイプ
非自立式タイプは、ペグやガイロープを使用して立ち上げるテントです。ワンポールテントやパップテント、ティピ―テントなどが該当します。
ポールを支柱にしてテントを立ち上げ、ペグやガイロープで地面に固定することで、はじめて自立します。自立式のテントよりもポールの数が少ないため、軽量でコンパクトなのが魅力です。
硬い岩盤やサラサラの砂地のような場所では使えない点がデメリットですが、荷物をできるだけ少なくしたい人におすすめのテントといえるでしょう。
設営が簡単なテントを選ぶ
キャンプ地でゆっくりと過ごしたい人は、設営が簡単なテントを選ぶことが大切です。設営にかかる手間や時間を短縮でき、ツーリング先で時間を有効に使えます。
チューブに空気を入れてポール代わりにするエアフレームテントや、ワンタッチで設営できるポップアップテントは、とくに設営が簡単です。
エアフレームテントは、ポールを使用しないため、風にあおられてポールが折れるリスクがないのがメリットです。しかし、設営が簡単に行える反面、空気を抜ききるまでに時間がかかる傾向にあります。撤収作業はなるべく早めにはじめるとよいでしょう。
一方ポップアップテントは、袋から出すだけ、ボタンを押すだけなど、ワンタッチで設営が完了するのが魅力。ただし、ポールが細く一体化しているため、悪天候時の使用は避けるのがよいでしょう。
素材で選ぶ
ツーリングテントには、ポリエステルやナイロンなどの化繊素材がおすすめです。化繊素材のテントは、軽量でコンパクトに収納できるだけでなく、雨に耐えられる表面加工がされていて、耐水性にも優れています。
ほかには、化繊と綿を混合したポリコットンや、コットンのテントがあります。これらは多少の火の粉であれば穴が開くなどの破損がしにくいため、焚き火の近くでも使用できます。
ただし、重量がかさみ、耐水圧が低いものが多い点はデメリットといえるでしょう。ツーリングよりも、車を使ったキャンプに向いています。
使用する季節で選ぶ
真夏や真冬の季節には、ダブルウォールテントが適しています。
ダブルウォールテントとは、内側のインナーテントと、外側のアウターテントに分かれた2重構造のテントです。2重の壁で外気温の影響を受けずらく、暑さ寒さを感じにくいメリットがあります。
真夏には、インナーテントがフルメッシュのものや、テントの換気口が広いものを選ぶとよいでしょう。風通しがよく、暑い季節でも快適に過ごせます。また、UVカット仕様のテントであれば、強い紫外線から肌を守れます。
真冬にはスカート付きのテントが適しています。スカートとはテント本体と地面の間にある、スカート状のパーツのことで、下から吹き込む冷気を防ぎ、テント内部の保温性を高めるはたらきがあります。
テントによっては、3シーズン用や4シーズン用などと記載されています。3シーズン用はあたたかい時期のキャンプを想定しており、4シーズン用は冬場の使用を考慮した作りです。
春から秋にかけては3シーズン用、冬にもツーリングに出かける場合は4シーズン用を選びましょう。
こちらの記事では、ダブルウォールテントについて詳しく紹介しています。
前室やキャノピーの有無で選ぶ
ツーリングテントのなかには、前室やキャノピーがついたタイプがあります。前室やキャノピーがあれば、靴やヘルメット、クーラーボックスなどインナーテントに収まらないものを置くスペースを確保できます。
また、雨風を防ぐスペースになるため、雨天でも過ごしやすくなるのがメリットです。広い空間があるものならば、自転車やバイクも収納可能で、大切な愛車を雨風から守れますよ。
ただし、前室やキャノピーがついたテントは、かさばりやすい傾向にあります。軽量でコンパクトなものを求めるのであれば、前室のないワンポールテントやドームテントがよいでしょう。
ツーリングテントの選び方をさらに知りたい人は、以下の記事も参考にしてくださいね。
関連記事:ツーリングテントを選ぶなら前室のあるダブルウォールテントがおすすめ
関連記事:ツーリングキャンプにはこれ!ツーリング用のテントの選び方とおすすめをご紹介!
ツーリングテントにおける人気ブランド
ツーリングテントを販売している人気ブランドを紹介します。
Coleman(コールマン)
Colemanは、1901年にアメリカで生まれた老舗アウトドアメーカーです。日本のキャンプ場でも必ずといっていいほど見かけるメジャーな存在です。
ソロキャンプやファミリーキャンプ向けの商品など、さまざまなユーザーのニーズに応える良品を扱っています。
コールマンのツーリングテントといえばツーリングドーム。長年モデルチェンジを繰り返しながらリリースされている息の長い商品で、ソロキャンパーやバイク乗りに愛用者の多いテントです。
mont-bell(モンベル)
mont-bellとは、フランス語で「美しい山」を意味する登山用品ブランドです。1〜3人用のツーリングにも使用できる山岳用テントを多くラインナップしています。
日本のメーカーのため、国内に多くのショップを展開しています。実際に商品を手に取って購入できる点はうれしいポイントです。
LOGOS(ロゴス)
LOGOS(ロゴス)は、1985年に創業した日本のアウトドア総合ブランド。「エンジョイ・アウティング」を合言葉に、さまざまなアウトドアスタイルに対応する、幅広いラインナップの商品をリリースしています。
テントをはじめ、タープやクッカーなどツーリング向けの商品を多く扱っているブランドです。
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
THE NORTH FACEは、1966年にアメリカで創業した老舗アウトドアブランド。アウトドアギアだけでなく、アパレルにも力を入れています。アウトドア好きでなくても、製品を愛用している人が多いブランドです。
THE NORTH FACEのテントは、機能性やデザインにこだわったものが多いのが魅力。ひと味違うテントをお探しの人にぴったりのブランドです。
snow peak(スノーピーク)
スノーピークは高品質な製品に定評がある、日本のアウトドア総合ブランドです。ファミリーキャンパーに愛用者が多く、全国にショップを展開しています。アウトドアショップにも特設コーナーがあるほどの人気ブランドです。
製品にはすべて永久保証がついており、購入時期に関わらず、可能な限り修理対応してもらえます。ひとつの製品に愛着をもって使用したいユーザーにイチオシです。
MSR(エムエスアール)
MSRは1969年にアメリカで創業した老舗メーカーです。もともとは山岳用のテントを販売していましたが、キャンプやツーリング用の軽量テントも多くリリースしています。
MSRとはMountainSafetyResarchの略。その名の通り、安全性を重視する山岳テント作りのノウハウを生かし、高品質で、居住性に優れる製品が魅力です。
【ソロ】おすすめのツーリングテント15選
ソロ用のおすすめツーリングテントをご紹介します。
Coleman(コールマン)「ツーリングドーム/ST」
Colemanの大人気商品です。前室の背が高く、そのぶん居住性も高いのが特徴。
別売りのキャノピーポールを用意すれば、キャノピーを立ち上げて、さらに快適に使用できます。はじめてのツーリングキャンプの1張りとしてぴったりの商品です。
Coleman(コールマン)「ツーリングドームエアー/ST+」
大人気のツーリングドームテントの通気性を高めたモデルです。通常よりも通気性のよいメッシュを採用しています。
別売りの電動サーキュレーターを装着すれば、より快適に過ごせるでしょう。また、フライシートはUVカット機能と遮光性に優れています。
夏場に使用する機会が多い人にイチオシの商品です。
LOGOS(ロゴス)「ROSY ツーリングドーム」
10,000円を切る価格が魅力のツーリング用ソロテントです。フライシートが全体を覆わない設計で、通気性に優れています。
コストパフォーマンスに優れた3シーズンテントをお探しの人は、ぜひチェックしてみてください。
LOGOS(ロゴス)「Tradcanvas ツーリングドゥーブル・SOLO-BA」
前室がバイクや自転車を置けるほど広いツーリング用ソロテントです。別売りの「Tradcanvasツーリングタープ」と相性がよく、連結することでさらに快適な居住空間になります。
前室が広く、ゆったりと過ごせるソロテントが欲しい人は要チェックの商品です。
LOGOS(ロゴス)「ROSY オーニングドーム・SOLO-BB」
大型前室がついたツーリング用ソロテントです。バイクに積みやすいように、収納時の幅が48cmに押さえられています。
15,000円を切る価格も魅力。4シーズン使用できるため、冬にもツーリングに出かける人にぴったりのテントです。
DOD(ディーオーディー)「バイクインパップテント」
パップ型のソロ用2ルームテントです。別売りのポールでタープを跳ね上げると広い空間が確保でき、バイクや自転車を収納できます。
リビング部はフルクローズにしても、椅子に座ってくつろげるほどのゆとりがあるのがうれしいポイント。
難燃加工で火の粉が飛んでも燃え広がらない素材を採用しています。大事なバイクや自転車を雨風から守りたい人の有力候補となるでしょう。
DOD(ディーオーディー)「ムシャテント」
広い前室のある、2ルームタイプのワンポールテントです。巻き上げ可能なスカートが付属しており、寒いときは下ろしたり、暑いときは巻き上げたりと、状況にあわせた使い方ができます。
ポリコットン素材を採用しているため、テントの近くでの焚き火が可能です。焚き火を楽しめるツーリングテントをお探しの人はチェックしてみてください。
DOD(ディーオーディー)「ライダーズワンポールテント」
設営が簡単な2ルームタイプのワンポールテントです。収納時のサイズが14(直径)×50(長さ)cmと、バイクに積みやすいように設計されています。
コンパクトながら、ソロ用のテーブルや椅子を置ける広さのリビングがあり、ゆったりと過ごせるでしょう。設営しやすいワンポールテントが欲しい人にイチオシの商品です。
DOD(ディーオーディー)ライダーズワンタッチテント
ライダーズ仕様のワンタッチテントです。上部の紐を引くだけで、アウターとインナーテントが立ち上がります。
バイクに積みやすい収納サイズや、荷物を置くスペースがある前室など、ライダー向けの配慮がされています。快適に過ごせるワンタッチのソロテントをお探しの人は、要チェックの商品です。
BUNDOK(バンドック)「ソロティピー1」
ピラミッド形の2ルームタイプのワンポールテントです。フライシートの耐水圧3,000mm、インナーフロアの耐水圧が5,000mmと必要十分な耐水圧があります。
収納時の横幅が42cm、重量は2.2kgと軽量コンパクト。バイクや自転車に無理なく積載できます。雨天時のツーリングキャンプでも快適に過ごせるでしょう。
BUNDOK(バンドック)「ソロドーム1」
重量が1.8kgと軽量なドームテントです。室内にはギアハンモックやランタンフック、フライにはUVカット機能があり、ソロ使用に十分な居住性を確保できます。
耐水圧は3,000mmと、悪天候時にも問題なく使用可能。インナーテントはオールメッシュを採用しています。通気性に優れたツーリングテントが欲しい人におすすめです。
MSR(エムエスアール)「エリクサー1」
MSRのバッグパッキング用のテントでは、最も居住性の高いソロテントです。一般的なドームテントは、2本のポールを使用して設営しますが、こちらは天井部に短いポールが追加されています。そのため、居住空間を有効的に活用できるでしょう。
ほかのモデルよりも丈夫な生地を使用しており、耐久性が高いのもメリット。扱いやすいソロ用テントをお探しの人にイチオシの商品です。
MSR(エムエスアール)「ハバハババイクパック1」
サイクリストのために設計された、MSRの新作テントです。1.38kgと軽量で、ソロ用として広々とした空間があります。
とくにうれしいのは、防水性の高いハンドルバーパックが付属していることで、自転車のハンドル部に固定できる点です。
室内の上部にはギアポケットがあり、濡れたグローブやタオルを乾かすのに便利。サイクリング用のテントとして扱いやすい商品といえるでしょう。
snow peak(スノーピーク)「ヘキサイーズ1」
タープとインナーテントがセットになった形状のテントです。天井の高さとリビングスペースの広さが特徴で、チェアやテーブルを配置できます。
後室にもスペースがあり、雨天の際の出入りにも重宝します。また、フライにはシールド加工が施されており、遮光性も抜群。アウトドアの多様な環境の変化に対応できますよ。
キャンプ地でゆったりとくつろぎたい人にGOODな商品です。
snow peak(スノーピーク)「ラゴ1 アイボリー」
1.4kgの軽量さが魅力の2ルームテントです。もともとはUSA限定で販売されていました。
余計な機能を排したシンプルなデザインと、アイボリーカラーがキャンプサイトで目をひくでしょう。収納サイズは13×13×37cmと非常にコンパクトです。
人と違ったシンプルなテントをお探しの人は、ぜひチェックしてみてください。
【2~3人】おすすめのツーリングテント21選
カップルや友人同士での利用に便利な、2~3人用テントをご紹介します。
mont-bell(モンベル)「ムーンライトテント2」
mont-bellのロングセラーモデルです。「月明かりの下でも設営できる」をコンセプトに設計されています。
独特なA型フレームを採用しており、簡単に組み立てられます。2人用でありながら、2.46kgと軽量なのも魅力。
テントに扱いやすさを求める人は考慮に入れるべき商品といえるでしょう。
mont-bell(モンベル)「ステラリッジテント2」
軽量性と耐風性に優れるシングルウォールテントです。独自の吊り下げ式の構造を採用し、強風時にも素早く設営できます。
別売りのスノーフライと連結すれば、ダブルウォールテントになり、オールシーズン対応できます。
グラウンドシートやスペアのフライが別売りで、オプションが豊富。季節を問わずツーリングに出かける人におすすめです。
LOGOS(ロゴス)「Tradcanvas リビング DUO-BA」
ダブルウォールのコンパクトな2人用テントです。高さが180cmあり、前室を立ち上げれば広いスペースを確保できます。
自転車やバイクを前室の下に収納できるタイプのテントを探している人にぴったりの商品です。
LOGOS(ロゴス)「Fes PANELラムダΛDUO-BC」
A型フレームでユニークなルックスの2人用テントです。フルメッシュ仕様で、日差しや熱を遮る素材を採用していて快適に過ごせます。
インナーテントの左右には、収納スペースがあるのがうれしいポイント。テント内で使わないアイテムを置くことで、インナーテントの内部を広く使用できます。
ほかのキャンパーと被りたくない人は要チェックのテントです。
Coleman(コールマン)「ツーリングドーム/LX」
大人気のツーリングドームテントです。横幅が210cmあり、2〜3人で使用できます。
背が高い前室が備わっており、荷物やシューズ置きとして活用できます。大人2人でもゆったりと過ごせるテントをお探しの人に適した商品です。
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)「エバカーゴ2」
2人用のダブルウォールテントです。フライにフレームがある構造なので、フライだけで設営して、タープのように使用できます。
また、同シリーズのテントであれば連結が可能。ファミリーキャンプの際には拡張するなど、スタイルにあわせて使い分けしたい人の有力候補となるでしょう。
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)「アサルト2 フューチャーライト」
ノースフェイスの最高峰ラインであるサミットシリーズのシングルウォールテントです。透湿性に優れた独自開発FUTURELGHTを採用しており、結露を軽減します。
どんな環境でも使用できる高品質な2人用テントをお探しの人は候補に入れるべき商品です。
QUECHUA (ケシュア)「2SECONDS FRESH&BLACK XL 2人用」
バックルを外すだけ、一瞬で開く2人用ポップアップテントです。フライシートにはUVカット機能と遮光性があり夏でも快適にすごせます。
設営や撤収の負担を軽減したい人は、ぜひチェックしてみてください。
QUECHUA (ケシュア)「MH100」
2人用のシンプルなダブルウォールテントです。耐風性が高く、風速40km/hの風に耐えうる設計です。
必要最低限の機能がありながら、5,990円とコスパ抜群。価格が安いため、はじめての2人用テントとしてぴったりの商品です。
QUECHUA(ケシュア)「2SECONDS EASY FRESH&BLACK 3人用」
ひもを両側から引っ張るだけで設営できる、3人用ワンタッチテントです。ワンタッチテントのなかでは、とくに評価の高い商品です。
高度な遮光性と十分な耐水圧があり、ツーリングテントとして十分な性能を持っています。夏場のツーリングで大活躍するテントといえるでしょう。
DOD(ディーオーディー)「ワンタッチテント」
上部のロープを引くだけで立ち上がるワンタッチテントです。大人2人で荷物を入れて使用しても、窮屈感を感じにくいサイズです。
前室がないため、リビング部が欲しければタープとの併用が便利。できるだけ設営の時間を短縮したい人に適した商品です。
MSR(エムエスアール)「ハバハバシールド2」
耐久性に優れた、MSRのベストセラーテントです。フライとフロアには従来の素材より3倍長持ちするコーティングが施されています。
一般的なテントは、経年劣化により縫製部に貼られたシープテープがはがれ、防水性が著しく低下してしまう点が問題です。その点、こちらのテントは耐水性が高い縫製で、防水テープ自体を使用していません。
さらに、テントポールは航空機に使われる素材と同等のグレードを採用。弾力性が高く、風の力を受け流します。
丈夫な2人用テントをお探しの人はぜひ候補に入れてみてください。
MSR(エムエスアール)「ティンハイム2」
2024年3月に発売された新作で、居住性と耐久性に優れた2人用テントです。トンネル型の形状をしており、大人2人がゆったりと休めるスペースがあります。また、軽量で耐風性に優れており、テントの前後にあるベンチレーションで室内を快適に保ちます。
フライとインナーテントが接続されていて、すばやい設営が可能。もちろん取り外しできるので、フライだけでシェルターのように使用できます。
ツーリングはもちろん、バックパッカーにもおすすめのテントです。
NEMO(ニーモ)「アトム オズモ 2P」
ニーモがはじめてテントを購入するユーザーに向けて開発した、山岳用テントです。足場の悪い地形にも対応する耐久性の高いフロア素材と、インナーテントのドアに風を通しにくい素材を採用しています。
設営と撤収がしやすく、キャンプ初心者にも扱いやすいのはうれしいポイント。ツーリングだけでなく山登りも楽しみたい人にぴったりの商品です。
NEMO(ニーモ)「ドラゴンフライ オズモ バイクパック 2P」
コンパクトに収納できるツーリングに適したテントです。専用スタッフバッグには固定用ストラップが付属しており、自転車のハンドルバーやフォークに取り付けられます。
フライには一般的なものよりも耐水性が4倍長持ちする素材を採用しています。耐久性が高いツーリングテントが欲しい人の有力候補となる商品です。
DUNLOP(ダンロップ)「コンパクトアルパインテント VS-22」
耐久性を重視したシンプルなテントです。素材には丈夫なポリエステル生地を採用しています。
紫外線による劣化に強く、長年使用が可能。地面に接するテントのボトム部分には、丈夫な75D(デニール)の素材が使われており、グラウンドシートがなくても使用できるのがメリットです。
生地の加工・生産ともに国内で行っているため、修理などのアフターケアが短時間で行える点も魅力です。ハードな使い方を想定している人に適した商品といえるでしょう。
OGAWA 〈オガワ)「ステイシーST-II」
2~3人用のツールームテントです。230×110cmの巨大な前室があり、居住性に優れています。
インナールームには、大人2人と小さな子ども1人が横になれるスペースがあります。室内をゆったりと使いたいソロキャンパーにもおすすめのモデルです。
OGAWA〈オガワ)「アーデインDX-II ブラック」
220×120cmの広い前室が魅力の2ルームテントです。前室のフロントパネルは左右が開閉でき、自分好みにアレンジできます。
フライのカラーはテントサイトを引き締めるブラックカラー。ほかの人と差をつけたい人にイチオシの商品です。
OGAWA〈オガワ)「タッソUL」
フライとポールをあわせても1.2kgと、軽さに特化したワンポールテントです。5角形と6角形に設営できるため、シーンや気分に応じて張り方のアレンジを楽しめます。
軽量でシンプルなテントをお探しの人は要チェックな商品です。
OGAWA〈オガワ)「エアーフレームテント MOOSE(ムース)」
簡単に設営できるエアーフレームテントです。専用ポンプをバルブにつなぎ、空気をチューブに入れるだけでテントが立ち上がります。
2ルームテントなので、インナーを外せばシェルターとしても使用可能。設営の手間を省いて、ツーリングのための体力を温存したい人にぴったりの商品です。
snow peak(スノーピーク)「アメニティドームS」
スノーピークがエントリーモデルとして展開する2ルームテントです。大人2人での使用がおすすめですが、子どもが小さいうちはファミリー3人でも使用できます。
耐風性を高めるために室内高は低めに設計されている一方で、前室が広くゆったりと過ごせます。
スノーピークの商品のなかではコストが抑えられているのもうれしいポイント。最初の1張りを検討している人は、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
【4人以上】おすすめのツーリングテント4選
グループツーリングに便利な4人以上で使えるツーリングテントをご紹介します。
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)「エバカーゴ4」
4人まで使用できるダブルウォールテントです。スノースカートが付属しており、4シーズン使用できます。
同シリーズのエバベース6と連結できるため、居住空間を大型に拡張可能。また、4.38kgと4人用テントにしては軽量な点が魅力です。
軽量な4人用テントをお探しの人は要チェックの商品です。
QUECHUA (ケシュア)「AIR SECONDS 4.1 FRESH&BLACK 4人用」
4人用のエアー式テントです。3か所のバルブにポンプで空気を入れれば、チューブが膨らんでテントフレームになります。
ポールを組み立てなくて済むため、設営時間を短縮できます。別売りのハンドポンプが必要な点はご注意ください。
居住性が高く、ファミリーでの使用に適したテントです。
DOD(ディーオーディー)「ワンポールテントRX(M)」
シンプルな4人用ワンポールテントです。ピラミッド型で初心者でも建てやすく、ペグダウンしたらポールを立ち上げるだけで設営できます。
別売りのインナーテントと併用すると2ルームタイプになり、より快適に使用できますよ。シチュエーションによってさまざまな使い方ができるテントを探している人は、ぜひチェックしてみてください。
NEMO(ニーモ)「ヘキサライト6P」
1人でも簡単に設営できる大型ツーポールテントです。フロアレスなので、バイクや自転車をそのまま収納できます。
居住空間が広く、6人までが快適に使用できます。グループツーリングのリビングスペースとして適したテントです。
ツーリングキャンプにあると便利なアイテム
ツーリングテント以外に、キャンプにあると便利なアイテムをご紹介します。
寝袋
就寝時の安眠に欠かせないのが寝袋。できるだけ荷物をコンパクトにしたいツーリングには、化繊よりもダウンの寝袋が適しているでしょう。ダウンは空気を抜いて圧縮すれば、驚くほどコンパクトにまとまります。
ただし、化繊よりも水に弱く、濡れると本来の保温性を発揮できない点は注意が必要。持ち運びには防水性のあるスタッフバッグに収納するなどの対策をしましょう。
マット
マットは地面の凹凸を取り除き、底冷えを防ぐのに欠かせないアイテムです。さまざまなタイプがありますが、かさばらないのは空気を入れて使用するインフレーターブルマットやエアマットです。
インフレータブルマットは、内側にウレタンのフォームが入っており、バルブを解放すれば空気が自動で入って膨らむタイプです。
エアマットは空気を入れるだけで使用できます。インフレータブルマットとの違いは、ウレタンのフォームが入っていない点と、よりコンパクトになるものが多い点です。空気は手動で封入するため、手間がかかりますが、小型の電動ポンプと併用すれば、あっという間に空気を封入できるので便利ですよ。
どちらのマットも、断熱性が商品によって異なります。出かけるシーズンにあった商品を選ぶことが大切です。
LEDライト
LEDライトは夜間の行動に欠かせないアイテムです。ガスやガソリンを使用するランタンよりも、軽量でコンパクトな点がツーリングに向いています。
おすすめはヘッドライトタイプのLEDライト。ヘッドランプならば、周囲を照らしながら、両手を使って作業できます。
LEDライトは、できれば2つ以上用意すると便利です。テント内で使用するものと、トイレなどに行くときに持ち運べるものを用意するとよいでしょう。
レインコート
急な天候の変化に備えて、雨風をしのげるレインコートがあると重宝します。バイクや自転車を使用するツーリングでは、車と違ってダイレクトに天候の影響を受けてしまうためです。
レインコートには主にポンチョタイプと、ジャケットとズボンにわかれたセパレートタイプがあります。ツーリングに適しているのはセパレートタイプのものです。ポンチョは裾が長く、走行を妨げる恐れがあるため不向きです。
キャンプツーリングの雨対策は、以下の記事も参考にしてくださいね。
バーナー
OD(アウトドア)缶やCB(カセットボンベ)缶を燃料とするバーナーは、ツーリングの楽しみを広げるアイテムです。
バーナーがあれば、ツーリング中に立ち寄った景色のよい場所で、コーヒーを入れたり食事を作ったりできます。
クッカー
バーナーとセットでそろえたいのがクッカーです。旅先でさまざまな調理を楽しむには、煮炊きと焼き物ができるクッカーが便利。
おすすめは、表面にテフロン加工などの焦げ付き防止加工が施されているものです。焼き物をしても焦げつかず、メンテナンスが非常に楽に行えます。
カップラーメンの調理など、湯沸かしのみで使用する人は、無加工のクッカーでも十分でしょう。無加工のものは安く購入できるのが魅力です。
チェア
チェアがあるとキャンプサイトの快適さがアップし、疲れた体を休めてリラックスできます。
ツーリング用のチェアを選ぶ際は、コンパクトさを重視するのがポイント。フレームが小さく折りたためて、座面と分割できるものや、フレームを開閉して使用するものが便利です。
テーブル
キャンプで調理をする際に重宝するのがテーブルです。場所によっては地面が凸凹しており、バーナーの設置が不安定になることがあります。
また、テーブルは調理以外にも飲み物や携帯電話などを置くのに便利です。バイクや自転車への積載を考慮して、軽量でコンパクトなモデルを選びましょう。
タープ
タープは宿泊地の居住性を大きく向上させるアイテムです。ツーリングテントに連結すれば、居住スペースが広がって快適に過ごせるでしょう。
タープがあれば、屋外の強い紫外線や、突然の雨から身を守れます。雨天に出かける人は耐水圧が高いもの、紫外線が気になる人は、UVカット機能が高いものを選びましょう。
ツーリングキャンプの楽しみ方と注意点
ツーリングキャンプは、バイクや自転車で出かけるため、車よりも道中のプロセスを楽しめるのが魅力です。キャンプだけが目的ではないので、事前に調べておいた絶景ポイントや観光地に立ち寄ってみましょう。
また、その地域ならではの料理を味わうのも、旅の楽しみですよね。道の駅などで、名産品や新鮮な野菜、魚介類を購入し、キャンプ地で料理を楽しむのもよいでしょう。
ツーリングキャンプは楽しい反面、慣れないうちはキャンプ道具を積んだ状態で運転すると体力を消耗してしまいます。
出かける前にはプランニングを怠らず、ルート・寄りたい場所・目的地への移動時間・当日の天気を把握しておくことをおすすめします。
ツーリングキャンプの関連情報
ツーリングキャンプに出かける際は、ソロサイトがあるキャンプ場や、バイク用に安い料金設定がされているキャンプ場を選びましょう。ファミリー向けのサイトしかないキャンプ場は、宿泊料金が割高になりがちです。
また、サイト内にバイクで乗り入れできるかどうかは重要なポイント。駐車場がサイトから離れていると、荷物の運搬によけいな体力を消耗してしまいます。事前にキャンプ場のホームページなどで確認しておきましょう。
売店の商品やレンタル品が充実しているキャンプ場も、ツーリングキャンプに向いています。うっかり荷物を忘れてしまってもすぐに購入できるのが魅力です。
ときにはグランピングや手ぶらキャンプのサイトを利用するのもよいでしょう。グランピングの施設であれば、テント設営の手間を省き、体力を温存してゆったりと過ごせます。
大量の荷物を持ち運ばなくても済むため、身軽にツーリングが楽しめますよ。
関連記事:自転車でツーリングキャンプ!テント選びのポイントとおすすめ10選
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。